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特別号 密着取材!ひーちゃんの秘密に迫る

作者:ponde-ma-lion
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結末

 
【しばらく後】

 們天丸「し、死ぬかと思うたわ」

 火邑「情けねェ!こんな簡単に負けちまうなんてよォ!」

 京悟「何であれ負けは負けだ…約束通り持ってけドロボウ!」ヒュ

 龍斗<悩>パシ

『木刀』

 京悟「そいつはなァ俺がガキの頃から使ってた…」

 涼里「……それはうちで安売りしていた」

 京悟「…蕎麦代まで払ったら素寒貧になっちまったんだよォ!」

 龍斗<友>

 京悟「ひーちゃん…お前って奴ァ!」

 小鈴「言い出しっぺがそれって…」

 京悟「うるせえやい!」


 們天丸「わいからはこれや!」

『吉原細見』

 龍斗<悩>

 們天丸「今度一緒に行こうやないか!」

 京悟「また美冬に殴られるぞ」

 ピセル「美冬がどうかしましたか?」


 火邑「俺様の一番大切モンってェと義手なんだけどよォ」

 火邑「流石にコイツをくれてやるわけにはいかねェからでこっちで勘弁してくれ」

『火邑の着物』

 火邑「俺様のお気に入りだぜェ!」

 京悟「ありがた迷惑この上ねェな…」

 小鈴「やっすい木刀渡しといてよく言うよ」



 梅月「僕からはこれを」

『歌集』

 龍斗<友>

 梅月「僕が書いた歌集だ、良かったら読んで欲しい」

 們天丸「一番大事なモンが自分の歌集て寂しい奴やなァ」

 梅月「君が言えたことではないだろう」

 們天丸「なんやと!わいのお宝バカにすんなや!」

 梅月「君が先に言ったんじゃないか!」


 九桐「俺からは」

 澳継「かつらか?ぷぷッ」

 九桐「……これだ」

『篭手』

 龍斗<友>

 九桐「槍でもよかったんだがやはり師匠にはこれだと思ってな」

 澳継「なんか全員一番大事なモンって感じしねえのな」

 桔梗「水を差すんじゃないよ」


 奈涸「では龍君これを受け取ってくれ」

『鍵』

 涼里「―――――あ…」

 奈涸「店の鍵だ」

 奈涸「妹共々宜しく頼むよ」

 涼里「―――――――――………………」スッ


 小鈴「」

 藍「」

 小鈴「やられた!最初からこのつもりだったんだ!」

 小鈴「藍ィッ!こうなったら最終手段だッ!」

 藍「ど、どうすれば?」

 小鈴「ついて来て!」ダッ


 龍斗<悩>

 涼里「――――――あ、あの」

 涼里「暇なときにでも来て下さい。人手が有ると私も助かります」

 龍斗<喜>

 涼里「――ふふっ」


「ひーちゃん!」

 龍斗<振り返る>

 メイド服を着た小鈴「この服どうかなッ!似合ってる?」

 メイド服を着た藍「あ、あの…どうかしら?」

 龍斗<愛>

 小鈴「へへッやったね!」

 藍「ふふ、ありがとう龍斗」

 澳継「……」

 桔梗「おやおやハイカラな格好だねェ」

 ほのか「メイド服というんですよ」


 桔梗「…面白そうだちょいと悪戯してやるかね」

 桔梗「おッと手が滑った」バッ

 澳継「あッちィッ!」バシャッ

 澳継「何しやがるッ!」ガタッ

 桔梗「手が滑っちまったんだよ」

 澳継「思いっきりこっちに向けてやがったじゃねぇかッ!」

 桔梗「細かいことは良いじゃないのさ、それより早く着替えないと風邪ひくよ」

 澳継「細かくねえッ!それに俺はこのくらいで風邪なんか…へぶしッ」

 桔梗「美里、小鈴こいつにも着替え用意してやっておくれよ」

 小鈴「あッ!それならちょうど良い大きさのがあったヨ!」

 澳継「おい!俺を無視して話を進めんじゃ…へぶしッ」ブルブル

 藍「そのままじゃ本当に風邪をひいてしまうわ、今回は大人しく着替えましょう?」

 澳継「ぐ、くそ!覚えとけよッ!」


【しばらく後】


「おいッ!ふざけんな!何だこの格好ッ!」

 小鈴「うわー似合い過ぎてびっくりだよ」

 ドレスを着た澳継「冗談じゃねえ!もう濡れた着物でいいから返しやがれ!」

 龍斗<喜>

 澳継「笑ってんじゃねえッ!くそぉなんで俺がこんな目にッ…」

 桔梗「あっはっは!似合ってんじゃないか!」

 藍「あんまり笑ったら可哀そうよ、ふふ」

 龍斗<喜>スッ

 澳継「ぐッ…くそッ!もう二度と着ねえからな!」バクッ



 京悟「ふう」ズズ

 九桐「ほら」スッ

 京悟「ちきしょーッ!」ダッ


 ガラガラ ピシャッ


 九桐「やれやれ…」トントン「ちょいとお客さん?」

 九桐「む?」

 店主「今逃げたお客さんの分じゃ全然足りなかったんで代わりにお勘定してくれるかい?」ポン

 九桐「………蓬莱寺貴様ーーーーーー!!!」

 
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