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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
3章 夏休み突入
  綾、なのは、フェイト

 夏休みが始まってすぐに俺は翠屋に来ていた。
女になって良かったことは、甘いものを食べに行くときでも一人で行けること。
昔は男一人だとね・・・
今はスイーツ男子とか言うのがあるからそこまでじゃないのかもしれない
恋人同士なら有りだけど、なかなかね。
一応翠屋は喫茶店だけど女性のお客様が多い。
この町には女性しかいないかと言うぐらい女性客が多い
そう言えばとらハでも男性のお客って見たことないかも

 俺はいつも座っている奥の席で、コーヒーとシューを食べて満喫していたら前の席に二人座った。

「綾どういうこと」

 金髪のもうすっかり女性らしいプロモーションの女性フェイトがいきなりそう言ってきたけれど俺はシューを堪能して取りあえずスルー

「もぅフェイトちゃん。それじゃぁわからないって」

栗色の髪で愛嬌のある女の子。この店の愛娘なのは

「はぁ~くだらないようだったら、アンセムでフェイトの身体を沢山貫いてあげる。嫌ならかわすこと」

「綾あれって自動命中だよね。かわせないよね、対象物を当てるしか」

「私の至福の時間を邪魔するのはなんで?万死に値するよ」

「去年私達とあっちに来るって言ってたのにどんなどんな心変わり?」

「魔法で私より強い人いないしね。こっちだったら沢山いるしね。魔力ランクもそうだよね。フェイトは別として、なのはやはやてこっちの世界の住人でしょ。ほらこっちの方が魔力ランクが高い人まだいるかもしれないし」

 俺は桃子さんのシューを一つ口にいれた。甘ったるくなく、それでいてしっかりと甘味のある。甘美の芸術だね

「俺の本心知りたかったら・・・・いいじゃん。話変わるけど、私数日こっちにいないから」

「綾、ミッドの方に行くの」

「私基本嘱託だけど仕事いれてないしね」

「えっと、綾ちゃん・・・風都?」

 自分の気持ちを知ってからか、最近はすこしなのはと距離をおくようにしていた。

「ん」

「そっか・・・」

「おかしいよ、綾もなのはも修学旅行から」

「私は・・・」

「フェイトの気のせいじゃない」

 俺は食べ終わり席をはずした。

「桃子さんごちそうさま」

「いつもありがとう。綾ちゃんなにか悩んでいるなら話だけでも聞くわよ」

「そんなにわかります。ん~その時が来たら、言わないといけないと思います。それまで待ってください」

「うん。じゃあね」

「はい」

 俺はそのまま翠屋を出て家路に帰った。

「綾ちゃん私のこと嫌いなのかな」

「そんなわけないよなのは。それだけは言える」

 フェイトにとって綾は越えられない壁でもあり、なのはにたいするライバルだとも思っている。
親友に順位は必要ないかもしれないけれど、
なのはの一番の親友は私だと思っていたい気持ちはある。
綾となのはの関係はフェイト自身越えられないなにかがあることがわかってる。
てっきり数年前の喧嘩?の時に告白したのではないかと思ったぐらいだった。

「綾ちゃんの考えてることは分かりにくいけれど、ここ最近は全然わからないんだよね。まぁ意地っ張りで泣き虫さんだけど」

「え、綾って人前で泣くことあるの?」

「うん結構あるよ」

「私達も来週からミッドだったっけ?」

「たしかなのはは教導官の見学だった?」

「そう、結構楽しみ」

 なのはは笑顔が一番似合う
それからフェイトとなのはも帰路の途中でフェイトは綾の家に向かった。
家の前でうろうろしていたら声をかけられた。
当然と言えば当然家の前をうろうろしてたらただの不審者でしかない。
声をかけてきたのは150ちょっとの女性
すごい愛くるしい顔で一瞬で虜になってしまう可愛らしい人だった。

「フェイトちゃん久しぶり、綾ちゃんに会いに来たの」

「あ、栞さんお久しぶりです、ちょっと綾に用事があったんだけど」

「もぅ、遠慮なんかないのに、入って」

「はい」

「綾ちゃ~んお友だち来てるよ」

「フェイトでしょ上がってきて」

「あら、また勘が鋭くなって、誰ともいってないのにね」

「はは・・・」

 気配読んだんだ絶対にとフェイトは思った。だったら外でうろうろしていた時に呼んでくれてもいいのに

「30分近く家の前をうろうろしていた変質者のフェイトさんいらっしゃい」

「意地悪だよ綾」

「どうしたの?改まって」

「綾が真剣に決めたことならあまり言わないけれど、なのは不安がってたよ」

「そっか、実際、私って何でもできることない」

「なに綾自慢話?」

「色々なところからスカウトが来てるの表も裏も」

「はい?」

「ミッドでしょ、サッカー、格闘技、警棒隊、高校、ハワード財団一杯来てい
るんだよね」

「え?」

「フェイト達はさ、ミッド一本だったでしょ」

「うん、なのはは夢のため、はやては家族のため、私は夢と家族がミッドだしね」

「私はさ沢山やって来たんだよねこの数年、今年の冬サッカーで優勝しているし、警棒隊で訓練受けてたり、学業も頑張ってたりね。去年もさ、フェイト達が輝いているからそれを知りたいって言ったけどやる気がなかったら周囲に迷惑かけるでしょ、
私上下関係苦手だし、軍隊ってさ上の命令は聞かないといけない苦手なんだよね
私のミッドの字って知っている」

「うん、知っている「破壊者」だよね」

「目標を破壊は当然だけど、納得がいかなければ上司でもぶっとばして病院行きだから破壊者。考えたらさ、絶対に迷惑かけるの目に見えてるしね。まだもうすこし親たちと一緒にいたい気持ちもあるから、それが答えで良いかな

 フェイトは気づいていた。
自分の答えを答えてくれていないこと、なのはのことは今の会話で全然出てきていない。
これを聞く権利はフェイト自身ないことは知っていた。
これを聞く権利は数年前のバトルの覇者しかないことを
私達は気絶はしていたけれど話している内容はかすがだけど聞こえていた。
全員で話した結果
あれはどう考えても告白にしか聞こえなかったと
フェイト自身なのはのことも綾のこともしっかりと見ていた。
P・T事件の時死ぬ寸前まで関わってくれたこと
闇の書の事件でもとことんまで付き合ってくれたこと
強さと危ない感じが同居している人で自分自身のことをあまり語らない人
それでいていついなくなっても仕方ない雰囲気を持っている
フェイトが綾に向けた人物評価だった。

「そうだ綾」

「ん」

「私たち来週からミッドにはいるから」

「了解」

「はぁ~仕方ないかな、明日なのは借りるわ」

「なのは・・・私のものじゃ」

《なのは聞こえる》

《どうしたの・・・綾ちゃん》

《今フェイトが来てて来週からミッドに行くの?》

《うん》

《明日さ、時間空いてる》

《空いてるよ》

《デートしませんか》

《はい?》

《行きたくなければいいよ》

《どこに行くの?》

《風都まで》

《行ってもいいの?》

《ダメなら誘わないってば》

《なら行く》

「フェイト明日なのはとデートするから」

「はい?」

「これで私がなのはと恋人同士になってもしらないからね」

「綾、女の子同士だよ」

「知ってる?この世には同姓婚もあるんだよ」

「でも・・・でも」

「出掛けるのはそうだけど、なのはが私のことで落ち込んでるっていってたから、すこしだけ連れ出すだけ。たしか教導の話だよね。私のせいでパフォーマンス落としたら仕方がないから。それにしてもフェイトってかわいいよね」

「すぐにからかう」

「まだ明るいって行ってももう6時だから帰りなさい」

「すぐ年上ぶるよね」

「数ヵ月は年上ですから」

「おじゃましました。」

 ノリでデートの誘いをしてしまった。
明日はなのはとデートか
ノリは怖いな・・・ 
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