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有栖キャロの小学校物語
第6話 運動会です(前編)
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「お願い、エリオの手を借りないとまずいかもしれないの」

「だけど、僕はこの学校の生徒じゃないんだよ!!絶対にバレるって………」

「大丈夫、エリオはかっこいいから問題ない」

「大有りだよ〜!!」

ルーちゃんがいい考えあるって言っていたので何か考えがあると思ってましたが、無計画でした。

「仕方ない、それじゃあ変身魔法で…………」

「そんな魔法ありましたっけ?」

「………………………知らない」

「知らないのに言ったの!?」

ダメそうですね…………

「もう、つべこべ言わず、来る!!」

そう言ってルーちゃんが無理やりエリオ君を1組の教室へ連れていってしまいました。
本当に大丈夫かな?





その頃、フェイト達は……………

「零治、エリオが居なくなったの!!」
「えっ!?迷子か?」
「多分…………お願い、探すの手伝って!!」
「分かった!!」

エリオを探して、走り回っている中学生組がいた……………








「皆に紹介する、エリオ・モンデヤル君だ!!」
「モンディアルです!!」
「「「「「「「「「「最低…………」」」」」」」」」」
「ちょっと!?女子の皆さん、そんな冷たい目で俺を見ないで!!」

自業自得です。

「オホン…………で、このモンディアル君が助っ人として手伝ってくれることになった!ルーちゃんが言うには運動神経はルーちゃんよりもずっと上で、しかもイケ……………」

あれ?何か顔が暗くなったような……………

「イケメン……………」

そう言って崩れていきました。

「確かに………」
「かっこいいよね………」
「目もキリっとしてるし………」
「ジャOーズみたい………」

女の子達もヒソヒソと話しています。
ちょっと嬉しそうです。

「クソっ、イケメンとか………」
「それで運動神経抜群……?」
「モテ男じゃないか………」

逆に男子のテンションが下がってるような気がします。

「と、とにかく!団体競技の時に出てもらう!そうすれば、運動神経抜群もとい、脳筋の2組の連中にも負けはしない!!それにこっちには仕込んだ策もある!!恐れず立ち向かえ!!」

「「「「「「「「「「おおーっ!!」」」」」」」」」」

「よし!!今日は絶対に勝つぞ!!」

こうして、エリオ君の団体競技の参加が決定しました。








「それじゃあみんな、初めての運動会だから緊張してるだろうけど頑張ろう!!ただ、玉入れと綱引きは作戦通り頼むな」
「「「「「「「「「「OK、エローシュ!!」」」」」」」」」」
「よ〜し、やあ〜ってやるぜぇ!!」

気合バッチリです。
だけど、逆
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