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転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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13話



旗艦ペンシル・バニアにいたパウル・ラダビノッド准将は完全に頭を抱えるしかなかった。

なぜならば、確かに現状の戦力も侵攻してきたBETA軍の三分の二は確かに地球軍・・・いや国連軍主体の大規模な今次作戦で撃退することは出来ていたが・・・


だが最後に出てきたレーザー級を初めとする要塞級5体を含む未確認の新型種と思える中型種のBETAの残骸はそのほとんどが・・・

今契約者達が持ち帰った情報の一部にあった空に浮いている超巨大大型母艦ベクトラ級1番艦、

ベクトラと呼ばれる船であるいうのは、ベクトラ自身が出している強力すぎる識別信号で確認はとれた。


またそこから出てきた艦載機と思える、向こう側の戦術機いやモビルスーツと呼ばれる機動兵器の実力と軍事技術力の差・・・

「あああ、頭が痛くなってくるぞ、緑のモビルスーツと白と黒を中心とした重火力機に飛行機から人型に変形するなど・・・最後には夢か現実かそれすからもわからないが・・・同じく白と黒の色を中心としたたった一機で最前線を最後まで支え続けた化け物と呼べる機体とエースを有する・・・火星軍との交渉をいったい全体どうしろというのだね」



確かに実際問題・・・最後のジェガン・フルアーマーZZ・Zガンダムそしてとどめにフルアーマーνガンダムの戦力・・・


この戦いは地球上に存在している地球側の軍事衛星全て監視した上に・・・さらにはその生の映像が・・・国連の会議にて各国の代表やそれに伴う実力者の多くがその映像を黙ってみていたが。


特にアムロが乗る フルアーマーνガンダム機には少し細工をしており、ミサイルから小型のミサイルが発射されるような仕組みや、一部試作品ではあるが、


ベアリング弾を詰め込んだミサイル弾 槍を大量に詰め込んだミサイルとなどがフルアーマー装甲のミサイルポッドには装備されていた。


それに伴いνガンダムのフィン・ファン・ネルも使い捨て方式ではなく充電方式になっているために
空を飛ぶ板がなんで粒子兵器を使えるか・・・しかも確実に人が乗っているとわかる動きがされているモビルスーツ・・・


しかも五分間充電をすれば・・・また使えるために・・・この映像を見ていた第3計画者の連中や第五計画の連中にしてみれば・・・ わけがわからない技術ではあったが・・・

だが現実問題として実際に人が使っている軍事技術だけしかわかってはいなかった、おまけにその板が戦場でBETAによって破壊されたのならば、こちらもその残骸を回収とかできるチャンスがあると思っていたが・・・


その板がまるっきり・・・被弾どころか壊れずに全て白色を基準としたモビルスーツと呼ばれる機動兵器に戻ってしまった上に母艦に戻っている関係上どう考えても・・・



後は普通に交渉を重ねて・・・火星軍から色々な技術などを引き出すことが決まった、ただしそれには現状の作戦が戦闘終了したために。今後はその三箇所を中心として湾岸部一帯の基地化を目指して。


基地建設資材を運び込んでいる艦艇群の確認を軍事衛星の映像を見て確認を取れた後は。

どこが貧乏クジを引くかで国連側が大いにもめていた。


実際にアメリカは最初に手を上げると誰もが思っていたが、普通に考えるとそれはありえなかった。

ただでさえ今後モビルスーツが地球での活躍の場所が増えると予想されると同時に戦術機を売っているアメリカにしてみれば商売敵以外なにものでもなかった。


またそれに交渉が成功しても一国で全ての技術が独占できるわけでもなかった、逆に契約を結ばないと・・・その技術が得られないようになっていた、つまりアメリカ本土で仮に火星軍の一部を受け入れて。


彼らと共にモビルスーツの技術協力並びにテストパイロットや整備師や技術武官の配備・・・またそれ専用の基地も必須なのだ。


それだけやっても・・・アメリカが契約を守っていないと判断はれたら、それら全てを失った上で・・他の外国からそれらの兵器技術や情報を高いお金を出して手に入れなければ成らないのだ。


しかも下手に軍隊の力を見せた外交なんてしたら・・・その国が火星軍に報告してしまう可能性が出てくるのだ。


そんなことになれば・・・どう考えも・・・アメリカはどんな戦略・戦術を取ろうとしてもだ、世界的信用を失った国の言うこと話を誰が信じてくれるだろうか・・・


おまけに・・・相手は粒子兵器を標準装備化しているのだ、つまりアメリカが出遅れたり、また世界からおいていかれる間にも・・・他の国々は独自の粒子兵器の開発に成功する可能性が高いとアメリカ軍の戦略情報部からの情報が上がって着ていたのだ。



また仮にだ火星軍が地球に置ける活動拠点を作ったとしてもだ、基本彼らの拠点は宇宙空間にあるあの巨大な隕石を改造した軍事基地であるとアメリカ側はわかっていた。


またそこまで上がれたとしてもだ宇宙空間での戦いは確実に向こう側に圧倒的に有利であるのは明白なのだ。


彼らの母艦以外・・・戦艦の機影もアメリカ軍が持っている巨大な天体望遠鏡に確認がされている。

されにはその艦艇の数が・・・確認が取れた数だけでも100は越えていた。つまり最低でも100以上の宇宙戦艦群とモビルスーツと呼ばれる宇宙で活動が出来るように作られたと思える機体と戦うのだ。



第五が計画指している特殊新型爆弾は確かに強いかも知れないが・・・それは相手がその爆発の中にいるときだけである、宇宙空間であれば・・・普通に爆弾程度は迎撃されて終わりであると軍部からの暑い支持が取り付けられていた。



研究者達にしてみれば、一種のバリアみたいなものが爆弾周辺に張られる為に、迎撃の可能性は低いといっているが・・・それはそこまで持っていけたらの話である。


つまり宇宙空間に出て直ぐにスペースシャトル事破壊されてしまえば・・・そこで爆弾が爆発すると軍部連中が言っていたのだ。


実際にもしそのようなものがルナツーやコロニーに向かってきたら普通に迎撃機や遠くから迎撃するのは当たり前である、ルナツーにいる司令官クラスは指揮力も状況把握能力が以上に高いのだ。


だからこそ、ルナツー周辺に迎撃用の衛星や監視衛星が集団で配備運用されているのだから。





そうしている間にも・・・流石に両軍とも今戦いが終わったばかりで直ぐに交渉などは出来ないとわかっていたために。


「こちらは火星軍第13独立戦隊、ロンド・ベル隊の指揮官である、ブライト・ノア大佐であります、現状のわれわれはそちらと交渉するために、地上に降りてきましたが」


「BETA群との戦いもあり、またその直後という事もありますので、一週間後再びこの時間帯でこの場所で合って交渉を開始しようと思いますが・・・どうでしょうか? そちらの指揮官どの」


ブライトにしてみれば、通信規格のわからない相手であるためにサトシが前に使っていた、オープン通信の回線を開いて、ブライトの言葉を今戦場にいる全ての人間に聴こえるように通信を度していたのだ。




そのためか旗艦ペンシルバニア側としても、この提案は十分すぎるほど助かっていた。

なんせ今から交渉になると、ただでさえ戦争後直後であるのだ、各部隊長から補給申請や、基地を作る工作隊の命令など、戦い始めるより戦いの後の方が、色々とやることが多いのだ。


そのために一週間後に再びこの時間で・・・しかもこの場所にて交渉を開始するというブライト・ノア大佐の言葉はパウル・ラダビノッド准将にしてみれば十分すぎるほど助かっていた。


また基地の周辺が完全に安全ともいえない状態での交渉ごとなんて・・・後の禍根になるとパウル・ラダビノッド准将は考えていたからだ。

そのため旗艦ペンシルバニアでもやはりオープン通信の用の回線を開いて直ぐにブライト・ノア大佐に向けて返事をしていた。


「現状の我々も今の戦いでかなり消耗をしましたからな、それにまだこの周辺一帯が安全とも確認が取れたわけでもありませんから、ブライト・ノア大佐、こちらはこの作戦を指揮していた私はパウル・ラダビノッド准将であります、その提案を受け入れます」



そのように返答すると、向こうからもやはり。

「わかりました、パウル・ラダビノッド准将閣下、我々も一度拠点に戻り提督達と話し話した上で・・・再び一週間後にこの場所にて交渉を開始しましょう、それまでお元気で」


「なにそちらこそ、よき船旅を・・・再びあえることを祖国や国連に誓って祈っています」


その言葉を聴いたブライトは少しだけ会話をした後に・・・再びベクトラで大気圏を離脱していく。
このときにはすでにベクトラに全ての艦載機が戻っていたためにブライトは普通に大気圏離脱を命令していたのだ。



それに加えて・・・今回彼らが戦ったBETA軍の戦闘データは確実に持ち帰る必要があったからだ。

前回には戦場では確認がされてはいなかった、新型の中型種のデータを・・・アムロ機に戦闘データにはそれが大量に残っていたからだ。


こうしてベクトラはロンド・ベル隊に配備されて始めて地球へ降下、そしてBETA軍との戦いに参戦したのである。


確かにサトシが乗っていた時期も踏まえるとなにをいまさらと思えるが、あの時はまだ本格的な運用ではなかった為に・・・ある程度の性能や機能は封印されていたのだ。


また人が乗って指揮をして始めて実戦投入したのだから・・・何かあってはたまったものではなかった
まだ地上つまりは地球側には宇宙艦艇を直す技術は一部の国家がほぼ独占しているために。


事実上使える技術ではないのだ、特に最前線基地でそれを作りたいなどどの国も承認するはずは無かった。


こうして・・・ベクトラは新たな問題もあったために・・・それの解決作を考えるために一路・・・母港に向けて・・・帰路についていた。



 
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