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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな喧嘩も楽しいものだ
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ン!私はお前を全力で負かして、私の存在を忘れられなくしてやる!積年の恨みぃぃーーーッ!!」
「『えぇぇぇぇぇーーーーーー!?!?』」

夫婦喧嘩(?)、勃発。




以下、ニヒロのメモリーより抜粋…


そこからは大変でした。ママは純白の頭髪を振り回して鬼の形相で桜花に斬りかかり、スペックと怒りで既存のデータを超越した音速の斬撃の嵐にゴエモンは半泣き、桜花は文字通り必死で応戦してました。かなり本気で身の危険を感じていたみたいで、感情ハレーションが大変なことになっていた。

何せオウカの唯一仕様能力「八紘一宇」はコア・ネットワークに潜在的に存在するデータ群しか集められないから、ネットワークと表層的にしか接続していない私のデータは拾えないもの。それでも自分を起点に蓄積したデータを使って後半は互角まで盛り返したのだからやっぱりオウカお姉ちゃんは凄いです。パパが戦えない分全力で守ろうとする、人間でいう母性なのかな?それが、すごいと思いました。

最終的にアリーナは、最大出力の桜花幻影によって極限状態までエネルギー伝播を強化したオウカお姉ちゃんと、最後の切り札「白狼」を使って解き放たれた獣のように破滅的な暴力の権化となった私とママで激突した結果―――アリーナが丸ごと駄目になったことによって勝負は強制的に終了しました。

監視カメラ?試合開始10分で全滅しました。よって映像は私とお姉ちゃんのデータログにしか残っていません。

なお、現在パパとママは膨大な反省文を書かされています。

《・・・出来たよ、ゴエモン!八紘一宇で組んだ全自動反省文書き機だよ!!》
(でかしたオウカ!織斑先生は変な意地張ってISを持ってないから脳内で会話し放題だもんな!!)
(おい、オウカ!私にもその反省文書き機の機能を転送しろ!ニヒロ、受信準備!!)

・・・・・・二人は一つも反省してなかったけど、取りあえず二人の距離は近づいたと思います。

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