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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
3章 夏休み
  結婚式

 夏休みも8月に入ったころお目出度いイベントが始まった。
そのイベントでは俺自身ホテルに来ている。
それは結婚式だ。。
もちろん俺たちのって言いたいところだがそうではなくて、まだそういう関係じゃないし、女の子同士だからそんなわけないな。

何時もならパスなんだが5年以来一応お世話になっているクロノとエイミィさんの結婚式だから出席しに来た。

 何故パスと言ったら藍色のワンピースなんていう物を着ている。
当たり前だが人生初体験
すごく恥ずかしい。

 俺は花嫁の扉まで来てノックをする
中からどうぞという声を聴いたので中に入った。

「お邪魔します」

「来てくれたんだ綾ちゃん」

「う、うんどうして?」

「なんとなくこういう席苦手だと思って?」

「エイミィさんにはお世話になっているしね」

「話に来たのマナー違反だったかな」

「綾ちゃんでも気にするんだね」

「実はこういうのあまりわからなくて」

「綾ちゃんってば可愛いよね」

「私ですか?なのはやこれから義妹になる子の方が可愛いですって」

「そういう事にしておこうっか」

「結婚おめでとうございます実は」

「帰るっていう選択はないよね」

「最初はそう思ってました。この格好恥ずかしいし」

「似合ってるよ。」

「ありがとうございます。式楽しみにさせてもらいますね」

「うん」

 俺はそれだけを言って部屋を出た。
前から知り合いの男性の美容師さんが歩いてきた

「あれ、杉本さん今日はよろしくお願いします?」

「あら綾ちゃん呼んでくれてありがとうね」


「こちらこそお店も忙しいのに来ていただいてうれしいです」
「大丈夫よ。優秀なスタッフもいるからね」

「ありがとうございます。いつもお世話になっているお姉さんなの。お姫様みたいにしてあげてね」

「まかせておきなさい」

「楽しみにしてます」

 おかま口調のお兄さんなんだけど、20代で美容室のオーナーさん。
お母さんに連れてもらったんだけど、ここの夫婦喧嘩は漫才だと思う。
途中なのは達に会ったり、久しぶりに会った人たちもかなりいた。
ウエディングドレスは杉本さんと同じく俺のお母さんが自分のウエディングドレスを作ってくれたお店でお願いした。
このお店はオーダーメイトもしてくれて本当にお客さんの事を思って作ってくれる職人だ。

 いつも見ているエイミィさんと違ってすごくきれいだった。
エイミィさん自身素材はいいんだけど、服自身もエイミィさんを輝かせているから驚き。
流石杉本さんと有坂さん達だ
有坂さんと言うのはこのドレスを作ってくれたオーナーさんだ。

 友人のスピーチは驚き
美由希さんが友人代表だったのはビックリ
クロノの友人代表はヴェロッサ・アコースさんだからこちらもビックリ
だってここは管理外なのにこちらに来たって珍しい
ヴェロッサさんはロッサと言われて本局査察官でもある。
守護騎士たちと同じく古代ベルガの使い手

 俺の幼馴染達はみんな目がキラキラしていた。
やはりウエディングドレスは憧れみたいだ。
有坂さんたちの作ったドレスと
ヘアデザインをした杉本さんのコラボ技術で
エイミィさんの美しさを引き出していた。

 最後のブーケトス俺は参加をしなかった。
勝利者は義妹になるフェイトが受け取った。

 俺はこんなにめでたい席なのに少しだけ、ここにいたくない気持ちになったのでここいらで退散させてもらった。
でも退散する前に

≪本当におめでとうございます。クロノなら悲しませることがないと思いますのでお幸せに≫

≪綾ちゃん二次会は?≫

≪ごめんなさい急なお仕事が入ったので、一応社長業しているからでは≫

 そういって俺は外に出た。
気持ちが黒くなった理由は多分このまま付き合ったとしてなのはにあの純白のドレスを着てみんなに祝福されるのかとか勝手に思ってしまった。
夜なのはから通信があった。

「もぅ綾ちゃん途中で帰ったでしょ」

「エイミィさんには伝えたよ」

「一方的にね。エイミィさん綾ちゃんらしいって言ってたけど」

「どうしたの?」

「なんで帰ったのかなと思って?」

「結婚式なんて吉日だからクラナガンに行って物件探してた」

「う~それって今日やらないといけないことなの?」

「でも思い立ったら吉日っていうから」

「はぁ~」

「せっかく幸せな結婚式だったのにため息吐くと幸せ逃げるよ?」

「もぅ何年の付き合いだと思ってるの」

「5年だったっけ」

「私も着るよそして綾ちゃんもね」

「?」

「ネガティブすぎだよ。私の事幸せにしてくれるんじゃないの?」

「でも・・・」

「私の恋人さんは自分の事になると弱いんだから」

「急には直せません」

「今本当にどこにいるの」

「クラナガンの私のビルだよ」

「本当に行ってたんだ」

「綾ちゃんいろいろしてくれたよね」

「帰ったのは私の都合でしょ。プレゼントは楽しんでもらえた」
 
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