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IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。

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番外編
  七夕

 
前書き
今日は、七夕なので番外編にしてみました。 

 




日が沈み、東から昇った星が中天に輝くある日の事。
彼女は空を見上げていた。
その様子がとても綺麗でまるで豊穣の女神フラのように見えた。しばらくその様子を見つけていたが頬を撫でる風に気づき静かに



「クラウディア。良い加減寝ないと明日が辛いぞ。」

彼女は、ハッと気付いたように

「ありがとうございます。オスカー様。
でも、大丈夫です。」

そう言うと彼女は、また、空に視線を戻した。

何故か、消えて無くなりそうな気がした。
まるで、空に溶けてしまいそうで、彼女の身体を自分の身体で包み込み抱き締めた。どこにもいかないように。
彼女は、急に俺が、抱きしめた事にびっくりしながら、顔だけこちらに向けてふんわりと口もとに微笑を浮かべて

「どうかしましたか?オスカー様。」

と少し頬を赤らめながら聞かれる。
俺は、彼女の頭を撫でながら
何故か、本音が漏れた。

「クラウディアが、何処かへ行ってしまいそうに見えてしまった。
まるで、この星の海に消えて無くなりそうな気がした。」

そう言い、また彼女の身体を強く抱き締める
彼女が痛いと思わないが逃げられない強さで。

「私は、何処かへ行きませんし、消えて無くなりませんよ。
夢を叶えていないのに死んでたまりますか!
そうだ!オスカー様。今日は一年に一度だけ織姫と彦星が会える日なんですよね。」

と頬を染めてきらきらと眼を輝かしながら、言った。
そう言えば、士官学校で航路を勉強する時に習ったなと思いながら

「ああ、そう言えばそうだったな。この惑星から、では少し見にくいが。
先程から、星を見ていたのは、それが理由か?」

「ええ。織姫と彦星が逢えたら良いなと思いまして。
それに、とても綺麗ですから。
つい、ずっと見てしまうんですよね。
私なんて、ちっぽけな存在だと認識してついリラックスするのです。
そう言えば、オスカー様。
よく、知っていましたね。
結構、マイナーだと思っていたのですが。」

「クラウディアに喜んでもらう為に色々と調べてみた。
星が好きなら、今度、星間旅行にでも行くか?」

彼女は、慌てたように

「そんな、ご迷惑をかけたくないです。
それに、私は、こうやって二人で居られるなら
どこでも良いですよ?」

と恥ずかしそうに頬を赤らめながら言う。

俺は、赤くなった頬を見られないようにわざと
声を耳にかかるように。

「ああ。努力する。」


七夕の夜の出来事。
ありそうでない日常。
クラウディアは、頬をさらに赤く染め

「楽しみです。」

と言い彼に………。

 
 

 
後書き
えーと、どうでしょうか?
書いては、みたものの結構、難しいです。 
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