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アラガミになった訳だが……どうしよう
アラガミになった訳だが……どうしよう
3話
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パイルバンカー持ちのアラガミとかは……いないよな?

さて、気も晴れたことだしそろそろ旅を続けるとしよう………ん?
地震か?やたらと地面が揺れているような気がするが、どうやら気のせいではないぞらしい周囲の木がやたらと揺れている。
この体には倒木など何の問題でもないが、何故だか嫌な予感がするぞ?
それを証明するかのように地面の揺れが不自然なまでに大きくなり、まるで何か規格外の大きさの何かがこちらに向かっているような……うん、不本意極まりないが全力で逃げるとしよう。
明らかに今の戦力じゃ勝てないアラガミが見えた、ゲーム中盤の難関で山のような巫山戯たサイズの体を持ち、ゲーム本編でも並のゴッドイーターではどう足掻いても勝てないとされるアラガミ ウロヴォロスがこっちに向かって来ているのだ。
正直な話、この時代では本編より幾分か弱いだろうが今の段階では無理な相手だ。
戦力以前に倒したところで俺一人ではコアを喰いきる前に、体のダメージを修復されかねんからな。
だが、最悪な事にウロヴォロスはここを通りかかったのではなく、間違いなく俺を狙っているのだからどうにかしてあれを振り切らなければならない。
動きは鈍重だが一歩一歩の歩幅が桁違いなのだ、足にオラクル細胞を集め速度を上げてはいるもののいずれ追いつかれるだろう。
全く、気分転換した直後にこの扱いは不幸にも程があるぞ!!
くそ、こっちは木やらなんやらに道を妨害されながら進んでいるのに、向こうは何の問題もなく木を踏み潰しながら来ているではないか。
悪態をついていても仕方ない、ウロヴォロスをどうにかする方法を考えなければならないわけだが一体どうしたものか?ゲームであれば麻痺用のトラップかスタングレネードでどうにかできるんだが、今はそんなものがあるはずがない。
となるとどうにかしてこの身一つでウロヴォロスをダウンさせなければならないんだが、サイズが違いすぎるお陰で硬質な脚しか攻撃できず、しかもこっちの刃よりも向こうの脚の方が硬いのだから傷すらつかないだろう。
今の武器でウロヴォロスに攻撃がまともに効く部分など精々頭についている複眼くらいだろうが、コクーンメイデンのレーザーでは当たったところで何のダメージにもならん。
コンゴウの空気弾ならば可能性があるだろうがそんなものを溜めていたら、即座に追いつかれて踏み潰されるか触手で串刺しになるのは目に見えている。
となると、残った手段は地の利を活かしてどうにかするって位か……ウロヴォロスは触手はやたらとあるが、実際に地面に経つのに使っているのは触手の一番奥にある二本の足だ。
つまり、バランス的には相当無理をして動いている、平地ならばそれはさしたる問題ではないだろうが、坂道になるとそれは変わってくる。
坂道、それも山のような傾斜のキツイ坂ならあの移動速度も大
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