暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第4話 入学
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ちろんお母さんとも。私達は家族なんだから」

 我、寝るときはいつも忍び込んでた。拒否されるの怖かった。手に入れたもの、失いそうで。ようやく手に入れたもの、ようやく手に入れた居場所、我失いたくない。そう思ったから。だけど火織言ってくれた。我ら、家族と。だから我も勇気出す。

「今日、一緒に寝ていい?」

「もちろん。着替えておいで、待ってるから」

 我、急いで部屋に戻って着替える。楽しみすぎて、嬉しすぎて音速超えたかも。戻ったら驚かれたあと笑われた。我ちょっと恥ずかしい。

 今は火織にベッドの中で抱きついてる。初めてこの家来た時と同じ。あれからのこと、全部覚えてる。それまでのこと、殆ど覚えてないのに。

「おやすみ、龍巳」

「おやすみ、火織」

「私としては、そろそろお姉ちゃんって呼んでくれると嬉しいな〜。前は何度か呼んでくれようとしてたよね?」

 う、バレてた。まだちょっと恥ずかしい。お父さん、お母さんともまだ呼べてない。

「龍巳〜〜〜」

「う゛ぅ……」

 呼ぶまで寝かせてくれそうにない。

「おやすみ、お、おねえ、ちゃん」

「うん! おやすみ、龍巳」

 我、恥ずかしくて火お……お姉ちゃんの顔見れない。でもお姉ちゃんがうれしそうな顔、浮かべてるのは分かる。

 お姉ちゃんがぎゅっと抱きしめてくれる。我、温かい。手に入れたこのぬくもり、もう失いたくない。我、お姉ちゃんを絶対守る。







 今日はいい夢見られそう。



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