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作者:紡ぐ風
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第5話『その脱落は損失』

 
前書き
前回のあらすじ
友人の敵討ちであるリメンバを倒した清衣。しかし、ウリスが動き始め─ 

 
舞台は、謎の広間から始まる。
「クリエイトウィザードリングの完成具合はどう、ウリス?」
繭はウリスに質問する。繭の言ったクリエイトウィザードリングは、謎の機械の上で少しずつ形を持ち始める。
「駄目ね。やっぱりこの世界で仮面ライダーの力を再現するのは難しいわ。でも、面白い副産物なら出来たわよ。」
その言葉を聞き、繭が振り向くと、そこには仮面ライダーの中でも〝ダークライダー〟と呼ばれる悪の仮面ライダー達がいた。
「ウリス、これはいったい?」
「クリエイトウィザードリングは名前のごとく創造の力を宿しているわ。もしかしたら、使える兵士が生まれるかもって思ったら、予想以上に強力な奴らが生まれたわ。」
「そうそう、ウリスに話があって私は来たの。これは覚えておいて損は無いと思うけど、るう子達がチームを組んでこの計画を潰そうとしているわ。ウリス、気を着けて。それじゃ。」
繭は言いたいことだけ言って去ってしまった。
「まったく、繭はいつもこうだ。でも、こいつ等を試すいい機会だわ。来なさい!シグルド、ルパン!」
「へいへい、要するに俺はあいつ等の正義に付き合えばいいんだろ?」
「この世界にはいい財宝が無いと思っていたが、仮面ライダーの称号は欲しいな。」
ウリスは、複製ダークライダーのシグルドとルパンを連れて広間から出て行く。
その頃、るう子達は、元ルリグ側とセレクター側に分かれウリスの調査をしていた。
「でもさ、ウリスがそんな力を持っても繭が止めることだって出来るはずだよね?」
遊月はるう子と一衣に話す。
「きっと、繭もセレクターバトルみたいな戦いをまたしたいからそのままにしているんじゃないかな?」
るう子は遊月に質問の答えを返した。るう子達はそのまま黙って歩いていると、
「一衣、久しぶり!」
正面からセーラー服を来た少女が一衣に話しかけた。
「緑子、久しぶり!みんなも元気だよ。」
正面から来た少女は、かつて一衣のルリグであった緑子だった。
「話は伊緒奈から聞いたよ。僕に出来ることがあったらなんでも言って!」
緑子は一衣達と合流し、世間話をしながら進む。すると、いきなり空間が歪み、るう子達を異世界に跳ばした。

創造世界マジックランド
「ここは?」
るう子達が詮索しようとすると、
「あら、あなた達だったの?なら丁度いいわ。出て来なさい!シグルド、ルパン!」
「こいつ等が、あんたの言っていた奴らか?」
「あんまりいい財宝はなさそうだな。」
ウリスが、シグルドとルパンを連れて現れる。
「待って!さっきの声って、男性の声だよね?」
「そう!私はクリエイトウィザードリングの力でこの複製ダークライダーを生み出すことに成功した!さあ、私達と戦いなさい!」
ウリスはワイズドライバーを起動させる。
<チェンジ!ナウ!>
ウリスはソーサラーウィザードリングで仮面ライダーソーサラーに変身した。
「みんな、るう達も行くよ!」
〈オレンジ!ロック オン!〉
「言われ無くても解っているって!」
《シグナルバイク!》
「緑子、大丈夫?」
一衣はVバックルを装着する。
「大丈夫。一衣、安心して。」
緑子はフェイスプレートの無い戦極ドライバーを装着し、
〈クルゥミィ!ロック オン!〉
クルミロックシードを開錠し、戦極ドライバーにセットする。
「変身!」
四人は一斉に変身する。
〈ソイヤッ!オレンジアームズ!花道、オンステージ!〉
《ライダァー!マッハ!》
〈 クルゥミアームズ!Mister Knuckleman!〉
緑子は、仮面ライダーナックルに変身する。
「さて、お手並み拝見と行きますか。」
ルパンは投影能力でプレーンロイミュードを、シグルドはロックシードを開錠しインベスを召喚し、けしかける。
《ズーット マッハ!》
《ゼンリン!》
マッハはゼンリンシューターの前輪で殴りプレーンロイミュードを撃破して行く。
〈カチドキ!〉
〈ロック オン!ソイヤッ!カチドキアームズ!いざ、出陣!エイエイオー!〉
鎧武は重装甲のカチドキアームズにアームズチェンジし、火縄大橙DJ銃でインベスを倒して行く。
「チッ!葛葉じゃ無くても鎧武は俺の邪魔をするのか!なら、」
〈ロック オン!コネクティング!〉
シグルドはソニックアローにシドロックシードをセットしスイカロックシードを五個投げ、矢を放つ。
〈大玉ビッグバン!〉
シドロックシードの効果でスイカアームズヨロイモードの無人機が五台鎧武に向かう。
一方、マッハは、
《シグナルバイク!シグナルコウカン!キケーン!》
「ルパンの力は所詮は複製品!本物のライダーには勝てない!」
「ソイツはどうかな?」
《チューン!ルパンブレード!》
ルパンはルパンブレードバイラルコアをルパンガンナーに装填し、接近戦を行おうとするが、
《ヒッサツ!フルスロットル!キケーン!》
マッハの必殺技が放たれ、マリオに出てきそうな魔獣がルパンをかみ砕く。
「やっぱり、仮面ライダーの称号は簡単には手に入らないか。」
ルパンガンナーを破壊され、仮面ライダールパンは爆発した。
「るう子、すぐ助けに行くから!」
マッハは鎧武の所に向かう。
インペラーとナックルはソーサラー相手に苦戦していた。
「何?あなた達ってその程度なの?」
<デュープ!ナウ!>
ソーサラーは分身し、自身の武器であるディースハルバードでナックルとインペラーを切り裂き、
<ライトニング!ナウ!>
強力な雷で二人を攻撃し、
「あなた達じゃつまらないし、早く終わらせてあげるわ!」
<イエス!バニッシュストラィイク!アンダースタン?>
ソーサラーは必殺技の一つである巨大な魔力攻撃を二人に放つ。
「くっ、このままじゃ!それなら、」
ナックルは今装着されているクルミロックシードと、使用していないマロンエナジーロックシードを鎧武に投げ渡し、
「僕はもう無理だ!だから、それをるう子に、託すから、頑張って!ぅうわー!」
バニッシュストライクの攻撃がインペラーとナックルに当たり、二人の身体を攻撃しながらベルトを破壊し、二人は変身が強制解除される。
「そんな、緑子!一衣!返事して!」
しかし、二人は気を失っている。
「るうは、もう絶対に許さない!」
鎧武は火縄大橙DJ銃と無双セイバーを合体させ、大剣モードにし、スイカアームズ無人機を真っ二つに破壊して行く。
「くっ、またこの流れか!」
「このまま一気に、終わらせる!」
〈オレンジ!〉
〈チェリーエナジー!〉
〈ロック オン!ソイヤッ!ミックス!オレンジアームズ!花道、オンステージ!ジンバーチェリー!ハハーッ!〉
〈ソイヤッ!オレンジスカッシュ!  ジンバーチェリースカッシュ!〉
鎧武はジンバーチェリーにアームズチェンジし必殺技の無頼キックを放つ。
「ふざけやがって!」
〈ソーダァ  チェリーエナジースパーキング!〉
シグルドも必殺のキックを放つが、鎧武のキックがシグルドのゲネシスドライバーを破壊し、シグルドは爆発する。
鎧武とマッハはソーサラーを睨むが、
「今回の実験は成功ね。では、また会いましょう。くそったれさん。」
<テレポート!ナウ!>
ソーサラーは逃げ、異空間は消滅する。るう子と遊月は、気を失った一衣と緑子を近くの休憩所に連れて行った。
to be continued 
 

 
後書き
ライダー&セレクター一言図鑑
仮面ライダーソーサラー:『劇場版仮面ライダーウィザードin magic land』に登場。全員が魔法使いの世界、マジックランドを創り、世界中の人を同時に絶望させようと企む。正体は竜のファントム〝ドレイク〟。
ウリス:生まれもっての凶悪な加虐思考の持ち主で、今まで数多くのセレクターを絶望の淵に追いやった。
仮面ライダーナックル:『仮面ライダー鎧武』に登場。ダンスチームのチームバロンの新たなリーダー、ザックが人々とビートライダーズの名誉を守る為に戦った。武器はグローブのクルミボンバーで、ボクシングのような戦闘スタイルで戦う。
緑子:一衣の初めてのルリグで一人称は僕。とても心優しい性格で、常に一衣の心配をしていた。ルリグとしての戦闘衣装は、ボクサーのような衣装で、武器はグローブ。
仮面ライダーシグルド:同じく『仮面ライダー鎧武』に登場。ビートライダーズにロックシードを売買していた錠前ディーラーのシドがゲネシスドライバーを使い変身。ビートライダーズをガキと罵っていたが、誰からも指図されたくないという理由で力を求めるなど、彼の精神は意外と幼かった。
仮面ライダールパン:『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武MOVIE大戦フルスロットル』のドライブ編で登場。世紀の大泥棒ゾルーク東条が強化型サイバロイドZZZ(スリーゼット)の肉体に精神をインストールさせ起動。その後はアルティメットルパンを名乗り重加速を利用して犯行におよび、仮面ライダールパンに変身。一度はドライブを倒して仮面ライダーの称号を盗むも、リベンジしに来たドライブに敗れ、仮面ライダーの称号を返し機能を停止した。 
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