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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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34守護者決め

「ほんとに俺は継承できるのか?」

二戦目の相手『ヴァリアー』からの宣戦布告をさ俺達はまたリビングにいた

「ああ、できるぞ」 

ボンゴレリングの継承ってたしか血筋じゃあないといけないんだったよな?

「なんで、できるんだ?」

「お前はⅠ世の血を引いているからだ」

はぁ?俺がボンゴレⅠ世の血を引いているだと?いったいいつ?どこで?

「ボンゴレってイタリアだったよな?」

「ああ、そうだ」

俺の記憶が正しかったらあの時だ、イタリアでのテロに巻き込まれたときに助けてくれた血を分けてくれた人だ

「確かⅠ世の名前はジョットだよな?」

「ああ」

点と点とが結び合った、なるほど、それで、俺も候補になったわけか

「でも、何で今?なんだ?」

「それは、お前がフェニックスだったからだ」

確かにそうだな、助けてもらったのはもう何十年も前の話、普通なら生きてないと思うだろうな

「継承できる理由は分かった、守護者決めにはいる」

問題はここからだ、まずはマフィアのボスの眷属にいたいか、守護者になりたいかって事になる。

「いのり、みんなに招集をかけて」

「もう、かけたよ?」

仕事が早いね

それから数分後ヤマト眷属の全員とボンゴレファミリーⅩ代目の守護者全員が集まった、この話しに関係ないリアス、朱乃さん、イッセー、オーフィス、ネギ君、アスナさんはリビングに居ない

「みんなに招集かけたのは二つ報告があるからだ」

「一つ目は私達、ヤマト眷属の二戦目の相手が決まったよ?」

「とうとうきましたか」

「「次も勝とうね、ヤマトお兄ちゃん!」」

二戦目が決まったことに盛り上がるヤマト眷属、冷静な人は五人

「それで、ヤマト相手は誰でしょうか?」

歴戦の勇者を思い浮かぶように冷静なアリサが聞いてくる

「相手はヴァリアー、ボンゴレ独立暗殺部隊『ヴァリアー』が次の相手だ」

盛り上がっていたヤマト眷属が静まり返る

「暗殺部隊……」

「ヴァリアー……」

暗殺部隊と聞いて涼しい顔をできる人は少ないよね

「そして、もう一つは俺はボンゴレファミリーⅩ代目沢田綱吉からの要請でボンゴレファミリーXI代目ボスの座に付くことにした」

皆が大きく口をあけた

「ヤマトがマフィアのボスになるってこと?」

「ああ、そうだ。そこでなんだが俺から離れたいやつは離れてかまわない、マフィアになりたくないなら、離れてかまわない」

マフィアなんて嫌だと思うしな、離れるならかまわないと思っている

「ヤマトのバカ!」

「ヤマトはバカなんですか!」

いきなりアリサとオーレが怒鳴りだした

「ヤマト眷属の皆がヤマトのそばから離れるわけ無いよ!」

「そうですよ、ヤマト眷属はヤマトに助けられた恩がある人の集まりなんですよ?ヤマトがマフィアのボスになる程度で離れるような人はいません!」

俺はとんでもないあやまちをしていたんだな、少しでも皆が離れると思ってしまった自分がバカみたいだ

「みんなごめん!俺が間違っていた。バカな王だけど俺についてきてくれるか?」

「「「「「「「「「当たり前です!(だよ?)(ですよ)」」」」」」」」」

俺はもうバカなことは言わないと心に決めた

「それで、守護者はどうするんだ?」

「そうだった、みんな聞いてくれ、ボンゴレのボスには六人の守護者を持つことになっている」

守護者をどうするか未だに決まっていない

「雨、晴、霧、雲、嵐、雷のボンゴレリングの守護者を選ばなくちゃならない」

「もし、その六人から外れたら眷属を抜けることになるの?」

当然の質問だよな

「そんな事はしない、ファミリー内で守護者が持つ部隊の隊長を任せることにしている、いいよなリボーン?」

「ああ、構わんが、お前の眷属に晴れがいねぇぞ?」

そっか、死ぬ気の炎でリングの持ち主を決めなくちゃならなかった

「十代目、死ぬ気丸を人数分くださ」

「いつも通りでいいよ、はい、死ぬ気丸」

ツナは十個の死ぬ気丸をくれた

「それなら、こっちを撃った方がいいと思うぞ?」

「だめだよ、リボーン。みんな女の子なんだから」

リボーンが撃とうとしていたのは死ぬ気弾、ボンゴレに伝わる特殊弾らしく、撃たれると下着姿になるらしくツナが必死につめている

「ちっ」

おいおい、舌打ちするなって

「みんなそれ飲んでくれ」

ヤマト眷属の全員が死ぬ気丸を飲むと額から死ぬ気の炎が現れる

「晴なしで、雨、嵐、霧、雲、雷が複数だね」

晴が居ないのは想定外、どうしたもんかね。雨は可哀相だけど彼の弟子にすることにしよう

「「私達はいいや、ヤマトお兄ちゃん」」

いつも行きぴったりなんだよな、雪と秋は。二人が抜けるから雷は決まりだな

「雲は…………」

「わ、私にやらせてください!」

レナがそういってきた

「わかった、他のみんなにもがんばってもらうからな」

「ちょっと待って」

話を止めたのはツナだった

「リボーン『あれ』を渡そう」

「『あれ』か確かにコイツ等に持たせても問題ないな」

リボーンは帽子の中から何かを取り出してツナに渡した

「これはね、『マーレリング』っていってボンゴレリングと同じで七つの属性に分けられるんだ。ヤマトが大空で残りのみんなに渡して」

ツナから俺に『マーレリング』が渡された

「ありがとう、ツナ」

晴以外は居るので何とかなるがボンゴレリングと兼任する場合がでた

「さて、問題は晴だな…………」

突然リビングのドアが開く

「私を守護者にしてください!」

その場にいたのはグレモリー眷属『戦車』塔城小猫
元の名『白音』だった

続く 
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