暁 〜小説投稿サイト〜
アラガミになった訳だが……どうしよう
派遣社員になった訳だが……どうしよう
16話
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
に人間は自分自身の事でしか抱けない。ごく稀に滅私奉公を体現したかのような人間もいるが、そんなものは例外だ。
まぁ、簡単に言えばゴッドイーターなんぞになる理由は利己的な欲求であるべきだ、という話だ。
それが復讐であれ、自己定義の為であれ、己の内から湧き出る願望を叶える為にこそ人間は最も動くように出来ている。
「………十八ですか?」
おい、なんでそこで考え込むんだ?この世界の就労年齢は二十なのか?いやいや、ゲーム中では高校生の年齢でゴッドイーターの奴など結構いた筈だ。
「あ、ああ、何か問題があるのか?」
「……いえ、なんでもないですよ。ええ、貴方なら大丈夫とか考えてませんよ?」
まるで意味が分からんぞ?



その後、益体のない話をしてから電話を切り、家の掃除を終える頃には既に日が暮れ始めていた。
そろそろクローゼットやらを捨てに行くか、確かに近くの無駄に広いコンクリートの空き地が粗大ゴミを捨てる場所だったな。うむ、やはりというべきか見事に何もないな。
なんというか、何もないないコンクリートの空き地の壁際に木製の比較的立派なクローゼットがポツンと置いてあるのは、なんとも言えんシュールな光景だ。
子供がこれを見たら確実に隠れんぼでの格好の隠れ場所になるな……
ガムテープでクローゼットが開かないように、しっかりと固定しておこうかとも考えたが、ゴミ収集は来週だし隠れた子供がそのまま回収されるなんてことはないだろう。











[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ