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moon light fantasy

作者:ケンケン4
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施設

「まずは食堂です。」

そう言って教授室から廊下に出て近くの階段を降りるとまあ、食堂らしい食堂がそこにあってお昼どきというのも相まって席はほぼ満室だった。

「ここの学食は中々美味しいんだよ。」

そう言ってクローバーはいつの間にかにここの食堂のコロッケバーガーをみんなの分も買ってきていたらしく。フォルツにも渡される。

「…ありがとう。」
「どういたしまして。」

フォルツは渡されたバーガーを齧る。アリスの血の様に甘美な響きがささめくなんて物ではなくて。ただのパンと肉と野菜。まあ、普通のハンバーガー…かな。

「ハンバーガーですね。味は中々美味しいです。」

アリスはそう食べているとアリスの左耳から小さなピアスが落ちてカチンと音を立ていた。
フォルツはそんな中ぶっきらぼうに。

「何か落ちたぞ?」
「ああ、すみません。片耳のピアスが落ちてしまったようです。」

アリスはそう言って食べながらピアスを握り始めた。そして握り始めたままで何故か付けようとはしなかった。

「ああ、そう言えばまだあなた達は生徒会長に会っていませんね。」
「「生徒会長?」」

アリスとフォルツがそう答えるとルスティグはハンバーガーを食べながらはい。と答えて。

「この大学は生徒会があり、その生徒会長のヒカルが…その…頑張ってます。」
「歯切れが悪いな。」

フォルツもハンバーガー齧りながらそこの点を指摘するとはあ、とため息をついたのはルスティング。
どうやら何か嫌なことがあるようだ。

「今、彼が1人で生徒会の仕事やってるんですよ。元々、俺とクローバーとあとフローラさんだったんですけど…」
「何かあったの?」

そう言ってニナが不思議そうな顔で尋ねるとルスティグはうんと頷いて。
今度はクローバーが話し始める。

「今、あたし達はとある事件の捜査とライト君の『レーヴァテイン』と『フライクーゲル』の修理が入っちゃって…。さらに副会長のフローラさんは今、土地帰りしてるから居なくて。そこの事件が重なって。」
「「「事件?」」」

3人はそう同時に尋ねるとルスティグとクローバーはニコッと笑ってルスティグは。

「まあ、後で話します。
それより早く次の施設に行きませんか?」

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「えっと、そうですね…。ここがエドワード駅です。」
「エドワード駅…か。」
「大きい…!」

30番線まであるこの駅の大きさに圧巻されるアリスだが。
ルスティグがそう言う中フォルツは一人妙に懐かしい気分になっていた。
…ああ、そんな事もあったけ。
ニナはふとぼーとする俺に対して周りには聞こえない様に近づいて小さな声で。。

「おやおや?夢幻剣の使い手ともあろう者がこんな所でぼんやりするとは珍しいね。
懐かしいの?」
「別に…。」

フォルツがぶっきらぼうに答えるとニナはいつもの様な笑顔で俺に問いかける。

「何…?あの頃に戻りたいのかい?」
「…。」

フォルツはその問いに答える事が出来なかった。いや、ニナがさせなかったのだ。ニナは笑顔のままで今度は俺では無くルスティグに近付いて。

「素直じゃないね…。
…!ああルスティグさん。ここってあれでしょ?」
「そう、ニナさんは気付きましたか。ここは駅ももちろんだけど通信販売も行なっています。」

そうしてルスティグが見せたのは一枚の伝票。日付や名前などが書いてある欄の下に注文したいものを書いておく。
そうすると3日後から1カ月の間にはこの駅に着くと言う仕組みだ。

「本当に一つの街なんですね。」

アリスがそう言ってルスティグに聞くとルスティングは笑って。

「ええ、流石はこの国一の教育都市ですからね。
…さて、研究はまあ、僕の部屋を使ってもらって構わないとして後は武術ですよね。
…その前に。」

そう言ってルスティングは適当に伝票を係り員に渡した。

「さて、さっき言った事件なんですけど。少し話をしましょう。」

そういってプラットホームのベンチにみんなは座るとルスティグは説明を始めた。

「所で…あなた達は『絵本に人を閉じ込める』と言う話を知っていますか?」
「絵本に…」
「人を閉じ込めるですか?」

フォルツとアリスはそう言って考えるとアリスが頭を振って。

「無理ですね。少なくとも魔法では。」
「俺もそう思う。」

2人はそう言って否定するとルスティグは笑って。

「そうですね。無理ですね。なぜなら…。
これは魔法では無理だからです。」

そう言ってルスティグは話に一拍置いて。

「すごい根本的な話ですが…。まず魔法の4つの枠組である『元素魔法』『能力魔法』『変身魔法』『召喚魔法』の4つに分かれてますが…。『元素魔法』『能力魔法』『変身魔法』『召喚魔法』…。この4つの魔法にない魔法。
つまり『絵本に閉じ込める』なんてこの4つの魔法では無理。というのがあります。
しかし…。」
「しかし?」

フォルツが問いかけるとルスティグは真面目な顔で答える。

「自分は絵本に閉じ込められていた。と言う人が出てきたからです。」
 
 

 
後書き
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