| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『自分:第1章』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『借用書』

店長はシンさんを呼んだ。
シンさんはキレた。
『何急に辞めるとか言よんぞ!』

目の前に置かれたのは借用書。
意味解らん。
見たことない。


『何も借りてませんけど?』

『俺の顔に泥塗ったろーが!』

何百万とクソ高い紹介料とっときながら使い切ったらしい。
出来損ないチンピラが。
えらっそーに。
矛盾の塊。


店辞める為に借金?
借りても無い金を返せと?
顔に泥塗った?
元から汚れまくっとるやんけ。
それより逆っ!
勝手に人売っといて。
慰謝料払えや。
コッチが貰ってもおかしくないやろ!


なんで?
なんでこんなことなんの?
店長は凄く頭下げて謝ってる。

店長は見廻りじゃなくて店を廻すことが仕事。
かといって見廻りのボーイが悪い訳じゃ無い。
悪い奴は過剰サービスを望む客。
それに応えてヤリまくる雌豚ギャル。
コイツ等が来たせいで店が狂った。
傷も抉れた。
其れは事実...

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧