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作者:紡ぐ風
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第2部『計画打倒編』
  第2話『仮面ライダーを知る男』

 
前書き
ライダー&セレクター一言図鑑
仮面ライダーマリカ:『仮面ライダー鎧武』に登場。ユグドラシルの社員でドライバー開発者の戦極綾馬の秘書である湊耀子が変身。強き王にのみ従う。
仮面ライダーケタロス:『劇場版仮面ライダーカブトGOD SPEED LOVE 』に登場。ZEXTに忠誠を誓う幹部で、組織が進める天空の梯子計画を護る為に戦うが、カブトによって彼が地上に落とされると同時に計画は破綻した。
仮面ライダーサイガ:『劇場版仮面ライダー555 PARADISE LOST』に登場。帝王のベルトと呼ばれている強力なベルトの内、天のベルトをレオという超上級オルフェノクが使い変身。
ライオトルーパー:『仮面ライダー555』に登場。量産型ライダーギアで必ず複数で行動をする。
クロスファイヤー:仮面ライダーの企画段階の初期名称。この頃は設定すらなかった。
スカルマン:仮面ライダーの企画段階の第2段階の名称。この頃に細かい設定が作られたが、石ノ森先生の同一の短編コミックが元ネタであるため、却下される。後にデザインは仮面ライダースカルのベースになる。
ホッパーキング:仮面ライダーの企画段階の名称の一つ。最終的にこのデザインが選ばれ、様々な脚色の末に仮面ライダーは誕生する。 

 
「はじめまして、僕は凪風雅。かつて仮面ライダーとして、数多くの世界を救ってきた者だ。まぁ、椅子は用意しておいたから、座ってくれ。」
雅という男性はるう子達を座らせる。
「貴方にまず聞きたいわ。仮面ライダーに、雅という変身者はいないわ。貴方の正体は一体何?」
ユキは当たり前で、みんなが疑問に思っていたことを質問する。
「まったく、今の子供はせっかちだな。僕はこれから、順を追って説明しようとしていたのに。」
「そう、それなら悪かったわ。」
「謝ってくれてありがとう。では話そう。ある一人の、神と呼ぶに相応しい漫画家と、その漫画家が生み出したヒーローの話を。」
雅は、るう子達に語り始める。
「昔、ある若い漫画家が一人いた。その漫画家は、漫画から文章を省く事によって、巻頭から読んでも巻末から読んでも物語が通じてしまう。そんな作品を生み出してしまうほどの天才であった。そんな彼の所にある日、ヒーローを題材にした連続ドラマを作りたいという企画がテレビ局からやって来た。彼は当然、自分の作品がドラマとして放送されるなら、と喜んで協力した。彼がまず考えついたのは戦うという炎のような十字架を背負った戦士、クロスファイヤーを作りだした。しかし、この設定で放送するには、あまりにも重すぎるといった理由から却下されてしまった。次に彼は人間の持つ人体の無限の可能性を信じて骸骨の戦士、スカルマンを描き、この時に悪によって改造されたが脱走したヒーローという設定も作られた。しかし、スカルマンというキャラクターは既にその漫画家が短編コミックとして公表していたため却下になった。そして、彼は大自然の代表である昆虫に目を向け、中でも飛蝗の跳躍力に目を向け、飛蝗の戦士、ホッパーキングを描き企画に発表。この段階ではテレビ局も良い顔を示さなかったが、彼はその後50にも及ぶヒーローを作り、自分の子供に選ばせ、ホッパーキングが選ばれた。その後ホッパーキングは様々な脚色を施され、今ではこの日本を代表するヒーローの第1号となった。ここまでくれば、そのヒーローが誰か解るはずだ。」
「それが、、、仮面ライダー?」
るう子は質問する。
「そうだ。仮面ライダーはその漫画家、石ノ森先生が亡くなった後もこうして15年も続いている。人々に、正義とは何か、希望とは何かを伝えている。」
雅が説明していると、
「でも、それは仮面ライダーの説明であって、貴方自身の説明では無いわ。」
ユキが横槍を入れる。
「まあ待て。ここまで話さないと、僕が存在できる理由を話せない。さて、ユキさんが催促しているから、そろそろ僕の説明をしよう。こうして、仮面ライダーは子供だけでなく世界中の大人にまで知れ渡った。そして、今のこの世の中にインターネットが広まったことによって、二次創作の小説投稿も出来た。僕の存在は元々、その仮面ライダーの二次創作の世界の一主人公でしかない。これはかつて、作者から聞かされたから間違いない。」
「そう。どうりで聞いたことの無い名前なわけね。」
「そういうわけだ。で、なんで僕がこの世界に居るのか、というと、ズバリ、僕は本来、もう死者で、今ここにいるのは僕の幽霊ってわけだ。」
「でも、るう達は雅さんのことを触ったり出来ますよ!」
「もしかして、るう子さんは仮面ライダーゴーストを観ていないのかな?言わば、僕の肉体は今、ゴーストの世界の幽霊に近い。僕はみんなに仮面ライダーを知って欲しいから、みんなに見えるようになったし、触れることも出来るようにした。だから──」
雅がるう子に説明していると、異空間が開き、雅と共にるう子達は吸い込まれる。

ライダー大戦決勝スタジアム
「痛いな~。普段は世界跳躍なんてワールドワープに任せていたからちょっと斬新だな。」
雅が感覚を確認していると、
「久し振りね、凪風雅。」
マリカ、ケタロス、サイガ、そして黒影トルーパー、ゼクトルーパー、ライオトルーパーの大軍がいた。
「久し振りだな、湊。あれからヘルヘイムの森はどうなった。」
「葛葉紘太の力で地球から消えたわ。」
「そうか。それは良かった。」
雅とマリカが話していると、
「ええと、知り合いですか?」
遊月が質問する。
「ああ、僕が鎧武の世界に行った時に、ちょっと共闘しただけの仲だ。気にしなくていい。で、今回は何が目的だ?」
「貴方をウリスの所へ連れて行くことよ。」
その言葉を聞き、
「雅さん、下がって下さい。るう達でなんとかします!」
るう子が雅の前に立つが、
「まあ待て、僕も久し振りに身体を動かしたい。これぐらいオッサン一人に任せてくれ。」
雅は任せろという。
「大丈夫なんですか?」
「安心しろ。ちょいと力を貸してもらうぞ、仙人。ハァ~…」
雅が力を込めると、雅の腰にゴーストドライバーが出現する。
「栄光なき名前だけのヒーロー達、力を貸してくれ!」
雅が手に持っているゴースト眼魂を押すとEXのナンバーが現れ、雅はゴーストドライバーにセットする。
{ア~イ!バッチリミナー!バッチリミナー!}
すると、ゴーストドライバーから三体のゴーストが現れ、トルーパー達を攻撃して行く。
「行くぞ、変身!」
{開眼!クロスファイヤー!スカルマン!ホッパーキング!♪1号は本家!俺達?原形!♪}
雅はゴーストを取り込み、ゴーストに変身する。その面は上半分が赤い十字架、下半分が骸骨という異形。更に手首まで伸びたパーカーには白い二本のラインが入っていた。
「この姿、名付けて、仮面ライダーゴースト 企画段階魂!」
そう言うとゴーストはトレーラー砲を取り出し、
《デッドヒート砲!ヒッサ~ツ!フルスロットル!フルフル!デッドヒート!ビッグ大砲!》
シフトデッドヒートを主軸にシグナルバイクを二台装填し、トレーラー砲からビームを放ち、ゼクトルーパーを黒影トルーパーを全滅させる。
「お次はこいつだ!」
[blaster mode]
ゴーストはファイズブラスターを取り出し、銃撃でライオトルーパー達を攻撃。ライオトルーパー達はファイズブラスターから放たれるフォトンブラッドに耐えきれず灰に変わって行き、
「まずはサイガ、お前からだ!」
[exceed charge.]
ゴーストはファイズブラスターから必殺技のフォトンバスターを放ちサイガは青い炎を放ちながら爆発して行く。
「こうなれば、我が力で倒すのみ!クロックアップ!」
[crock up!]
ケタロスはクロックアップしてゴーストを攻撃しようとするが、
「何、攻撃が一切当たらないだと!」
ケタロスの攻撃は全てゴーストをすり抜けてしまい、クロックアップが終了しまう。
「既に霊体である僕に当たるわけないだろう。」
{ダイカイガン!クロスファイヤー!スカルマン!ホッパーキング!オメガドライブ!}
「行くぞ、ライダーキック!」
ゴーストの必殺技のライダーキックがケタロスに見事に当たる。
「くそ、我が魂は、ダークライダーのために!」
そういい残しケタロスは撃破される。
「流石ね。でも、流石にそろそろきついはずよ。」
〈ロック オン!〉
マリカはソニックアローにピーチエナジーロックシードをセットする。
「ああ、だからこちらも、そろそろ終わらせる。」
〈ロック オン!〉
ゴーストもソニックアローにメロンエナジーロックシードをセットする。
〈ピーチエナジー!〉
〈メロンエナジー!〉
ゴーストとマリカは同時にソニックボレーを放つ。しかし、マリカの矢は少し軌道がズレる。ゴーストの矢はそのままマリカのゲネシスドライバーを破壊する。
「流石、幾つもの世界で戦っただけのことはあるわね。」
マリカはそう言って爆発する。ウリスが召喚したダークライダーが全滅したことによって、異空間の結界は崩壊して、るう子達は雅の家に戻る。
「さて、まだ僕はこっちに64日居られるから、とりあえず、協力できることはするよ。」
雅が、本格的にるう子の協力者に加わる。
to be continued
次回予告
雅がゴースト眼魂を使った所為で、妹の為に戦うあの男がやってくる!次回『眼魂騒動!』 
 

 
後書き
雅と作者による後書きコーナー
雅「作者よ、こっちに僕をゲストで呼ぶ前にディロード本編を早く書き上げろ!」
紡ぐ風(以下風)「実は、その件だが、しばらくディロードは休止だ。」
雅「どうして!?」
風「いやあ、元々投稿していたサイトに入れないし、書きためが無いから、書けないのが現実だ。」
雅「どうするんだよ。」
風「そこはそのうちどうにかする。それより、この下にゴースト企画段階魂の設定を載せます。」
仮面ライダーゴースト企画段階魂
パンチ力:55t
キック力:60t
100mを4秒
ジャンプ力:150m
能力:歴代仮面ライダーの力を使いこなすことが出来る。ただし、寿命が縮む。
必殺技:ライダーキック
雅「何この子供が考えた最強ライダー的なやつ!」
風「大丈夫。こんなのすぐ出番消えるから。」
雅「それって良くないよね。」
風「そうか?シラネ。兎に角、次回は雅とあのシスコンライダーが戦う話だから、みんな観てね!それじゃ、今回はこの辺で、さようなら!」 
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