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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
31話
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、その後の予定を確認する。
「あ、ありがとうございます。……んっ、美味しいですね、このドリンク。こんなの売ってましたっけ?」
「お手製だ、スポーツドリンクなんて塩と砂糖を溶いた水に多少味を付けただろ?なんでそんなのに金を払って買わにゃならんのだ」
「マキナさん、お金ならあるんじゃないですか」
「そりゃ基本的に使わないが、無駄な事に使うことはないだろ?」
水と砂糖、塩を混ぜてグレープフルーツやら好みの果物を少し絞って果汁を入れれば、それでそこそこ美味いスポーツドリンクが結構な量できるのだから、そんな物に金を払って僅かな量を手に入れるなんて馬鹿な話じゃないか?
筋トレやら何やらで重点的に脚を鍛えて、アラガミの懐に潜り込んでのゼロ距離射撃の為のフットワークを磨くようだ。自分の得意分野を伸ばすのは結構なんだが、個人的にあのスプラッターはやめて欲しい。
戦闘時のテンションで全身に返り血を浴びて、次々アラガミを屠っていくカノンの姿はゴッドイーターの中でも割と噂になっている。
戦果自体は大した物なので不満の声などは上がっていないのだが、絶対に彼女に新人を同行させてはならないという暗黙の了解があるらしい。
単純に新人にトラウマを与えないようにするためなんだが、カノンと同じ部隊の面子も任務後は肉料理とトマト料理が食えなくなるらしく、慣れていてもキツい物はキツいようだ。
それを踏まえた上で質問させてもらうが、この訓練メニューの最後に書かれている実弾演習ってなんだ?
「え、マキナさん相手に戦ったことないなーって」
「……俺に死ねと?」
「大丈夫ですよ、マキナさんは強いですから当たらないですよ」
「いやいや、そうじゃないだろ?」
「大丈夫ですって、当たってもマキナさんなら死にませんって」
……一体、俺に何の恨みが?
確かに死にはしないだろうが、痛いものは痛いし、俺にも人権というものがあるんじゃないか?
俺はアラガミだが、戸籍上は人間だぞ?
せめてペイント弾にするとか、空砲にするとか安全策ならいくらでもあるだろうに。もはやそれは訓練ではなく、八つ当たりとかそういった類の物じゃないだろうか?
「じゃあ、訓練を続けましょう」
うん、いい笑顔なのはいいんだがこの実弾演習が必要かもう一度考え直さないか?ほら、暴力はなにも生まないっていうだろ?
「パンチやキックでアラガミを倒しているマキナさんが言っても、全く説得力がないですよ?」
自分でも言っていて思っていたが、ですよねー……


「カノン、本当にやるのか?」
演習場で銃を構えて、俺の前に立っているカノンに問いかける。
「はい、反撃は……手加減さえしてくれればいいですよ?」
「バカ言うな、下手にやってお前が怪我したら俺が嫌だ」
「ふふ、ありがとうございます。でも、そ
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