「冥王来訪」の感想


 
良い点
ソ連上層部の無知ぶりがわかる所。
 
コメント
相手の事がよく分からないのにケンカを売るとは旧日本軍みたいですね。ソ連の民間人は革命前の帝政ロシアの時がマシだったと思わなかったのかな?。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想有難う御座います。

>相手の事がよく分からないのにケンカを売る
戦争の場合ですがある程度の勝つ可能性があるから行う訳で、ソ連はゼオライマーに勝てると踏んで戦いを始めました。
この辺は説明不足であったかなと反省しています。
>日本軍
日本軍も対米戦に関しては一応戦争計画書を立てて始めています。
ただ当初の計画とは違い、海軍が陸軍の戦争計画から逸脱した行動をとった結果、あのような敗戦に至ったという研究結果もございます。

>ソ連の民間人……帝政時代との比較
1917年のロシア革命、ボリシェビキ革命を主導したのは農民や労働者ではなく、その思想にかぶれた貴族や知識階層です。
レーニンや初期ソビエトの面々は貴族出身者が少なくありません。
スターリンなども言われているより豊かな出自で神学校卒の犯罪者上がりです。
(もっともスターリン時代は、インテリは国外逃亡するか刑場の露と消えました)
大部分の農民は小作農で農園や小作地から離れることなく一生を過ごし、外の世界を知りませんでした。
物流も不十分で物々交換に近い様な暮らしをしながら、家庭菜園で僅かばかりの作物で耐え忍んでいました。
ソ連時代も現代もその辺の構造は変化していません。
ソ連末期の1980年代も地方都市の商店は常に物不足で本当に困った時はモスクワまで買い出しに行くほどでした。
ソ連崩壊直前からは、中国経由でそれなりに物が入ってきてはいます。
ですが、SNSやネット情報を見る限りあまり変化はないように思えます。
ウクライナ侵攻の際、初期に捕虜になった極東出身の兵士が、水道の蛇口や水洗便所、パソコンを見た事のないと言ったことも恐らく事実でしょう。
ロシア国内の交通網や流通システムの改善がない限り、おそらくこのような状況は変化しないと思っています。