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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
3章 葛藤
  すれ違い

 当たり前だが今日の練習は中止、待機となった。
綾はというとあそこで倒れて医務室にティアナと一緒に運ばれた。

 なのはとヴィータはシミュレーション場所の建物で準備をしていた。

「ヴィータちゃん」

「なんだ?」

「綾ちゃんってさ、馬鹿だよね」

「そりゃひどくねえか」

「バカだよ。だって私の事、綾ちゃんの実力なら倒すこともできたのに、やったのは、結局アドバイスだよ? こうすればよかったのにっていう」

 まぁわかる。言葉は物騒で切れていたけれど身を切ったアドバイスだってもう少しやりようあるだろうに

「これじゃあ私、完全に悪者だよ。綾ちゃんを・・・。私・・・最低だよ」

 なのはが泣いている後姿だが、ヴィータは聞いてやることしか出来なかった。

「痛いの。心が・・・・・・凄く。綾ちゃんの心を護るねって約束したのに私は・・・」

 肩が震えてる。教導官とか、エース・オブ・エースとか、言われているこいつが、こんな弱弱しいこいつを見るのは初めてだ。

「私、あの時綾ちゃんの事知ろうとしなかった。綾ちゃんがどうしてティアナをかばったのか、あんなこと言い出したのか。
最初はティーダさんの義理かなとも思ったの?
あんなことを言い出しても分かろうともしなかった。
だから、恋人じゃないって・・・殺してやるとまで言われた」

「・・・なのは」

「それでね。あぁ私、ティアナにも同じ事をした」

どうやら、アタシの言葉はあんま意味がないらしい、なのはの言葉は、止まらなかった。

「本当は見てて危なっかしくて・・・ただ放っておけなかっただけなのに。
私にだって、振り返れば落ち度はいくらでもあったのに」

 その言葉を、アタシは黙って聞く事しか出来なかった。
落ち度で言えばあたいらも同じだ。
ティアナの事は危惧していたのに結局は静観を決めたんだから、
もっと出来る要素はあったんじゃないかと今更ながら思う。
あいつらが規律やらであたいらの教導計画を無視して勝手に暴走したと言えばそれまでだが、
あたいらはてめえの不出来を棚に上げてそんなことを言う権利はねえ
それは恥知らずなことだろう。

「なのに、ティアナの叫びを聞かずに隊長風吹かしてティアナを力だけで踏みにじった。あんなに助けを求めていたのに」

「それなのに私、それを棚に上げて、ズルく隊長面して、力を振りかざして、ティアナを踏みつけただけだった。あんなに必死に訴えてくれたのに」

「なのは、ティアナが目覚ましたら、ちゃんと話せ」

「え?」

「反省することは良いことだ、でもよまずはティアナと話してからだよな」

 このまま放置して時間が解決って線もあるが不信感のあるひとから教えを受けても見にならないし、どちらにとっても不利益にしかならねえ
まずは、相互理解のため話し合いだな
24時間勤務だから、何時事件が起こるかわかったもんじゃない。
こんな状態でガジェットの襲撃とかあったら、絶対に揉める。

「うん、そうするよ。ヴィータちゃん、ありがと」

「おうって頭を撫でるんじゃねえ」

「にゃはは、感謝のつもりなんだけど」

「そんな感謝なんて要らねえよ」

「う、うん」

「あと、綾の言った事は気にするな」

「でも・・・」

 アタイと綾は関係がよく似てると思う
恋愛じゃなくあの時なのはを守ってやれなかったから何となくわかる

「アイツは、あの時のお前を殺すまで言ってたが、お前本人は否定してなかったと思うぞ」

くそ恐ろしいことにティアナの事はガン無視
どこまでなのは中心なんだあいつは
ただあいつの目標はなのはだけで、あいつから見てなのはの魔法の意味が違ってたからそれだけであの騒ぎを起こしただけだ

「うん」

「でもよぉ、あいつは局員じゃなく俺の恋人は「高町 なのは」だって言ってたよな」

 あいつこれだけは言いたかっただけかも権力や立場のなのはじゃなく、なのははなのはだって
めっちゃ不器用だろうが、自分以外の事は器用にする癖になんで自分の事になると自分を傷つけようとするんだあいつは

「だからよぉ、局員だろうがどこにいてもあいつが知っている高町なのははきちんとここにいるって顕在すれば問題なしだろうが、」

「うん、分かった。ヴィータちゃん・・・・・・ありがと」

 なんであたいがフォローしてんだろうな。
綾この貸しは高えからな
まったくよぉ

アラームの音が鳴り響く

「なのは」

「うん、いこうヴィータちゃん」

その頃少し時は戻って綾たちは

「・・・・・・ん」

「大丈夫かしら」

「あぁシャマルか。どれくらい眠ってた」

「はい」

 俺は着替えとティアを渡してもらってティアの表示を見てみたら19時を回ってた。

「そんなに寝てたのか」

「なのはちゃんの砲撃をなんの防御もやらずに食らうからと過労からね」

「そっか。ティアナは」

「お隣で眠ってるわ」

「一応聞くが退院しても」

「大丈夫よ。無駄だと思うけれど、安静となのはちゃん・・・」

「前半は了解。お医者さん怒らせると怖いから・・・

「フィリス先生は素敵な先生よ」

「確か、シャマルはフィリス先生の教習受けたんだっけ」

「ええ、後半の事は?」

「それこそ俺となのはの問題だ、なるようにしかならん。それとティアナの事はよろしくね」

 俺は軽口を言いながらなのは達の部屋ではなく俺自身の部屋に入った。
帰った瞬間に通信が入ったのでそれに出ると

「やってくれたな自分」

「あぁわが愛すべき部隊の長、八神課長いかがしました?」

「それ次言ったらぶん殴るからなぁ」

「ジョークはここまででどうしたの?」

「綾ちゃんが起きたって聞いたから綾ちゃんサイドの話を聞こうと思ってなぁ」

「大変だね」

「そう思うのなら問題起こさんといてぇな」

「善処する。映像を送ったからそれを見て説明するよ」

「了解や」

 それを見終わったの時

「フォワード所属スターズ分隊04及びウイザード01綾」

 俺も軽口をたたく時ではなくきちんと直立してはやての方に向きを整える。

「高町教導官は教導チーフであり、責任者や、それをいかなることがあろうと邪魔をしてあまつさえ、後の隊員の教導の邪魔をしてしまった現実は無い事にはできん。それに自分の立場を隠す任務がありながらそれをバラしたことは任務放棄でもある」

 俺が公私混同するなと言った建前上そうだよな

「はい」

「今月から3か月間10%カットな」

「はい?首とかじゃなく」

「そうや、不満か」

「あ・・・いえ、てっきりね」

「友人としてな、ありがとうさんとお疲れさん」

「どういたしまして、身内で固めた被害だぞこれは」

「そうやなぁ、これは想定外や」

「少しだけ見させてもらったけれど、フラットなの表面上だけでがちがちの上と下の壁がありすぎる」

「・・・」

「コミュニケーション不足で起きたことじゃんこれ、あとどれだけなのはに甘いわけ、これはあの時の事件の時もそうだけど」

「そうやなぁ、あの時手を出さなかったのって」

「今いる人、私とはやてだけ」

「やなぁ」

「一つだけカードを切るわ」

「なんや」

「本当は本人の口から言ってもいいのだけど、教導の意味合いを見せようかなって」

「本人に許可とらなぁ」

「私あそこまでやっちゃったから今更一個増えても大丈夫だよ」

「綾・・・ちゃんでも、大丈夫や」

「ありがとう。今日も遅いから明日の朝でいいかな」

「そうやな」

 赤いランプと緊急ブザーが部屋全体に鳴り響いた。

「一応待機しといてぇな」

「了解。何かあったら言って出るから」

「了解や」

 せっかくいるんだし行ってらっしゃいぐらい言いに行ってくるかと思ってヘリポートに行ったら、ティアナがまた問題を起こしていた。
ティアナが殴られる瞬間俺は間に入りシグナムに殴られた。

「南條・・・」

 戸惑っているなのはの方を見てから

「ヴァイスもう出れるの?」

「なのはさん達が乗ってくれたら何時でも大丈夫です」

「了解、敵さんのおもちゃは止まってくれない、フェイト、高町両隊長。すぐに切り替え出撃しないと被害が大きくなる。ここは任せてすぐに行って、ヴィータそっちの方は」

「あぁ任せておけ」

「ん」

「ティアナ、帰ってきたら…」

「なのは危ないって」

 なのは達はヘリの出入り口で話しているか、危ないなぁと思い

「シグナム隊長いい加減体罰言語はやめていただけないか」

「きちんと手加減は」

「お前は言葉がはなせないガキなの?」

「そう言うお前は」

「そう言う考えならこちらも考えがあるし、力で反発すれば大きな力で粉砕されることを覚えておけ」

「なにを」

 俺はすぐに踏み込み覇王拳でボディに入れる

「1発は1発だ」

「き・きさま」

「起き上るのは無理だって、それまともに受けたら、お前も言ってわからんみたいだから殴った。ティアナにしようとしたことだから文句はないよな」

「ぐっ・・・だが」

「その前に貴様ら、まぁいいシャーリー」

「は~い」

「お願いしたこと今できる」

「いいんですか?」

「俺が許す。」

「皆さん指示するところに来てください」

 俺は歩きながらはやてに連絡

「はやて」

「なんやあまり聞き等ないけれど」

「ティアナとなのはが言い争い?風になってシグナムが鉄拳制裁したので俺が止めてシグナム殴り返したから、安心して最初に殴られたの私だから1発は1発だよね」

「安心できるか~」

「さっき言った事を伝えるからね。もうこいつらダメダメ。実力あろうか言葉使わないんだもん。第三者入らないともっとすごい事になるって」

「そっちは了解や。二人とも始末書増やしてあげるなぁ」

「拒否りたいけれど、了解」 
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