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『自分:第1章』

作者:零那
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『3日目』

言われた通り開店時間に行った。
急いで着替えて行ったら、既にドライ2つ頼んでた。

『乾杯しょ―や!』

『今日もそのパターン?時間は?』

『今日は借金の取り立てあるけん3セットって先に言うた!』

『そっか、ありがとぉ...』

『いっぱい飲むよ!』

時間が来て秋は帰った。
次の客が既に待ってるらしい。
急いで行ったら社長だった。

『普通にビックリするし!お金無駄やし体も大丈夫ですか?』

『おっ!いいね!営業トーク出来ん女の子ってのは新鮮やわ♪やっぱ来て良かった♪』

『今日はすぐ帰るんですか?』

『延長は仕事次第やなぁ...』

『えっと、それは...』

『あ~、違う違う!あははははは!優チャンの仕事や無くて会社!ちょっとトラブルで残業さしててな。でも俺居ったら社員が気ぃ遣うやろ!』

『...社長不在で平気なんですか?』

『そんなもんよ!
さっ!乾杯♪』


美香さんが隣の席で目が合って挨拶。
1日逢わんかっただけやのに、超久々な気がして凄く嬉しかった♪

社長が気付いた。
助けてくれたって言ってた先輩やろ?って。

結局、延長はせず、代わりに社員が団体で来ることに。
1人が優チャンを指名する様になってるから頑張って!!って...


店長に、チャント見送りするように言われてエレベーター迄行った。
帰り際、ちゅーされた。
普通は接客中にする。
運良くソレが無かった。
ちゅー如き、今更か。
こんなんでえんなら。

見送りから帰ったら店長がからかってきた。
『優チャン3日目にして初めて唇奪われたね♪』
されるん知っとったんか。
たぶん、部下は普通にサービス受けるやろうから...
その前に俺が...ってゆう優しさやったんちゃうかな?


『部下たちの団体スグ来るけん気合い入れて頑張って!覚悟してな...指名は年輩の方やから大丈夫。サービスは美香が同席するから見て頑張って!』

遂にきたか、本来のセクキャバ業。
処女でもあるまいし。
今更...
満足するまでヤッてやらぁ!!

気合いは入れた。
覚悟もした。
間違えても客殴らんようにせなあかんな。


団体5名様。
若い社員3人にはギャルがついた。
指名してくれたのは社長の次に偉い人。
もう1人の重役さんは美香さんに一目惚れで即指名。

ギャル達はハタチやけど18言うてた。
灰皿やグラスの水滴も出来てなくて美香さんに合図されてた。
自分は、社長の立場もあるし、とりあえず必死だった。

サービスタイム。
ギャル達は男の上に跨がる。
美香さんは客が断った。

楽しく飲んでた。
えっと...
手ぇ広げられてるから跨がるの決定やな。
潔く!!!
ちゅーして胸揉まれて舐められて吸われて...
気持ち悪いって言うか、その必死な姿が悲しくなってしまった。

1セット終わってギャル達はチュッチュしながらバイバァーイって...軽い。
美香さんと自分は延長。

2セット目のサービスは断られた。
『さっき恥ずかしいくらい必死になってしまったけん充分!飲もっ!』
恥ずかしそうにそう言って俯いた。
可愛い。
笑いそう。
恥ずかしいくらい必死やったって自覚あったんや。

会社も家庭も色々あるんやろな。
こぉゆう所が発散場所なんやろな。


美香さんとこがハジメた。
さすがプロ!!
見てるコッチが恥ずかしくなるくらい。
妖艶ってのは美香さんのことやな。


店が終わってから帰るのが億劫やった。
泊まるところや時間潰しは、誰でも何でも良かった。
相手はナンパしてくる中から危なく無さそうな人を選んでた。


馬鹿やんな。
何しょんやろ。
どぉしたいんやろ。
何処に行きたいんやろ。

あかんなぁって。
でも帰るのは嫌。
帰る家やか無い。
居場所やか無いんや。
独りなんや、結局。
人間って。
深夜の街を漂う。
夜明けを待つ。

 
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