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FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~

作者:山神
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エドラスのシリル

「つーと何か?お前らはアースランドとか言うもう一つの世界から」
「仲間を救うためにエドラスに来たってのか?」
「ああ」

俺たちはエドラスのギルドの皆さんに事情を説明しました。簡潔にだけどね。

「そっちの世界にも妖精の尻尾(フェアリーテイル)があって」
「そっちじゃエルザは味方だって?」
「ざっくり言うとね」
「あい」
「うん~!」

エドラスの皆さんは理解してくれたようだ。

「どうにも信じがたい話ですけど」
「う~ん・・・でも確かに、このナツは俺たちの知ってるナツじゃねぇしな」
「似てるのは顔だけよね」
「言えてる!」
「「「「「「「「「「アハハハハハハ!!」」」」」」」」」」

皆さんはそういって大笑いする。俺たちからすればエルザさんが敵ってのが一番信じられないけどね!

「この子がそっちの世界の私?」
「ど・・・どうも」
「プッ!ちっちゃくなったなウェンディ」

ナブさんがそう言うとエドウェンディは少し不機嫌な顔をする。こっちがちっちゃいのかそっちが大きいのかわかんないけどね。

「ところであんたは誰?」

レビィさんが俺に詰め寄ってくる。ヤンキーみたいに少し目付き悪いなぁ、このレビィさん。

「俺はシリルです。こっちの世界にもいるって聞きましたけど・・・」
「「「「「「「「「「シリル!?」」」」」」」」」」

俺が名乗ると皆さん驚く。どうしたんだ?

「確かに小さい時のシリルに似てるなぁ・・・」
「タレ目だけどな」
「い・・・いいじゃないですかタレ目でも!!」

つり目でもタレ目でもいいじゃんか!!てかこっちの世界だと俺も大人ってことか!?

「・・・」プルプル
「ウェンディ?」

すると俺を見たエドウェンディが震えだす。どうしたんだ?

「あの・・・」
「か・・・」

俺が声をかけるとエドウェンディは目を輝かせて抱きついてくる。

「可愛い!!」
「ふぇ!?」
「「「「「ええ!?」」」」」

俺たちは突然のことに目を白黒させる。何?何これ?てかこっちのウェンディなんか色々と柔らかい・・・

「出たな・・・」
「ウェンディの奴、シリルのこと本当好きだからな」
「確かに顔はいいけど・・・」
「性格がアレだからね・・・」

ウォーレンさんとマックスさん。加えてルーシィさんとジュビアさんが言う。もしかしてこっちの俺って性格悪いの?

「エドラスのシリルはどんな感じなんですか?」

ウェンディも気になったらしく聞いてみる。するとマカオさんたちが頭を抱えて答える。

「ナルシストですよ」
「それも重度の」
「エドラス一の美形とか自分で言ってるよ」
「ですけどウェンディさん以外の女性とは関係を持たないようにしてる純粋な方ですわよ?」

マカオさん、ワカバさん、ルーシィさん、カナさんが答える。ナルシストかぁ・・・そう来たか。

「シリルはウェンディの恋人なのよ!」
「「え!?」」

ミラさんに言われて思わず驚く俺とウェンディ。マジで!?

「そう!そっちだとシリルの方が年上みたいだけど、こっちだとウェンディの方がお姉さんなんだから!」
「一つしか変わんないけどね」

ミラさんとエドウェンディがそう言う。うわぁ・・・こっちだと二人は付き合ってるのか・・・逆だと仲悪いのかとも思ったけど・・・年が逆転してるだけだったか。

「そういやそのシリルはどこだよ!」
「「「「「うっ・・・」」」」」

ナツさんが聞くとギルドの皆さんは表情を歪める。どうした?

「し・・・シリルは・・・」

























エドラス王都にて・・・第三者side

「スッゲェよ!!スゲェよ!見たかエルザ!!あのでかい魔水晶(ラクリマ)!!」
「来るとき見たよ、ヒューズ。きれいなもんだな」
「あれは何万ものアースランドの人間の魔力なんだぜ!!」
「ん~~。正確には魔導士100人分くらいの魔力。と、その他大勢の生命、と言うべきか」

王都の城では魔戦部隊長のエルザ、ヒューズ、シュガーボーイが外にある魔水晶(ラクリマ)を見てそう話している。

「へへっ。細けぇことはいいんだぜ、シュガーボーイ。俺が言いてぇのはとにかくスゲェってことさ!

「ん~~」
「ヒューズ。スゲェだけじゃよくわからんぞ?」

すると三人の後ろから水色の髪の男がやってくる。

「俺のスゲェはただのスゲェっじゃねぇ!!超スゲェってことだぜ!!」
「ん~~超スゲェ」
「だからそのスゲェがよくわからんのだよヒューズ。わかりやすい例を挙げてみろ」

適当に受け流そうとしたシュガーボーイとは反対にどこまでも追及しようとする水色の髪の男。

「そうだな~。シリル!!お前の女子への人気度がスゲェだとするだろ?俺のスゲェはそれより上なんだよ!!」
「何!?貴様が俺よりモテるわけなかろう!!」
「いや・・・例えだから例え」

ヒューズはシリルにわかるように説明しようとしたが、シリルにはうまく伝わらなかったようだ。
四人が魔水晶(ラクリマ)の話をしていると後ろから声が聞こえる。

「エルザしゃん。妖精の尻尾(フェアリーテイル)はまだやれんのでしゅかな?」
「バイロ」

四人は振り返るとそこには背の小さな男、バイロがいた。

「ぐしゅしゅしゅしゅ。妖精狩りの名が廃りましゅなぁ。残るギルドはもはや妖精の尻尾(フェアリーテイル)のみ。確かに一番逃げ足の速いギルドでしゅがね、陛下はそろそろ結果を求めておいでだ」
「そう慌てんな。女神が妖精を狩り尽くす日は近い」
「うむ。急いだ狩りよりもじわじわといたぶる狩りの方が面白味があるからな」
「そうだよ!それに、エルザの剣は、スゲェっていうより、スッゲェんだよ!!」

バイロをエルザは睨み、シュガーボーイ、シリル、ヒューズはエルザを擁護する。

「ぐしゅしゅしゅしゅ」
「その不気味な笑いはやめろ、バイロ」
「パンサーリリー」

するとバイロの後ろから人間ほどの大きさの黒い猫、パンサーリリーがやってくる。

「うるせぇのは好きじゃねぇ。シリル。ヒューズ。お前らもだ」
「俺もかよ!!」
「リリー。貴様は俺にそんな口をきいて良いのか?」

リリーの言葉にシリルが反応し、リリーと睨み合う。

「貴様は俺の足元にも及ばんのだよ?わかってるのか?」
「少しは口を閉じろ」
「俺に敵うようになってからそういう口をきけよ」

シリルは不機嫌なパンサーリリーにそう言う。パンサーリリーはますます不機嫌な表情になる。

「ん~~。機嫌悪いねぇリリー」
「フン!」

リリーはそのままシリルたちの間を通り抜けて行ってしまう。

「最近の軍備強化が不満らしいな」
「軍人なら喜ぶべきとこなのにな」
「まぁ、リリーみたいに自分の力を過信してる者ならば不機嫌になるのも致し方あるまい」

パンサーリリーの背中を見ながらシリルたちはそういう。

「それに、我が国はほぼ世界を統一した。これ以上軍備を強化する必要がないのも事実」
「ん~~?まだ反抗勢力が少しは残ってるからじゃねぇの?」
「それはありえんだろ?あんな雑魚は我々だけで一掃できるはずだが?」
「わっかんねぇ!!スッゲェ難しい話してんだろ!?全然わっかんねぇ!!」

シリルたちの話についていけないヒューズはそう言う。そんな四人の後ろでバイロは不気味な笑みを浮かべていた。



























エドラスの妖精の尻尾(フェアリーテイル)にて・・・シリルside

「ウソ・・・」
「エドラスのシリル・・・王国軍にいるの?」
「なんで~?」

ウェンディとハッピー、そしてセシリーは納得のいかないようでそう言う。そういわれ、エドウェンディたちは顔を見合わせる。

「う~んとね・・・話すと長くなるんだけど・・・」


























今から半年ほど前・・・第三者side

「まったく・・・グレイ!!ナツ!!なんなのだあれは!?なぜあそこで足がもつれるのだ!?」
「「す・・・すみません・・・」」

その日ウェンディたちは仕事にいった帰りだった。仕事にいったのはシリル、ナツ、グレイ、ルーシィ、ジュビア、ウェンディの六人。
ジュビアとグレイは絶対に一緒に仕事にいったりしないのだがその時はシリルとウェンディが頼み込んでようやく一緒に行ってくれたのだ。
六人は仕事を無事に遂行し、六人はとある店でお茶をすることになったのだが・・・

「グレイ・・・お前ジュビアにいいとこ見せたかったんじゃないのか!?」
「見せたかったけど・・・服が邪魔で・・・」
「だったら脱げぇ!!」

グレイがシリルに説教されるというアースランドではまずありえない光景が繰り広げられる。
シリルは次にナツを見る。それにナツは思わずビビってしまう。

「ナツ・・・いじめてくるルーシィを見返そうと思ってたんじゃなかったのか?」
「でも・・・怖くて・・・グスッ」
「泣くなよ!!」

ナツは目からこぼれる涙を拭う。
それを女性陣は遠目から見ている。

「何あれ?」
「シリルの奴グレイとナツになんか期待してたのか?」
「期待してたというか・・・」

ジュビアとルーシィはシリルが説教してるのを見てため息にも似た声を出す。
実は今回の依頼を使ってグレイとジュビアをくっつけてなおかつルーシィがナツをいじめる頻度を減らそうとシリルとウェンディが計画して、グレイとナツに最後いいとこを決めさせようとしたのだが・・・
最後二人が揃いも揃って転倒してしまい、結局ルーシィとジュビアが最後を決めてしまったのだ。
それにシリルが怒ってグレイとナツを店内で説教しているのである。

「大体お前らは日頃からたるんでるんだ!!だからジュビアに相手にされないし、ルーシィにあんな関節技を決められるんだ!!」
「「うぅっ・・・」」

なおもシリルが二人を説教している。女性陣は楽しくお茶をしている。すると

「いたぞ!!妖精の尻尾(フェアリーテイル)だ!!」
「捕まえろ!!」

店の中に鎧を着た男たちがなだれこんでくる。
ウェンディたちはそれを見て驚く。

「王国軍!!」
「しまった!!見つかった!!」
「どうするの!?」
「こっちだ!!」

慌てる女性陣をシリルが呼び、シリルはすばやく窓を蹴り飛ばして、外に全員を出す。

「窓から逃げたぞ!!」
「追えーー!!」
「「「「「「「「「「おお!!」」」」」」」」」」

王国軍は窓から逃げたシリルたちを追いかけてくる。シリルたちは急いで逃げるが王国軍は六人に徐々に迫ってくる。

「追いつかれるわ!!」
「どうすんだよ!!」
「うわぁ!!」
「迫ってくる!!」
「シリル!!」

ジュビア、ルーシィ、ナツ、グレイ、ウェンディが後ろを見ながらそう叫ぶ。一番後ろを走っているシリルは走りながらも後ろをチラチラ見る。

(このままだとナツの車までたどり着くまでに全員捕まってしまうな・・・となると・・・)

シリルは走る速度を少しずつ緩めてウェンディたちとの距離を取り、やがて立ち止まる。

「シリル!?」
「何してる!?」
「早くしないと――――」
「振り返るな!!」

ウェンディたちはシリルが立ち止まったことに気づいて振り返ろうとするが、シリルの声に驚いてしまう。

「ナツ!!グレイ!!ウェンディたちつれて早くいけ!!」
「し・・・シリルは!?」
「お前はどうすんだよ!!」

シリルは王国軍の方を向く。

「俺が時間稼いでおく。お前らはギルド戻ったらレビィに伝えて早く別のところにギルド移せ」

シリルは最後にナツたちの方をチラッと見て言う。

「ウェンディを頼むぞ」

そういってシリルは王国軍を足止めしていた。




























現在・・・シリルside

「それでシリルは王国軍に捕まっちまったんだ」
「本当なら捕まったらすぐに殺されちゃうんだけど・・・」
「シリルは戦闘がかなり得意だから、洗脳して王国軍の魔戦部隊長として戦わされているんだ」

エドウェンディたちに説明された俺たちは暗い雰囲気になってしまう・・・マジかよ・・・

「シリルだけじゃねぇ・・・他にもたくさんの仲間を失った」
「マスターだって・・・畜生・・・」

ギルドの皆さんはそういって泣き出す。仲間を失うなんて・・・俺たちにだって辛いことはわかる・・・

「逃げるのが精一杯なんだよ・・・」
「もしお前たちが王国軍とやり合うつもりなら・・・やめておいた方がいい」
「諦めて元の世界に戻りな」

最初の説明で俺たちが王国軍と戦うかもしれないとわかったギルドの皆さんは俺たちを止めようとする。確かに危険なことはわかってる。だけど・・・

「頼む。王都までの道を教えてくれ」
「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」

ナツさんがそういうとギルドは騒然となる。

「例え奴等がどんな奴等だったとしても・・・俺は仲間を助けるんだ」

ナツさんがそう言うと皆さんポカーンとしてしまう。

「お願いします!!王都までの道を教えてください!!」

俺もギルドの皆さんにそう言う。ちなみにいまだに俺はエドウェンディに抱き締められてたりする。

「わかったわ・・・教えてあげる」
「「「「「ウェンディ!?」」」」」

俺たちがお願いするとエドウェンディはそういって俺を離す・・・あぁ・・・至福の時がぁ・・・

「ただ・・・お願いが一つあるんだけど・・・」
「お願い?」
「シリルを・・・連れ戻してほしいの」

エドウェンディは俺の肩をつかみながらそう言う。なんだ。そんなことか。

「もちろん!!皆さんを助けたら、エドラスの俺もぶん殴って連れてくるよ」
「ぶ・・・ぶん殴んなくていいわ・・・(汗)・・・お願いね」
「うん!」

俺たちはエドラスの妖精の尻尾(フェアリーテイル)を出て、王都へと向かうことにした。

「ところでシリル」
「何?ウェンディ」

ギルドから出たところでウェンディが話しかけてくる。

「気持ちよかった?」
「へ?」

俺はウェンディが何を言っているのかわからずにいるとウェンディからなんだかどす黒いオーラのようなものが見えた気がした。

「エドラスの私に抱かれてた時・・・ずっと顔が緩んでたよ~?」
「あ・・・いや・・・それは・・・」
「シリルの・・・バカ~!!」
「ぐはぁっ!!」

ウェンディはそういって俺の顔にグーパンチを入れてきた・・・めっちゃ痛い・・・



























とある砂漠にて・・・

「よ~し、動くなよ・・・」
「ウゲロー」
「とらぁ!!待てー!!」

王都へと向かう俺たちは砂漠地帯を歩いているのだが・・・ナツさんは飽きてしまったのか、見たことのないカエルを追いかけ回している。

「何やってんのよあんた」
「蛙を追いかけてるんじゃないの~?」
「王都まではまだまだかかるのかな?」
「さっき出発したばかりじゃない!」
「五日は歩くって行ってたよね」
「五日も歩いてる内に手遅れとかにならないといいけど」

俺たちはカエルを追いかけるナツさんを見ながらそんな話をしている。
王都どんだけ遠いんだよ・・・

「なんか・・・(エーラ)の調子も悪いし、歩いていくしかないわね」
「オイラたち、本当に魔法使えなくなっちゃったの?」
「わからない・・・先が思いやられるわ」
「シリルしか魔法が使えないなんてね~」
「ミストガンから全員分の薬をもらっとけばよかったよ」

シャルルやセシリーは不安そうな顔をする。せめて三人が魔法を使えれば王都まで一っ飛びなのにな。

「ウゲロー、ウゲロー、ウゲロー、ウゲロー」
「よぉ!!」

俺たちが話している最中もナツさんはカエルと追いかけっこをしている。

「ハッピー、手伝ってくれ!見たことねぇカエルだぞ!これ!ルーシィへのお土産にしようぜ!」
「オイラ、喜ばないと思うよ!」
「俺もハッピーと同感ですね」

俺たちはそういったけど、ナツさんはお構いなしに再びカエルを追いかけ始める。すると

「んがっ!!」

ナツさんは何かに思いっきりぶつかる。俺たちはナツさんがぶつかったところを見る。

「あっ!!」
「げぇ!?」

そこにはかなり巨大なカエルがいた。俺たちよりずっとずっと大きいカエルが!

「どわー!?」
「「でかー!?」」
「きゃあああ!!」
「大きすぎですよあれ!!」

俺たちは驚いてシャルル以外全員が声をあげる。巨大ガエルはさっきナツさんが追っかけていたカエルの親なのか、敵意剥き出しで俺たちに襲いかかってくる。

「ウゲロー!!」
「ナツ!!襲いかかってくるよ!!」
「よーし、火竜の・・・」

ナツさんは腕に力を入れて火竜の鉄拳を出そうとするけど・・・さっき魔法は使えないって言ってなかった?

「忘れてた!!魔法は使えねぇんだ!!」
「「きゃああああああ!!」」
「「「「うわああああああ!!」」」」

俺たちはカエルから全力で逃げる。あれ?俺そういえば魔法使えるんだった!

「忘れてた!!水竜の翼撃!!」
「ウゲロー!?」

俺の魔法を食らってカエルは倒れる。しかしその後ろからまた巨大なカエルが現れる。

「また来た!!」
「任せろ!!水竜の・・・」

今度は鉄拳でカエルを倒そうとしたら、

ズルッ

「「「「「「あ?」」」」」」

下の乾いた砂のせいで俺の足が滑ってしまい倒れる。

「痛ッ!!」
「ウゲロー!!」

すると倒れている俺に巨大なカエルが襲いかかってくる。やばい!!

「ど・・・りゃあっ!!」
「ウゲロー!?」

するとどこからともなく現れた怖いルーシィさんが巨大なカエルをムチで倒す。よかった!助かった!

「怖いルーシィ!!」
「「怖いルーシィさん!!」
「ヤバイルーシィさん~!!」
「いちいち怖いとかつけんな!!あと茶猫!!ヤバイってなんだよヤバイって!!」

俺たちに怖いと言われて怒る怖・・・ルーシィさん。てかセシリーのヤバイってなんだよ。
そんな中、カエルは逃げるようにその場を離れる。本当に助かった。

「けっ、大したことない奴だな」
「でも、なんであんたが?」

シャルルがルーシィさんに聞くと、ルーシィさんはなぜか視線を反らす。
しかし視線を向けた先にナツさんがいて、ルーシィさんは顔を赤める。

「心配してる訳じゃねぇからな!」
「なんだかんだ言っても、やっぱルーシィだな。お前」
「どんなまとめ方だよ!!」
「そういう突っ込みとか?」

ナツさんはそういったあと、ハッピーとコソコソ話を始める。結構丸聞こえだけどね。

「ルーシィにこんな怖いルーシィ見せたいね」
「どんな顔すんだろうな、本物は」
「あたしは偽者かい!!」
「「ふがっ!!」」

うわぉ・・・ルーシィさんの蹴りが二人の顔面にクリーンヒットした・・・

「技の12、ボキバキブリッジ!!」
「ぎゃあああああ!!」
「やっぱり怖い・・・」
「これが五日も続くのかしら・・・」
「勘弁してくれ・・・」
「すごいすごい~!!」

セシリーはナツさんが関節技を次々に決められているのになぜか拍手してる。俺たちはもう既にブルーな気持ちになってるけどね・・・



























その頃、ルーエンの街の近くにて・・・第三者side

ザッザッザッ

一人の男が砂漠の中を歩いている。男は目深くフードをかぶっている。
しばらく歩くと、男の目の前に一つの街が見えてくる。

「くそがっ。でたらめなとこに飛ばしやがって・・・ったく、イカれてるぜ」

男はそう呟いて、街の方へと歩き始めた。






 
 

 
後書き
いかがだったでしょうか。
エドラスのシリルはナツやグレイよりも立場が上な感じにしてみました。
エドラスのシリルは弱虫ペダルの東堂くんをモデルにしてるのでとても仲間思いです。
次回もよろしくお願いします。
 
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