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俺の名はシャルル・フェニックス

作者:南の星
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アイアンクローと不死鳥

尋問、が終わった後暫くして黒歌、それに理子までやってきた。

来るまでの間に俺が何をやっていたか把握してるようだった。

格好悪いから知られたくなかったんだが……

そのために、レイナーレにフェニックスの宝涙を態々使って偽装したのにな。

黒歌と理子は何も言わずに、さっさと片付けを手伝ってくれた。

アジトで受け渡しも済ませて、俺達は家に帰ってきた。

「ただいま」

「ただいまにゃん」

「たっだいまー」

靴を脱いで家に上がる。

「あっ、俺先風呂入るわ」

「私が洗ってあげようかにゃぁ?」

「りこりんもゴシゴシしちゃいますよー素手で」
黒歌がにやっと舌をペロリと出しながら妖艶な笑みを見せるが、俺は笑って軽めのデコピンを額に放つ。

そしてこれまたにやにやしてる理子にはその細く白い腕にしっぺをしてやる。

「あんっ」

「シャーくんの愛の鞭がいたい!」

すると返ってきたのは色っぽい声と阿呆な言葉だった。

何て声出してんだか、この発情猫。

「馬鹿言うな」

「いけずにゃー」

「にゃー」

にゃーにゃー言ってる二人に何も言わずに、とっととその場から離れ部屋に向かう。

黒歌も理子も当然のことながら、冗談だったらしく、ついてくる様子はない。

部屋から着替えを取って今度は洗面所へ向かう。

確認すると、だれも入ってなかったので服を脱ぎ、シャワーを浴び、頭を洗って、体を洗って、さっさとあがる。

軽く浴びるだけだから、10分もかかってないだろう。

体を拭いて部屋着を着る。

帯が黒色で柄がない濃紺単色の浴衣だ。

はっきり言って、くすんだ金髪の西洋系の顔つきをしている俺が着てもネタかコスプレみたいにしか見えない。

そう言われたしな。

けれど、俺は気に入ってる。

中身がバリバリの日本人なのに外側が西洋人だから、日本人らしい物を纏っていたいのかもしれない。

洗面所から出てリビングへ向かうと既に眷属が全員揃ってた。

眷属ではない白音はオカルト研究会の方に行ってるのか、いなかった。

その分空いた席に誠菜が座れるため、テーブルの席に全員座ることができた。

「遅れてすまない」

「気にするな」と、千冬が常識的に答えてくれるのだが、ここには非常識なやつらばかりだ。

「束さんは気にします!」

ビシィッと手をあげる非常識の塊。

「気にします!」

悪ノリする金髪ロリ。

「ほう、なら私が変わりに詫びをしてやろう」

そいつらを正してくれるのはいつだって我等が風紀委員長だ。

今日もアイアンクローが光ります。

「ちーちゃんちーちゃん!頭、頭!」

「ち、ちふちふ!りこりんの耐久力は束さんみたいに高くないからもっと優し、く……」

「ふむ、そうだな。なら、理子の分も束。
お前が受けろ」

「りこりーーん!?
裏切ものーー!!」

「なーむ、なーむ」

「ち、ちーちゃん!?今ミシッって、ミシッって言ったよ!?」

「ほう、頭に穴が開けば風通しも良くなって色々なことを思い付きやすくなるんじゃないか?」

「あっ、そっか。ちーちゃん頭イタッ!?イタタタッ!
ちーちゃん!握力増して――はぅ」

束の体から力が抜けてダラリとテーブルへと倒れる。

アイアンクローだけで人の意識を落とせるって、どれくらいの握力なんだろうか……

食らいたくないものだな……

「おお、束よ。死んでしまうとは情けない」

あっ、馬鹿……

「理子も余裕なのか、そうか」

「…………」

理子が落ちたのは一瞬だった。

なるほど、悪魔の一般的な耐久力だと、一瞬なのか。

ふと、横を見てみると当事者たち恋を除いた、白雪、黒歌の顔がひきつってた。

誠菜なんか、顔を青くしてガクブル状態だ。

あっ、だから3人以外は静かだったのな……

「ふん、黙っていればいいんだ」

それ、黙ってるちゃう。黙らしたんや。

「おれ、はらへってたんだー」

声の調子がおかしくて棒読みになってしまったのは仕方がないはず……

「あ、し、シャルちゃん。私がやります」

「おー、じゃあ手伝ってくれ」

「誠菜、ジュースのお代わりはいるかにゃん?
恋はお菓子のお代わりは?」

「……ん」

「あ、あ、あ、あ、は、はは、はひぃぃい!」

見て見ぬフリをしても悪くないはず……

俺、千冬を騎士に転生させたはずなんだけどなぁ……


 
 

 
後書き
そろそろタグにキャラ崩壊ってつけたほうがいいのかなぁ?
あと、内容が酷くて黒歴史です。
 
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