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骨董品屋
第四章
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「しかし相手が相手だ」
「徹底的にですね」
「やるしかないですね」
「それがわし等だからな」 
 マフィアだというのだ。
「だからいいな」
「はい、わかりました」
「じゃあ総出で」
 黒服の男達も応える、そしてだった。
 男達はアジト、やけに大きな古い屋敷から出てだ。そのうえでだった。
 彼等はだ、モディリアーニファミリーの屋敷に夜に襲撃をかけた。いきなり銃撃を浴びせてだった。
 屋敷に押し入り徹底的に撃ちまくる、老人は自ら陣頭指揮を執りボルサリーノの奥にある目を光らせながら言った。
「いいか、女子供は撃つな」
「俺達の流儀を守ってですね」
「そのうえで」
「そうだ、狙うのはあくまで敵の頭だけだ」
 彼等はというのだ。
「いいな」
「そうですか、俺達の流儀で」
「邪魔する奴は撃て」
 彼等については容赦するなというのだ。
 だが、だった。それでもだというのだ。
「しかしな、この家は頭さえ潰せばな」
「終わるからですね」
「まとまりのない家ですから」
「そうだ、無駄な殺しはするな」
 そこは絶対にというのだ。
「わかったな」
「はい、わかっています」
「それなら」
「やれ」
 こう言ってだった、そうして。
 彼等は敵を次々と撃っていく、だが女子供は撃たず相手のドンをひたすら探した。そしてドンが自分の部屋で銃を構えているのを見てだった。
 老人は自ら前に出てだ、こう彼に言った。
「元気そうだな」
「まさかここで襲撃してくるなんてな」
「相手に気付かれないうちに襲って潰すのがわし等だろ」
「マフィアか」
「御前さんもそのことはわかってると思うがな:」 
 こう鋭い声で言うのだった。
「違うか」
「くっ、確かにな」
「なら覚悟はいいな」
 老人は黒いスーツの上から同じ色のコートを着ている、そして白いマフラーにボルサリーノだ。手にはマシンガンがある。
「苦しまない様にしてやるからな」
「うちの家を潰すつもりか」
「だからこうして今来たんだ」
 襲撃を仕掛けたというのだ。
「わし等の抗争は潰し潰されるだからな」
「糞っ・・・・・・」
「ならいいな」 
 老人はまだ寝巻き姿の相手に言ってだった、そのうえで。
 マシンガンを構え放った、そしてだった。
 相手のドンを自分の手で撃った、それで相手を蜂の巣にしてだった。
 彼は自分の周りに来たファミリーの者達にだ、こう言った。
「終わったぞ」
「そうですか、こっちもです」
「大体終わりました」
「後はこの連中の持っているシマを手に入れてだ」
「はい、売春だの密売だのは潰してですね」
「そうしてですね」
「終わりだ、ならいいな」
 今はというのだ。
「帰るぞ」
「わかりました」
 ファミリーの者達は老人
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