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『Overflow』

作者:零那
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『Don't memory』



やっぱり思い出は思い出のまま心に閉じ込めとくしかないのかな。
綺麗に閉じ込めて二度と開かないように鍵もかけて?
それが正しい?

でも僕にとっての思い出は思い出なんかじゃなくて、生きてるんだ今もマダ鮮明に...
だから閉じ込めとく事が出来ない。

ほら、今にでも『何しとんねん!ぼけっとしてからぁ!』って貴女が背中を叩いて...

君も『ほら行くぞ!』って僕の頭を叩くんだ...

貴方は厳つい顔をクシャッと歪めて意地悪そうに笑う...
そして優しく手を差し伸べてくれる...

こんなにも鮮明に、こんなにも眩しく...あの頃がマダ此処に...

永遠に、思い出になんか成らない...


 
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