転生者達による神世界開拓記
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プロローグ
前書き
初めまして、三島 渓山です。にじファンでは東雲 椿姫と名乗ってました。にじファンから移転して二番目の新作です。駄文かと思いますが、温かい目で見てやってください。
「転生って知ってるかい?」
「SSのあれか?」
「そうそう、よくSSであるあれさ。第二の人生って奴だね」
「じゃあ転生特典なんかも?」
「転生特典?もちろん上げるよ。強くてニューゲームなんて今じゃどんなゲームでもある方式だぜ?むしろどんとこいって感じだよね」
「ふむ……」
「無限の剣製や王の財宝なんてカッコいいものもあげちゃうぜ?まあこの二つは最近噛ませ犬しか使ってないから落ち目だけど他にも強力なモノはいっぱいあるんだ」
「何でもいいのか?」
「どんなものでも好きなだけあげちゃうから……転生してくれるよね?」
「だが断る」
「ひでぶ(´・ω・)」
~~~暫くお待ちください~~~
「ねえなんで断るの?しかも『だが断る』の使い方おかしいよね?」
「何故断るか、状況が把握できてないのに相手の要求を飲む奴は馬鹿だ。それと『だが断る』は自分に有利な条件を相手から提示され、相手が絶対に断らないと思う状況のみ使えるものなので間違ってはない。実際にあなたは応対してないにも関わらず勝手に話を進めて相手を混乱、且つ曖昧に返事させようとした」
「う……」
「『あ、ああ……』は了承に近い返事だからその後は有無言わせずに穴へボーンとしようとしていた。どこの悪徳商法だよ」
「…………」
ぐうの音も出さない変し「変質者じゃないからね!?」……変た「変態でもないからね!?」……(胸が)微少女。というか地の文に突っ込むのはどうかと思う。
「それよりも転生っていう事は自分は一回死んだという事だ。一体何が原因で死んだんだ?」
「『暇を持て余した神々の遊び』という連盟が君の世界の地球に隕石を落としちゃった☆」
「……他のSSでは『間違って殺しちゃった☆』で対象は一人の筈なのにすげー大規模な虐殺だよな。罪悪感とか全くなさそうだし」
「気にしない気にしない、禿げちゃうぜ?それに怒らない君もどうかしてるけどね」
「自然と禿げるまでここに居るつもりはないんだがな。それと友達のいない世界なんて俺には何の意味も持たない」
「いてもらっても困るんだよね。てか、ニート?引きこもり?厨二病?」
なら何故言ったのか。まあ、そんな事はどうでもいいので本題に入って欲しい。それと若干厨二だ。
「やれやれ、君はせっかちだね」
「そう思うのならさっさとしろ」
「した結果がこれじゃないか。まあ、少し説明端折った感はあるけど」
「端折り過ぎなんだよ。訳分かんないし」
「はいはい分かりましたよ。まず、君の地球は滅びた訳なんだけどその中で運良く僕みたいな存在に目をつけられた魂がこの空間で実体化する。その時点で転生―――平行世界や並列世界で新しい生を過ごせる権利を得られる訳なんだけど、ここまではいいね?」
「……ああ」
「その運の良い存在は『暇を持て余した神々の遊び』に所属する神々が好き勝手に転生させる。勿論、転生特典を選んでだぜ?中には選ばなかった奴もいるが少数だけどね」
話がぶっ飛んでて色々気になるが突っ込まないほうがいいだろう。それに神々とか言ってるし、苛立たせない方が吉か。
「選ばれた百人はそれぞれの世界・・・何人かは重複してるけど無事転生した。君が僕の担当で連盟に選ばれた最後の一人なんだよね。質問はあるかな?」
「……まずは平行世界とか並列世界とやらは俺の知ってる世界ではないんだな?」
「その通りだぜ。漫画や小説が彼らの主な転生場所かな?」
「やはりか」
「そこで『原作遵守』や『ハーレム万歳』、『原作ブレイク』に『アンチ・ヘイト』などの様々なジャンルに分けられる転生者が犇めき合ってる・・・中には『俺以外の転生者は死ね!』みたいなやつもいるから気をつけるんだね」
過激な奴らか……SSでも見た事あるな。そう言う奴らは何故か強い能力を持っている。何らかの対策が必要だろうな。
「質問はいいかな?早速次に進むね。まずは転移する世界を選んで欲しいんだけど時間ないから僕が勝手に決めちゃうよ。その間に転生特典とか決めちゃうといいぜ」
「分かった」
~~~考え中~~~
「決まったかな?」
「ああ、東方風に能力を作る程度の能力だけでいい」
「思いっきりチートだよね。まあ、一つだけだし?何でも上げるなんて言った手前不可能なんて示しがつかないからOKするよ」
実はもっと頼もうかと思ったんだが……頼んどけばよかったか?彼女、太もものようだし。
「それを言うなら太っ腹だぜ?……取り敢えずこの魔方陣の上に立ってくれ」
……心を読まれているようだ。俺は言われた通りにヘンテコな模様の上に立つ。転送とかそういう移動方法なのか?
「これは一体……?」
「そうそう、さっき君達は運良く選ばれたといったけど君は例外だ。何が特別だったのかは自分で見つけてくれたまえ」
「は?」
「転生先は混沌極まる世界だ。では行ってくれ(パチンッ)」
彼女の手から音が聞こえてきた。すると自分の体が透けてくる……意識も遠のいていくようだ。
「そ…と…作はい……し……構……、そもそ……とは…う展…なっ……も…るか…ね。…あ?……ギ…ー…常にあ…の…。完…な…も……の…で…れ……の…ぜ」
神らしき者は何か言ってるがよく聞こえなかった。そして俺の意識は完全に落ちた。
~~~~~~
「……終わったか?」
「見て分かるだろ?終わったぜ」
「これで全員転生し終えたって訳だな」
転生終了間際の発行が終わると僕の周りに神が集まり出す。やれやれ、僕の持ち場はいつ集会所になったんだい?
「そう言われてもな」
「ナチュラルに心を読んでくるね」
「我らに思考の隔たりなぞ無意味」
「あーはいはい、分かった分かった。先に進めようぜ」
同等な存在同士だから遮断も出来ねえなんてプライベートナッシングだぜ。まあ、プライベートなんて初めからないんだけど。
「○○○が転生させた転生者が“神造世界”に生まれた時、この世界はあらゆる意味で動き出す」
「まずは“神造世界”に宇宙、地球、人類が生まれるまで」
「この世界を見続けよう」
「「「『暇を持て余した神々の遊び』の名の下に!!」」」
……最後にこの名前出ると何かシリアルになるよね。
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