| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生の名監督

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二幕その四

「間違った知識を広めている人が多い国だね」
「ううん、何かね」
「日本ってそうしたことする人多くない?」
「イギリスよりもね」
「そうした悪い人達が」
「他の国よりも」
 動物の皆も思うのでした。
「もの書いたりする人とかキャスターの人がそうだと」
「本当に騙される人多いよ」
「それで世の中大変なことになるんじゃ」
「騙された人が増えて」
「だから気をつけないといけないんだ」
 騙されない為にというのです。
「そのことはね」
「ううん、そこは困るね」
「日本ではね」
「そうしたことをする人が多いっていうのな」
「テレビとかね」
「テレビもね」
 それもと言う先生です。
「かなり気をつけないと」
「そういえば一方的な主張多くない?」
「日本のテレビって」
「特に報道番組ね」
「先生の言う通り」
「その漫画にも報道番組にも驚いたよ」
 また言った先生でした。
「これはおかしな宗教の宣伝なのかって」
「そこまで一方的で」
「おかしな主張ばかりなんだね」
「先生から見て」
「そうなんだね」
「うん、日本ではそのことに気をつけないと」
 先生は本気で心配して困っています。
「騙されて大変なことになるからね」
「先生にしてもなんだね」
「そうしたことは気をつけてるのね」
「ちゃんと」
「食べものについても」
「そう、そうした漫画や番組を見て知ったつもりになる」
 騙されたうえで、です。
「それが一番怖いことなんだ」
「そうしたことする人達って間違ってることわかってるのかな」
「そうよね、自分達で」
「間違ってたらすぐに訂正しないと」
「先生みたいに」
「どうかな、間違っていることをわかっていて」
 その上でと言う先生でした。
「やってる人も多いみたいだしね」
「つまり嘘吐き?」
「最初から騙すつもりでやってるの?」
「それって詐欺師なんじゃ」
「悪い人達よ」
「そうとしか思えない人もいるからね」
 ものを書く人、描く人やテレビに出ている人達の中にはです。何と嘘とわかっていて嘘を広めている人もいるというのです。
「余計に気をつけないと」
「詐欺師に騙されたらね」
「元も子もないからね」
「お金取られなくても」
「騙されて動かされたらね」
「詐欺行為はお金を取る場合だけじゃないんだ」
 よく巷にいる詐欺師です。
「騙して自分の思う様に人を動かそうというタイプもいるよ」
「おかしな宗教の人みたいに?」
「あと独裁者とか」
「そうした人達みたいになんだ」
「日本ではそうした詐欺師が多いんだ」
「みたいだね、若しその漫画に関わっている人達がそうなら」
 そうした悪質な詐欺師達ならというのです。
「とんでもない悪人だよ」
「全くだね」
「この福島の苺についてもそうしているのなら」
「物凄く悪い人達だよ」
「これ以上はないまでに」
 動物の皆も思うのでした、先生のお話を聞いて。そのうえで牛乳も楽しむのでした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧