| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット

作者:紡ぐ風
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第7話「CHRONICLE FAKEの真実」

「ついに上級バグスターとの戦いだが、ときめきクライシスのラヴリカには俺達の切り札は通用しない。」
「それじゃ、どうすんのよ?」
「助六、落ち着け。目には目を。恋愛ゲームには恋愛ゲームを、だ。」
プロットは助六にトゥルーアドベンチャーを見せる。
「どうするの?」
「まあ、見てろって。クエスト開始、変身!」
《ガ セット ロード…レベルアップ!♪~》
プロットはフロンティアゲーマーに変身し、ラヴリカのいるクエスト、『青春スイッチ、オン』をセレクトし、ゲームエリアに入り込む。

「あなたですか、我が社の商品を違法に改造してプレイする悪質ユーザーはっ!?」
仮面ライダープロットの前に、ラヴリカバグスターの人間態で幻夢コーポレーションの現社長、天ヶ崎恋が現れる。
「それを言う前に、バグスターウイルスが内包してある衛生省の認可が下りない不正ゲームを違法に販売している御社にも問題があるかと。」
「あなたも嫌味な方ですねぇ。それじゃ、僕も容赦しないよ。培養!」
《レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム…ザ バグスター!》
天ヶ崎はラヴリカの姿になり、
「おいで、愛しのハニー達!」
取り巻きのラヴリーガールズを呼び出す。
「こっちも行くぞ。ネクストステップ!」
《トゥルー アドベンチャー…》
《ガ セット ロールアウト…ガ セット ロード レベルアップ!♪true adventure!》
フロップはどこか上の空のような声で起動し、仮面ライダープロットはアドベンチャーゲーマーに変身する。
「恋愛シミュレーションと恋愛アドベンチャー、どちらが強いか決着を着けてあげましょう!」
ラヴリカは仮面ライダープロットに向かって突き進んでゆき、花を纏わせたビンタを仮面ライダープロットに放ち、ライダーゲージの四分の一が減少する。
「その程度か?」
仮面ライダープロットは選択肢をトゥルーセレクトで取得する。
《暗黒》
しかし、出てきたエナジーアイテムは自身の周囲を靄で見えなくする暗黒であった。
「馬鹿だねぇ、そんなハズレのエナジーアイテムを取るなんて!」
ラヴリカは笑うが次の瞬間、ラヴリカの視界は暗黒の効果で遮られる。
「何が!一体何がどうなって!」
ラヴリカは突然の事態にパニックを起こしてがむしゃらに攻撃する。
「そこだね!」
ラヴリカはHitモーションを確認してそこを重点的に攻撃するが、靄が晴れたとき、ラヴリカは驚いた。何故なら、そこにいたのは仮面ライダープロットではなくラヴリーガールズ達であったからだ。ラヴリーガールズに暴力を振るったことでラヴリカの好感度は急下落してしまう。
「君、一体何をした!」
「今俺がプレイしているルートは特殊で、俺が取得するエナジーアイテムは全てお前に発揮されるんだ。だから…」
仮面ライダープロットは更にエナジーアイテムを取得する。
《混乱》
「これを使うと、どうなるかなぁ?」
エナジーアイテムはラヴリカに付与される。
「メス供など必要あるもんか!ええいっ、どこかに!どこかに僕好みの可愛らしい男の娘はいないのか!」
ラヴリカの言葉にラヴリーガールズ達の好感度は最底辺を下回り、ラヴリーガールズは消えていってしまう。そしてラヴリカは目を醒ます。
「あれ?ラヴリーガールズ!どこに行ったの!?みんな!」
「このタイミングを狙っていた!」
ラヴリーガールズのサポートを失ったことでラヴリカに攻撃が通るようになり仮面ライダープロットはラヴリカに攻撃を仕掛ける。
「なんて暴力的なんだ君は!」
「世の中には、暴力的な恋愛系ゲームがいくつあると思っているんだ!」
《ガ セット ロード…キメワザ!トゥルーアドベンチャー…クリティカルフィニッシュ!》
仮面ライダープロットは必殺技を発動し、その手に刃物が現れてラヴリカに馬乗りになる。
「俺にノーマルエンド、お前にはデッドエンドだ。」
仮面ライダープロットは刃物でラヴリカを何度も突き刺し、ラヴリカは花弁を散らしながら撃破される。
《ノーマルエンド エンドロール》
仮面ライダープロットは変身を解除し、オフィスに戻る。
「それにしても、混乱していたラヴリカは凄まじかったな。」
「ああ、だがラヴリカは一つ失敗したことがある。腐女子をメンバーに入れていれば、話も変わっていただろう。奴は自分の能力に胡座をかいていたんだ。それより、そろそろログインするか。」
プロットはスマホを取り出しアプリを起動する。

数日後、ニコもプロットと同じアプリを起動していた。
「ニコちゃん、何をしているの?」
「はあ?知らないの?最近有名なソシャゲ、《DIRTYNES REBIRTH》だよ!」
永夢がニコと話していると、
「大変、グラファイトとパラドが現れたって!」
明日那から連絡が入る。
「分かりました。すぐ行きましょう。」
明日那の言葉を聞き、永夢達は出現地点に向かう。

「弱い!初級もクリア出来ていないお前達が、レベル99の俺に敵うと思ったか!」
グラファイトバグスターの攻撃でライドプレイヤーは撃破されてゆく。
「そこまでだ、グラファイト!パラド!」
そこに永夢達が現れる。
「グラファイト、てめえの相手はこの俺だ!」
大我がグラファイトに叫ぶと、
「いいえ、俺が相手です、花家先生。」
プロットが現れる。
「卓弥さん!」
「ラヴリカをよくもやってくれたな!」
永夢とパラドは反応するが、
「グラファイト、自分から出向いてくれて助かった。おかげですぐに倒せる。」
プロットは無視してグラファイトに話す。
「レベル99の俺に本気で挑むのか!」
「ああ。こちらも完成したからな。決戦用ドーズフロップが!」
《DIRTYNES REBIRTH!》
プロットはダーティネスリバースを起動させる。
「何であんたがそのゲームのデータを持ってんのよ!」
「配信会社を見てみろ。」
ニコの言葉にプロットは返し、ニコが利用規約を読むと、下にはしっかりと『配信会社 バグスターウイルス研究所』と書かれていた。
「そういうことだ。いくぞ。変身、ログイン!」
《ガ セット ロード レベルマックス!》
プロットは仮面ライダープロット ソーシャルゲーマー レベルマックスに変身する。
「レベルマックス?レベルは99か!」
グラファイトは驚くが、
「違うな。マックスというレベルだ!おっと、今日のログインボーナスは回復か。なかなかいいエナジーアイテムだ。」
仮面ライダープロットは大剣型の武器、クロノスフェイタルプレートを持ちグラファイトに挑む。
「僕達はパラドを倒しましょう。」
永夢達はパラドクスに挑む。
「レベルマックスなだけのことはあるな!だが、あまい!」
グラファイトは素早い斬擊で仮面ライダープロットを攻撃する。
「やるな。」
《回復》
仮面ライダープロットはエナジーアイテムで回復する。
「それじゃ、無料ガチャでも回すか。」
仮面ライダープロットはエナジーアイテムのシンボルに触れる。
《マッスル化 硬質化 硬質化 高速化 マッスル化 ジャンプ力強化 挑発 マッスル化 高速化 回復》
10個のエナジーアイテムが仮面ライダープロットに付与され、目にも止まらぬ速さで動き、凄まじい攻撃をグラファイトに浴びせ、
「変な能力がない戦闘特化のグラファイトの方がやりやすいな。」
《ガ セット ロード キメワザ!DIRTYNES REBIRTH!クリティカルフィニッシュ!》
仮面ライダープロットは凄まじい斬擊をグラファイトに放ち、グラファイトを撃破する。
《ステージクリア!》
仮面ライダープロットはグラファイトのガシャットロフィーを入手する。
「後はパラドクスだけか。」
プロットが呟いていると、
「残念だが、君の冒険はこれで終わりだ。」
クロノスが現れる。
「ついに現れたか。クロノス!」
「仮面ライダークロニクルを違法に改造した君は、社長である私の手で絶版にする!」
「それはどうかな!」
プロットはバグルドライバーを装着する。
「何!何故バグルドライバーを!」
黎斗が驚くと、
「悪い黎斗。お前のパソにちょっとハッキングしてパクらせていただいた。」
プロットは答え、ポケットからクロニクルフェイクを取り出す。
《クロニクルフェイク…》
「変身!」
《ガシャット…》
プロットはクロニクルフェイクをバグルドライバーにセットする。
《バグルアップ!未来守れライダー(ジェノサイド!)掴めクロニクル!今こそ時は…(ウォ~)極まれり…》
プロットは紫のクロノス、仮面ライダークロノスアインスに変身する。
「いくぞ、クロノス!」
クロノスアインスは地面からクロノスフェイタルプレートを出現させてクロノスに挑む。
「これならどうかな?」
《ポーズ…》
クロノスは自身以外を止めるポーズを発揮するが、
「クロノスである俺に通用しない!」
クロノスアインスは迷わずクロノスを攻撃し、
「ソルティスマッシュ!」
追撃する。
「何!」
「シビレール!」
クロノスが立ち上がるのに合わせてクロノスアインスは雷撃魔法を放つ。
「おのれ、麻痺状態か!」
「くらえ!激怒龍牙!」
動けないクロノスにクロノスアインスはグラファイトの技を放つ。
「何故だ!何故貴様がバグスターの技を!」
「このクロノスアインスは改造コードの仮面ライダー。クロノスにゲムデウスのデータをかぶせただけだ!」
「だったら、これでもくらえ!」
クロノスはバグスターウイルスをクロノスアインスに放つが、
「ウイルス対策が施されている俺に利くものか!」
《CRITICAL END!》
「シビレール!剣技、黒龍剣!」
クロノスアインスは再びクロノスに麻痺をかけてダークグラファイトの必殺技で攻撃する。
「まだまだ!やられるものか!」
クロノスは立ち上がる。
「それなら、こっちも殺す覚悟で行く!」
《CRITICAL DEAD!》
「いくぞ!秘奥義、紅蓮爆龍連斬!」
クロノスアインスはクロノスフェイタルプレートを縦、横、斜めの三段に振り、紅蓮の龍が三体、クロノスに食らいつき、クロノスの変身は解除される。
「おのれ…トゥルーアドベンチャーさえ、トゥルーアドベンチャーさえいなければ!」
正宗は諦めずクロノスアインスにバグスターウイルスを放つ。
「言ったはずだ。俺には通用しないと。」
「それは君自身の話。君の持つゲームはどうかな?」
「なっ!まさか!」
「君のゲーム全てにバグスターウイルスを仕込んだ。さて、どうなるかな?」
正宗はそう言い残して去る。
《リスタート…》
ドーズフロップで培養されたバグスターウイルスはクロノスアインスに侵食する。
「グッ!ゥグッ!グァァァ!」
《ガッシューン…》
クロノスアインスの変身は強制解除され、プロットはバグスターウイルスに感染する。
「卓弥さん!」
永夢が近づこうとした瞬間、プロットの体から七体のバグスターが現れる。
「へえ、あんたが私の創造者なの?」
「シャノン…」
「楽しい宴が始まりそうだね。」
「ブラディア伯爵…」
「裁いてやろう。全人類は死罪だ。」
「メントル…」
「くだらん。何をはしゃいでいるのやら。」
「ミスタージョーカー…それに三壊竜デルタドロス…」
「我は漸く復活出来た!今こそ、進行の時!」
「ダーティネス…」
プロットのゲームキャラがバグスターとなりプロットを蝕む。
go to next game.

次回、仮面ライダープロット!
プロットを蝕むバグスター。攻略の鍵は信頼、そしてレベル(クエスチョン)。次回、『対なるDoctor』 
 

 
後書き
設定紹介
仮面ライダープロット ソーシャルゲーマー
キック力:105t
パンチ力:103t
ゲームジャンル:ソーシャルゲーム
プロット達が開発したソーシャルゲーム『DIRTYNES REBIRTH』で変身するプロットの最強形態。エナジーアイテムのシンボルは無料ガチャで10個のエナジーアイテムが同時に発揮される。また、その日の初変身に合わせてエナジーアイテムがひとつプレゼントされる。ソーシャルゲームと言えば課金。当然このフォームにも課金システムがあり…

仮面ライダークロノスアインス
キック力:150t
パンチ力:130t
ジャンプ力:一跳び60m
100mを0.2秒で走る
ゲームジャンル:改造コード(厳密にはゲームソフトとは異なるが、現在でも一部家電量販店で販売されているため、暫定的に設定)
プロットがバグルドライバーにクロニクルフェイクガシャットをセットして変身する改造コードの仮面ライダー。ゲムデウスのデータを上にかぶせているためバグスターの技が使用出来、その威力は20倍にパワーアップしている。クロノスとの見た目の違いはスカートが無い代わりに飛翔ユニット『クロノスヘルウィング』が搭載されている他に、武器としてクロノスフェイタルプレートが設定されている。また、通常のクロノスはメタリックグリーンがパーソナルカラーであるのに対してクロノスアインスはメタリックパープルとメタリックバイオレットがパーソナルカラーとなっている。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧