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和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する

作者:笠福京世
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第二部 北斗杯編(奈瀬明日美ENDルート)
  第42話 賭け碁

「「賭け碁!?」」「そうだ」

「未成年の賭博はよくない」(ボソッ)

「未成年以前にプロ棋士としてどうかと」

「まー、そんな堅いこというなよ。あくまでゲームだから」

「勝った方が負けたことの言うことでも聞くんですか?」

「罰ゲームでもするんですか?」

「うーん? おまえら目碁(めご)は知らないの?」「めご?」「目碁ですか?」

「目碁ですか」「知ってるのか塔矢!?」

「賭け碁の種類の一つで、普通の碁は半目でも勝てばよいゲームだけど――」

「目碁は1目差で何点と掛け金が決まっているから、多く勝てば勝つほどよいゲームになる」

「整地まで持っていくのがルールだから投了もなしな」「へー」

「普通は上手が置き碁でやる遊びだけど、オレたちはプロ同士、もちろん互先での勝負だ。
 まあ代表メンバーの強化も目的の一つだから、オレ以外の残りメンバーは代表メンバーと打つ際は二子置きのハンデで戦ってくれ」

「代表メンバー同士、残りメンバー同士は互先で……。
 代表メンバーと残りメンバーが打つときは二子置きですか?」

「そうそう。あ、オレとはもちろん全員が互先な」

「倉田さんと互先!?」「ホンマですか?」

「ん? せっかくの機会だから置き石は嫌だろ? 俺は代表メンバーじゃないし」

「たしかに」「チャンスだぜ」「あつぽんから有り金巻き上げるチャンス」(ボソッ)

「ま、次期タイトルホルダーに実力を試す機会だと思ってくれ。オレも手は抜かない」

「で、それで目差によって点数つけて順位も決める。
 もちろん下位には罰ゲームもあるし、上位にはご褒美もある」

「ご褒美は何?」

「昼メシのときに言ってた大将・副将・三将だな」「!?」

「進藤は韓国戦の大将やりたいんだろ? だったら勝って掴み取れ」

「奈瀬にしろ中国戦の三将っていう我がままくらいは順位次第で聞いてやれる」

「塔矢にしろ誰にせよ大将になりたければ実力を見せればいい。それだけだろ?」

「望むところです」「望むところよ」「やってやろうじゃん!」

「フフン。悪くないだろ?」(ドヤァ)

「あ、もちろん代表メンバー以外のご褒美と罰ゲームもありな」

「本番と同じ1時間半の持ち時間で8人で総当たりのリーグ戦をやる」

「おー」「すげーかも」「面白そう」「今夜と残り二日で7局ですか」

「ああ、今夜に1局で残りは1日3局ペースだ。
 北斗杯は初日のレセプションでくじ引きして組み合わせを決めるからな。
 初日に2戦、2日目に1戦と表彰式。
 例えばくじ引きの結果によっては――初日に日本×中国、韓国×日本と、本番で1日で2局打ったりする可能性あるしな」

「対局後の検討もやるから、その辺も含めて体力的な追い込みもかける」

「ま、ちゃんとメシも食べて、夜はしっかり眠るけどな」

「さらに目碁だと“もっともっと”という欲がでるからな。メンタルも鍛えられる」

「あ、そうか。たんに勝ち星の数を争うんじゃないんだ」「なるほど」

「そう。例え僅差で2回負けても、1回大差で勝てば±の差し引きで十分なプラスになるのがポイントな!」

「たしかに欲が出てしまいそうなルールだぜ」「ホンマやな」

「代表メンバーは二子置きだから無理して取り返さないといけない」

「フフフ。代表メンバーに負荷をかけて勝負勘と精神面を鍛えながらも……。
 さらにエンターテイメントの要素まで加えてしまうという……やっぱりオレって天才だな」

「自画自賛」(ボソッ)

「ってことで総当たり表も作って来たからくじ引きな!」「おーっ!」

「あ、そういえば寝るとこ用意しましたけど二人一部屋になりますが構いませんか?」

「お、サンキュ」「じゃ、オレは清治と」

「私は香川ちゃんとだね」「じゃあ、オレは塔矢?」

「となると……残ったボクは?」

「「越智は倉田さんと同じ部屋で」」

「がんばってね」(ボソッ)

「……え? これこそ賭け碁で決めるん内容じゃないの?」 
 

 
後書き
賭け碁という少年誌では採用されないであろうネタをやりたかった。これぞ二次創作の醍醐味? 
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