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東方喪戦苦【狂】
六話 悪の大気
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「ふぅ、やっとか」
骸が額の汗を拭う

「呆気なかったな」
破壊する奴が弱かったんじゃあなくて骸が強かったんだな。

しかし…発想力とスケール…こいつ…紛れもない戦闘の天才…

「待てよ、おい!」
気絶した筈の男が立ち上がった

「タフな奴だなまだくるのか」

「砕けろぉ!」
男のパンチは速く、無駄のないものだった。

「クソ!」
骸は、男の腕をぐるりと回す、すると、それに会わせて男の体もぐるりと回り
地面に背中を叩きつけられた。

「うっはぁ!」
男は少し呻き、地面に唾を吐いた

「合気道か!?柔道か?」

「知らね、血が流れない戦闘方だ!とかいって教わったから」
お前は、何を習ってるんだ?俺にも紹介してくれよ。

「そうかよ?????!」

何処からか声が聞こえた。
「一旦引け???????」

スーツを着た男が急に表れた。

髪は少々長めで顔は鼻まである白いマスクで隠していた。

「ボス???!」

「羽佐間????一度戻ってこい」


「おい!てめぇ誰だ!」
骸が男に向かって問う。


男は骸の問いに、丁重に答えた
「申し遅れました、ボスと呼ばれております転生者です」
そう言って頭を下げた

「あ、あぁどうも???????じゃねぇ!てめぇがボスって奴か!」

この男から何かを感じる。

全てを見透かしているような何かを…


…胸糞悪ィ…


「こいつ…胸糞悪ィな…見てるだけでイラついて来やがる」

獄炎(メラガイアー)

俺の手から炎が出た。

男を包み込むほど大きな炎だ。

「おっとっと」

ボスと名乗る男は指で円の形を作ると炎を全て吸い込んだ

「少々静かにしてもらえるかな?」
途端、周りの景色が変わった

「ここは?」
再び骸が問う。

「亜空間とでも読んでくれたまえ????」

四角く、白い柱がそこらかしこにある
途方もなく広い

「これで死ななければ、亜空間から出してやろう」

指をクイッと動かすと、俺達の頭上に馬鹿デカイ柱が現れた

全員が絶句する。

俺が手を挙げて言った。
「作戦ターイム!!」

「認める。」
ボスは頷いた。

「クソッどうすんだよ!?このままだと全員スクラップだぜ?!」
自分自身、苛立ちからか冷静な対処が出来なくなってきた。

「落ち着け!策を考えれば何とか????!」
幾斗が素数を数えろ!!見たいな事を言ってくる。

「その必要は無いだろう」
骸が冷静に言った。

「はぁ?お前頭イカれちまったのか?」
うん。まあ最初からだろうけど…

「こんなとこで死んでたまるか!」
骸が叫ぶ。

「なら
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