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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第11話:テヘッ、ヤっちゃったらデキちゃった?
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ト(笑)
そんな事を思いつつ、困惑する二人を楽しんでると……

「いや、デキてるよ。アリーナは薄々感づいてるんじゃね?」
リュカが爆弾発言投下した。
ワイワイガヤガヤざわついてた玉座の間が、一瞬で沈黙に包まれる。

「ねぇアリーナ。何となく気付いてたよね」
静寂の中、リュカに語りかけられ頬を染める姫様は、チラリとクリフトに視線を向けると腹部を擦りながら頷いた。

「ごめんクリフト、黙ってて……」
今まで見た事のない、はにかんだ表情を浮かべる姫様……
そんな可愛らしい顔を見たクリフトは、青ざめながらも笑顔で返答する。引き攣った笑顔で……

「……確かに面白そうだな。やっぱり俺達も一緒に最後の旅をさせてもらおう(笑)」
「お、デスピーも乗り気になってきたねぇ……じゃぁどっちに付く?」
(クリフト)の立場が哀れに感じたのか、場を和まそうとデスピーが話に割って入ってきた。そして、それに乗っかる様にリュカも場を盛り上げる。……しかし、『どっちに付く』とは?

「王様が『娘を傷物にしおって! こんな男は死刑だ!』とか言ってきたら、きっとクリフトもアリーナも抵抗すると思うんだよね。となると、サントハイムは内乱状態になると思うんだよね。……さて、どっちに与する?」
何だその勝手な妄想は……極端すぎるだろ!

「そ、そんな事に「私は『俺の恋路を邪魔する者は全て敵だ! キサマを殺して俺がサントハイムの王に君臨してやる!』って言うんなら、恋に生きる男っぽくてクリフト・アリーナ陣営に付くわ」
「私もマリーの意見に賛成……って事でウルフも一緒よね?」

「えぇ……俺はリュカさんと同じ陣営に付くぅ。だって敵対したくないもん、死にたくないもん!」
「じゃぁリュカがクリフト・アリーナ陣営に付けば問題ないわね……って事で私は娘と同じ陣営側よ」
「じゃぁ僕は(ビアンカ)と同じ陣営へ……で、デスピーは?」

「う〜ん……そうだな「いい加減にしろ! 内乱なんて起きないわよ。お父様がそんな事言うわけないでしょ!」
「そう思うのだったら最初から正直に話せよ。何で言い訳しようと考えるんだ? 優しいお父様なら、大切な娘の穴という穴を犯されても、『愛し合った結果で〜す』って言えば笑顔で許してくれるんだろ!? 僕に助けを求めるなよ」

「そ、そうよね……きっと大丈夫よね?」
一見ふざけた遣り取りの中から、親子の真理に基づく様な結論を導き出すリュカ。
その説得力に姫様も不安ながら納得する。

「だがどうかな? 俺に娘が出来たとして、例え愛し合った結果の事でも、勝手に純血を奪った奴を許すわけにはいかないが……なぁ、シン」
「そうですね……大切な娘ですからね。順序を踏んでほしいですよ! 何より“お付き合いします”って報告が先決ですね
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