暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第9話 駒王学園
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 そう励ましても黒姉の気分は晴れそうにない。黒姉はこっちを見てきて

「ふん。火織も来年同じ気持ちを味わうといいにゃ」

 とのたまった。あはは〜〜。それは遠慮したいっていうかなんというか。私が笑顔をひきつらせていると

「我、志望校変えようかな?」

「……私も」

 なんと龍巳と白音が志望校変更宣言! 女子からの告白がそんなに嫌か! ってそりゃあ嫌だよね! これに慌てたのは黒姉だ。

「え!? ちょっと待ってちょっと待って! 私だけ別の学校なんてイヤにゃ!」

「「……でも」」

「お願いだからお姉ちゃんを見捨てないで〜〜〜!」

 あ〜〜あ。遂には黒姉、2人に泣きついちゃったよ。まあそんな過酷なところに1人は嫌だよね。







 志望校を変えようとしていた2人を説得し、黒姉も落ち着いたところで私は次の話を切り出した。

「……で、あっちの方はどうなの?」

 私の言葉に3人とも真剣な顔つきになる。

「今年は人外がいたにゃ。おそらく悪魔。同じ学年に4人入学してきた」

 うん。予想通り。

「こちらには?」

「多分気付いてないにゃ。だてに長年仙術の修行してないにゃ。猫又の気配を消すにゃんてお手の物」

 さすが黒姉だね。原作では悪魔になることで才能を開花させたってあったけど、こっちの黒姉は子供の頃から龍巳に修行つけてもらって早々に開花させた。まあ最強の龍神に修行つけてもらえばそりゃあ強くなるよね。白音も今では立派な仙術使いに成長してる。2人共ひと通りの仙術は使えるらしいけど独学のためどうもムラがある……らしい。黒姉は遠距離、白音は近距離と得意距離も正反対になった。まあでも2人で組むと苦手距離がない上にコンビネーションも抜群なのでかなり強い。

「他には?」

「多分中等部に数人いるにゃ」

 多分、木場や生徒会の面々だろうな。

「どうするにゃ? 接触するにゃ?」

「……まだやめておこう。イッセーが知るにはまだ早いと思う」

「ん、我もそう思う」

「はい。もう少しこのままがいいです」

「分かったにゃ。じゃあ予定通りみんなでこのまま駒王学園に入学ってことで。でももし奴らがイッセーに危害を加えるにゃら……」

「容赦しない」

「はい」

「あ、あはは。みんなもうちょっと穏便にね〜〜〜」

 だめだ、聞こえてない。恋は盲目と聞くけれどここまでひどいと心配ね。なんせ一度暴れたら街が灰になるだけの力がここに集まってるんだし。なんとか私がストッパーにならないと……

「それにしてもイッセー遅いにゃ……」

「はい、なにしてるんでしょう?」

「まあ大方補習が長引いてるんじゃない?」

「イッセー、情け
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