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エニックスお家騒動
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独自研究が含まれているおそれがあります。(2015年3月)
エニックスお家騒動(エニックスおいえそうどう)は、2001年にエニックスのコミック部門で編集者の独立や漫画家の離脱を巡って発生した一連の係争の通称。
目次 [非表示]
1 概要
2 騒動の経過
3 マッグガーデンへ移籍
3.1 月刊コミックブレイドへの主な移籍作品
3.2 マッグガーデンに参加
4 一賽舎へ移籍
4.1 コミックZERO-SUMへの主な移籍作品
5 エニックスに残った主な漫画家
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
概要[ソースを編集]
2001年6月、株式会社エニックス(→スクウェア・エニックス、現:スクウェア・エニックス・ホールディングス)のコミック部門創設者である出版事業部長・保坂嘉弘や同社刊『月刊少年ガンガン』の第2代編集長・飯田義弘を始めとする、主に本誌・姉妹誌での編集長・副編集長経験者である一部編集部員が独立し、株式会社マッグガーデンを設立した。その際に、当時のエニックス主力専属作家の多くを引き抜き、マッグガーデンに移籍させた。
なお、同時期に同社刊『月刊Gファンタジー』編集長・杉野庸介が一賽舎(後にスタジオDNAと合併、現在の一迅社)を設立している。この件についても、一連の騒動に含める場合がある。
騒動の経過[ソースを編集]
1990年代後半、『月刊少年ガンガン』とその周辺雑誌で「エニックス系」と呼ばれる作品が人気を出している中、現状を良しとしない編集者が現れ始め、創刊した頃の少年漫画中心の雑誌への回帰を図るようになり、『TWIN SIGNAL』『刻の大地』の『月刊Gファンタジー』への移籍、大量のゲーム紹介ページの投入、今までとは異なるタイプの新連載を次々と打ち出したりなどの路線変更を行い始める。しかし読者からの不評、そして編集部内での反発・対立が起き、2001年6月、保坂嘉弘がエニックスを退社しマッグガーデンを設立。旗艦雑誌となる『月刊コミックブレイド』創刊の準備に入った。その後、飯田義弘を始めとするエニックスの編集者が相次いで退社し、エニックス系列の雑誌では『月刊少年ガンガン』の「まもって守護月天!」、「魔探偵ロキ」、「新撰組異聞PEACE MAKER」、「スターオーシャン セカンドストーリー」、『月刊ガンガンWING』の「ワールドエンド・フェアリーテイル」、「パンゲア」、「ジンキ」、『月刊ステンシル』の「AQUA」など、中途半端な連載打ち切りが相次いだ。特に移籍者の多くが集中していた『月刊ガンガンWING』では連載作品のおよそ8割が連載を打ち切られた。また、移籍作品のほとんどが主力作品だったため、雑誌の存続が危ぶまれた。また、『月刊ステンシル』は雑誌の中心であった人気漫画家ばかり引き抜かれ、その後持ち直すことができず休刊してしまう。なお、「まもって守護月天!」連載中断後、当作品といわゆるコスタリカ方式で隔号連載になっていた「東京アンダーグラウンド」が急遽毎号連載にペースアップされた。
『月刊コミックブレイド』の創刊に際しては『月刊少年ガンガン』や『月刊ガンガンWING』等にて連載中だった作品の続編掲載を謳う宣伝も存在したため、エニックス側は「マッグガーデンの行為は編集者のコネクションを利用した不当な引き抜き行為である」と主張。10月に『ブレイド』の発行やマッグガーデンと同社が引き抜いた作家の契約差し止めを主な内容とする仮処分を東京地方裁判所に申請した。『ブレイド』は翌2002年2月に創刊された。
その後2002年3月に以下の条件で両者間の和解が成立した。
エニックスはマッグガーデンの業務に干渉しないこと
マッグガーデンの非常勤取締役2名の指名権をエニックスが得ること
エニックスはマッグガーデンの発行済み株式の50%を譲り受けること
エニックスの雑誌で連載されていた作品に「企画・プロデュース エニックス」と記載すること
マッグガーデンが株式上場・店頭登録するまで前記の作品の小売価格の1割をエニックスが得ること
上記の和解条件は、マッグガーデンが2003年9月22日にマザーズ市場へ株式上場したことに伴い終了した。発行済み株式の半数を取得したエニックスは市場を通じて手持ち株の売却を進め、上位株主から姿を消している。その後、マッグガーデンは2006年より業務提携したProduction I.Gと統合持株会社・IGポートを設立し、2007年12月1日より同社の株式交換での傘下となり、2007年11月27日にマザーズから上場廃止になっている[1][2]。
一方、エニックスとマッグガーデンが係争中の中、同時期に『月刊Gファンタジー』編集長であった杉野庸介が、峰倉かずや、遠藤海成、高河ゆんら同誌看板・主力作家陣を連れて独立し、スタジオDNAの支援を受けて一賽舎(現在の一迅社)を設立、同社より『コミックZERO-SUM』を創刊した。
マッグガーデンへ移籍[ソースを編集]
浅野りん(少年ガンガン・WING)
東まゆみ(少年ガンガン)
天野こずえ(ステンシル)
木下さくら(少年ガンガン)
黒乃奈々絵(少年ガンガン)
久保聡美(WING)
桜野みねね(少年ガンガン・WING)
綱島志朗(WING)
戸土野正内郎(WING)
箱田真紀(WING)
藤野もやむ(WING)
よしむらなつき(少年ガンガン)
月刊コミックブレイドへの主な移籍作品[ソースを編集]
AQUA(ステンシル)→ARIA / 天野こずえ
魔探偵ロキ(ガンガン)→魔探偵ロキRAGNAROK / 木下さくら
tactics(Gファンタジー)/ 木下さくら・東山和子
ワールドエンドフェアリーテイル(WING)→ワールドエンドフェアリーテイルアフター / 箱田真紀
まもって守護月天!(ガンガン)→まもって守護月天!〜再逢〜 / 桜野みねね
常習盗賊改め方 ひなぎく見参!(WING)→ ひなぎく見参!一本桜花町編 / 桜野みねね
新撰組異聞PEACE MAKER(ガンガン)→ PEACE MAKER鐵 / 黒乃奈々絵
パンゲア(WING)→パンゲア・エゼル / 浅野りん
ジンキ(WING)→ジンキ・エクステンド →JINKI-真説-(コミック電撃大王)/ 綱島志朗
陽炎ノスタルジア(WING)→陽炎ノスタルジア〜新章〜 / 久保聡美
悪魔狩り〜冠翼の聖天使篇〜(WING)→悪魔狩り〜寂滅の聖頌歌篇〜 / 戸土野正内郎
マッグガーデンに参加[ソースを編集]
衛藤ヒロユキ(少年ガンガン) - お家騒動後に『少年ガンガン』と『ブレイド』の両方で連載を持った唯一の漫画家。
一賽舎へ移籍[ソースを編集]
峰倉かずや
遠藤海成
高河ゆん
たつねこ
魔神ぐり子
水谷悠珠(以上、Gファンタジー)
コミックZERO-SUMへの主な移籍作品[ソースを編集]
最遊記(Gファンタジー)→最遊記RELOAD / 峰倉かずや
破天荒遊戯(Gファンタジー)→破天荒遊戯 / 遠藤海成
BELOVED(Gファンタジーにて第1話のみ掲載)→LOVELESS / 高河ゆん
エニックスに残った主な漫画家[ソースを編集]
渡辺道明
金田一蓮十郎
有楽彰展
城平京
水野英多
藤原ここあ[3]
小島あきら
たかなし霧香
冬季ねあ
脚注[ソースを編集]
^ “株主・投資家の皆様へ”. IR情報. マッグガーデン. 2016年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月8日閲覧。
^ “平成20年5月期 中間決算短信” (PDF) (プレスリリース), IGポート, (2008年1月15日) 2016年10月8日閲覧。
^ 2015年3月、病気のため永眠。
参考文献[ソースを編集]
「上場申請のための有価証券報告書」株式会社マッグガーデン、2003年
関連項目[ソースを編集]
エニックス
マッグガーデン
月刊少年ガンガン
月刊ガンガンWING
月刊ステンシル
月刊Gファンタジー
月刊コミックブレイド
田口浩司 - スクウェア・エニックス出版事業部長。マッグガーデンとの和解協議を担当。
スクウェア・エニックス
一迅社
コミックZERO-SUM
カテゴリ: スクウェア・エニックスの出版物月刊少年ガンガン月刊ガンガンWING月刊ステンシル月刊Gファンタジー月刊コミックブレイドコミックZERO-SUMマッグガーデン一迅社出版社の歴史2001年の日本2001年6月
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最終更新 2017年2月27日 (月) 10:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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