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暁の舞

作者:migfeel
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鬼と鬼

 
前書き
ついに鬼との戦い開始です! 

 
俺達は街の東入り口に到着したあと、
少し街から離れたところで鬼を待ちながら体を動かす。
「何か緊張するよ、あたし鬼なんて初めてだし…」
と不安そうに渚が話す。
「俺も鬼とは昔会ったけど、実戦はしたことない」
と俺もちょっと緊張している。
「でも今回の鬼はニメートル級だから小さいほうだろう…、不幸中の幸いって奴だな…」 と俺が話していると
あの記憶に残っている忌々しい音が聞こえた。

ズシン、ズシン、ズシン
音が徐々に近付いてくる…
そして遂に俺達は鬼の姿を捉えた。
昔会った鬼とは違う、青色の鬼だ。
手には斧ではなく、デカい大剣を持っている。

鬼はズシン、ズシンとどんどん近付いてくる…
そして鬼の視界に俺達が映った瞬間だった。

「グゴォォォォォォォ!!」
雄叫びをあげて、戦闘体制をとった。
「渚、用意はいいな、下手すりゃ死ぬぞ、ヤバいと思ったらすぐ逃げろ、いいな?」 俺は渚に向かい話すと
「うん、わかった。上手く連携していこうね!」
と言うと俺達は鬼に向かって刀を抜いた。

俺の剣《煉獄刀》で戦うのは先生に貰ってから
今日が初めてだ。煉獄刀が赤い刀身をギラギラ輝かせている。
「先生…俺に…煉獄刀に力を貸してくれ!」
俺がそう呟いていると、渚も刀を抜いた。
少し青みがかった、透き通った刀身だ。

俺達は剣に呟いたあと、俺は
「これより、青鬼の討伐に掛かる!全力で無力化するぞ!」
俺が叫ぶと渚は「戦闘開始!」と呟き、鬼に俺達は斬り掛かった。

「せい!」俺は思い切り斬り掛かった。
鬼はそれを簡単に大剣で弾く。
俺が弾かれたのと同時に渚が斬り掛かる。
「暁流一の型 疾風!」暁はもの凄い速さで鬼に斬り掛かる。
ズシャッと鈍い音が響いた。
渚は見事、鬼の腹部に技を命中させていた。
「ナイス!渚!流石に暁流やるな!」
俺が渚に対し、声を掛けていると
鬼が大剣を振り回し始めた。
ブンッ、ブンッ、ブンッと空振りしているものの
これでは迂闊に近付けない。

「渚、さっきの暁流一の型疾風でこの攻撃避けられるか?」
俺は渚に聞くと「半分避けれて半分斬られるかな?」
渚がそう答えると俺は
「少なくとも可能性はゼロじゃ無いんだな?」
俺はそう呟くと、腰を低く落とし剣を低く持った。
「その構えは、暁流一の型疾風!?」
と渚が話すと、俺は
「そうだ。半分避けれる可能性があるなら賭けてみる…」
渚は「見ただけで出来るような技じゃないよ!あたしだって一の型疾風を習得するのに半月はずっと練習してたんだよ!」
と声を荒げる。
「でもやるしかないだろ?このまま大剣を振り回したままだったら俺達は何も出来ない。自ら動かない限り、事態は解決しない」
俺はそう渚を説得すると疾風のモーションに入った。
「行くぞ…、暁流一の型疾風!」
俺はもの凄い速さで斬り掛かった。
俺が移動しているスピードと
鬼が振り回している大剣は少し時間の差があるだけで
本当に斬られるか避けられるかの二択しかなさそうだ。
俺は渾身の力を込めて煉獄刀で切りかかる。
「いっけぇぇぇ!」俺が切りかかった瞬間だった。
鬼は大剣を振り回すのを急に止めた。
「えっ?」俺が呟くと、上から巨大な大剣が切りかかってきた。

スローモーションに見えた。
渚の叫んでいる声もスローに聞こえる。
(ああ、そうか死ぬ前ってスローに感じるのか…)
俺がそう思っていると俺の脳裏で声が聞こえた。
「な、なんだこれは?」俺は驚く。
『力を求めよ、お前が力欲すればお前に大いなる力を与えよう』
と脳裏に声が響く。
その声が響いてる間にも、
どんどん大剣が少しずつだがスローで近付いてくる。

今は時間が惜しい、死ぬくらいなら妄想の神様でも頼るさ
と俺は自分に言い聞かせた。
「大いなる力よ俺に力を!」
俺はその瞬間意識が飛んだ。

キィィィン!音が響いた。
赤虎は煉獄刀で軽く大剣を弾き返した。

渚は違和感を感じた、まるで赤虎ではないかのような。

赤虎は赤い髪が真っ黒の髪になり
黒いオーラみたいなのを纏っている。

「あ、赤虎?大丈夫?」と渚が聞くと
赤虎がこっちを向いた瞬間、渚は恐怖を抱いた。
赤虎の目はまさに血のような真っ赤な目になっていた。
青鬼がまた「グゴォォォォォォォ!!」と叫ぶと
赤虎は「グラァァァァァァァァ!!」と雄叫びを上げた。

まさに今の赤虎は鬼そのものだった。
赤虎は煉獄刀を天に持ち上げ、鬼に向けて振ると
黒い鎌鼬のようなものが出現して鬼を粉々に粉砕した。
青鬼は断末魔もあげることなく
渚の目の前から消え去った。

敵を無くした赤虎は周りを見渡すと渚に目を付け
渚に向かって歩き出した……。  
 

 
後書き
暴走赤虎はどうなるのか? 
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