暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『姉妹喧嘩』

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姉とは何かと喧嘩が絶えんかった。
じぃちゃんちおる時から。
零那が京ちゃんと2人で遊んでたら引き離された。
言ってもないことを言ったって京ちゃんに悪口を言うてた。
学校でも、姉の好きな人が零那と話してると睨まれた。
ありもせん事を言われて零那が嫌われるように仕向けられた。


オッサンが釣りで居らん時間は姉に虐待されてたもんや。
完全にオッサンの味方ってのが更に苛ついた。
妹として見られてない。
邪魔扱いされてるのも悔しかった。
昔から、ずっと、物心ついた頃から姉に優しくされた記憶は無い。


零那が、皆の前で、公開レィプされて以降、更に冷たくなった。


姉は、オッサンのこと好きだった。
好きでオッサンとSexしてた。
弟の昼寝の時間、姉は夫婦の部屋でオッサンと過ごしてた。
風呂も、中学卒業してからも一緒に入る仲だった。


兄は何も言わん。
異常だと思うのは自分だけ?
2人が風呂入ってる時に薪見に行くのが嫌だった。
何故か?
2人の声や音が、どんなに静かにしようとしても漏れてたから。


姉は、いつでも零那に対して嫉妬してたんやと気付いた。
零那が犯されてるのを知った後、更に冷たくなったのがその証拠。
姉はオッサンのことが好きでSexしてるんやろうけど、零那は完全被害者。


ある日、零那は壊れた。オッサンが居らん時間、何だかんだで喧嘩は良くしてた。
チカラが強いのは零那。
気が強いのも零那。
姉は負けるの解っててわざと挑発してくる。
後でチクって零那を痛めつける為。


姉に負わせた傷は未だに消えん傷もある。
尖った鉛筆を腕に刺して、その痕は今も黒く残ってる。

とにかく激しかった。
髪の引っ張り合い。
腹の蹴り合い。
顔面を爪で引っかいたり抉ったり。

包丁突き付けた事もあった。
かるく刺さったりもした。


そんな喧嘩が目の前で起こってても、母さんと兄は何も動じずテレビを観てた。
それすら異常だと感じんのんか。

零那がこのまま一家全員皆殺ししたらどうするんか。
試してみようか。

そんな状況を自分で作っといて冷静になる零那。

激しい姉妹喧嘩だった。

姉は生きてる。
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