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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
28話
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会った位で、殆どお互い知らないがな」
俺がそう返事すると、アリサは少し残念そうに肩を落としてから、もう一度俺の目を見てこう言った。
「七年振りです、マキナおじさん」
は?七年振り?
「思い出してもらえませんか?よく貴方の家に遊びに行ったんですけど」
ちょっと待て、俺の家の来た……娘…?
「生きて……いたのか……?」
「はい、以前お会いした時には服装もそうでしたけど、私の記憶もおぼろげでしたんで……」
そっか……生きててくれたんだな。随分と自分勝手な感想だが、本当に良かった。本当に生きていてくれて、ありがとう。
まぁ、これは俺の感想であってアリサ側としては両親を助けてくれなかった、憎むべき相手ってところか?それに関しての怒りは甘んじて受けるさ。そんなもので心が折れるほど俺は若くはないし、あの件に関しては悩むのはもう十分だ。
「で、お前は俺に恨みをぶつけたいのか?ならさっさとやってくれ、ナイフか何か貸そうか?」
「な、何を言ってるんですか!?なんで私がおじさんを恨むんですか!?」
「ん、いや、俺がもう少しアラガミを殺せてりゃ、あの二人も助けられただろ?だから、恨んでると思ったんだが?」
「……二百体近いアラガミを、一人で倒した貴方にそんな事を言える人なんていませんよ。
それに私が恨むとしたらアラガミですし、おじさんに何か言うことがあれば私を放って帰っちゃった事です」
ふむ、意外だな……てっきり神機でも突き刺されるものだと思っていたんだが、放っていった事に対する文句だけだったとは。
いやはや、知らない内にネガティブ思考になっていたようだ。俺は前向きとついさっきサカキに言ったばかりなんだが、全くもってダメだな、俺。
というか、討伐数数えられたのか……俺の正体とか大丈夫なのか?
それにしても、菓子をねだりに来るばかりだったあの娘が今じゃゴッドイーターか……
「ちょ、頭、撫でないでください!!」
「ああ、すまんすまん、つい昔のお前を思い出してな」
「もう子供じゃないですよ」
いやいや、こんな姿だがお前の倍以上生きてるんだ。俺からすれば十分子供だぞ?
「はは、それで俺に何か用があったんだろ?」
「いえ、用ではないんですけれど……ただ昔の事を思い出した時に、おじさんがマキナ少尉だって分かったんで、いてもたってもいられなかったんです」
「そっか……じゃあ、また落ち着いたら、昔みたいに遊びに来るといい。菓子を用意して待っている」
病人というわけではないが、安静にしているべき人間にそう長く喋らせる訳にはいかんだろ。俺はそう考えて病室を出ようとした時、アリサに呼び止められた。
「おじさんは軽蔑しないんですか?私はリンドウさんを……」
ああ、忘れてた。この時期は凹みっぱなしだったな、こいつ。
「あのな、お前
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