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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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10

タマムシデパート 食品課にて



サトシ:「では、来週からこちらの商品を
タマムシデパートさんの方で取り扱って頂くという事でよろしいでしょうか?」


食品課長:「はい。よろしくお願いします。」



本社で事前に契約済みという事もあり、
サトシの新商品売り込みの仕事は
スムーズに終わった。


しかし、サトシの本業は
ここから始まる。


営業で最もその人の能力が試される業務、
それが、新規契約相談である。

入社して3年目とはいえ、
新規契約相談はサトシにとって
最も苦手な仕事内容だ。



昼食を早めに済ませ、
サトシはカバンから
タマムシ市内の企業、事業所情報が書いてある
チェックリストを取り出し、
本日まわる予定の会社名を確認した。




サトシ:「えぇーっと、まず最初は、、、
大型スポーツ店 ”タマスポーツ”か。」




サトシはチェックリストをしまい、
新商品さぁ行こうソーダを一口飲み
タマスポーツ(通称”タマスポ”)に
向かった。




 
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