暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第四十三話 決戦前
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
カーネルとディザイアとの連戦で凄まじいダメージを負ったゼロは直ぐさま医務室行きになった。
エックスも医務室行きとなったが、ゼロ程ではなく間もなくして医務室から出ていく。



































エックスはルインを探して屋上に来ていた。
彼女は辛いことがあるといつも屋上で空を見上げていたからだ。

エックス「ルイン…」

ルイン「エックス…メンテナンス終わったんだね……」

痛々しい笑みを浮かべながらルインはエックスを見遣る。

エックス「ああ…ルイン、君は大丈夫か?」

ルイン「ん…大丈夫…だけどちょっと堪えてるかな……」

信頼していた部下の自分への今までの好意に気づけず、あそこまで彼を変えてしまった原因が自分なのだから。

エックス「ルイン…彼は自分の意志でああなったんだ。君だけのせいじゃない」

それに対してエックスは彼に対する激情を抑えられてはいなかった。
アイリスの目の前でカーネルを惨殺し、自分の目の前でルインを傷つけたディザイアにエックスは凄まじい怒りを感じていた。

ルイン「分かんないよそんなの…エックス、私は……。」

エックス「ディザイアに対してなら…個人的な感情を差し引いても彼に応えるべきじゃないと思う。」

ルイン「…どうして……?私のせいで彼は…」

エックス「君が本心から彼を1人の男として愛しているなら話は別だよ。だが君は彼への罪悪感からそれに応えようとしている。そんなのは俺が許さない…。君を2度も失うなんてごめんだ……」

ルイン「…………」

強い口調で紡がれるエックスの言葉にルインは俯いた。
エックスの言う通り、ルインはディザイアへの罪悪感から彼の気持ちに応えようとしていた。
しかしエックスはそれを許さない。
エックスも彼女を愛しているのだから、このままにしておけばルインの未来は暗いものになるのは分かっているから。
例え自分は彼女にとって友人に過ぎないとしても。

ルイン「うん…ごめんねエックス。エックスはデスフラワーでディザイアと戦うんだよね…?」

エックス「ああ…」

ルイン「お願いエックス。彼を…ディザイアを救ってあげて……」

エックス「…分かった」

正直に言うと救ってやれる自信がない。
自分の目の前で彼女を傷つけた彼に対して、自分の腸は煮え繰り返っているのを自覚しているからだ。
自分の目の前であんな光景を見せられた時の激情がまだ心を支配していたからだ。
しかしエックスはふと、自分がただの1人の男に過ぎないことに気づいた。
度重なるシグマとの戦いを制していても、周囲から英雄だ何だと言われているが愛した女
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ