「皇太子殿下はご機嫌ななめ」の感想

付き馬屋とんぼ
付き馬屋とんぼ
 
コメント
○帝国の捕虜が皇太子の熱狂的支持者兼忠実な精兵になるであろうに対して
 対照的に政府に幻滅気味で士気の点でどうも心配な自国の帰還兵
○主導権確保はわからぬでもないがその皇太子の仕切る、近年攻めてこず開明的改革を
 実践中の帝国へこちらから攻め込むという決して道義的にいいとはいえない外聞
○当然の結果としての大激怒と、動員数も殺る気も上回りしかもオールスター提督率いる八個艦隊出撃…

…どうみても同盟に勝ち目があるとは思えませんが、しかしトリューニヒトが主導しているという事で一抹の不安が。
この状況で彼が積極的という事は、六個艦隊が殲滅されようがサンフォード政権が吹っ飛ぼうが、
最終的には自分が最大の利益を得られるという確信があるということでしょうが…
しかし原作の帝国領侵攻戦と異なり「無謀な出兵案に反対を投じた先見の明」という
アドバンテージもなく敗退すれば本来なら確実に責任の矢面に立たされるはず…にもかかわらず
その自信がどこから来るのかが推測できず何とも薄気味悪さを禁じ得ません。
殿下サイドに油断や見落としがあるとも思えませんがどうにも胸騒ぎが。