暁 〜小説投稿サイト〜
転生者の珍妙な冒険
お仕置きターイム!!〜少々手荒くなります〜
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「ほぉ、大きく出たじゃないか!! 手も使えないのに視界が効かない霧を好都合だと言うのか!?」
「まぁ、そう言う事になるな。」
実は既に、この会話の段階で俺の策は始まってる。
俺はジョジョの主人公の中でジョセフが1番好きだった、アイツみたいになりたい。
そして、こいつは女を馬鹿にしてる。よりよって全然モテない俺の前でだ。絶対に許さん!!
「だが、戦闘を始める前に1つお願いがある。」
「お願い・・・? まぁいい、これから闘う者への礼儀だ、きいてやろう。」
黙れナルシスト。
「そりゃあありがたい。俺はさっき言ったように腕を故障してて使えないんでね、剣か何か刃物を渡してくれると助かるんだが・・・・。」
そう言うと、男(男爵だったか?)は何の躊躇いもなく腰に何本もついてたナイフの内1本を抜いて俺に渡してきた。
「へぇ、意外だな。いくらお願いしたと言え、敵に武器渡すのか?」
「僕も誇り高き貴族だからな。丸腰の、しかも怪我人と闘うことは出来ない。」
へぇ、その誇り高き貴族が婚約者の前で他の女口説くのか・・・・。まぁ、今から制裁するしいいや。
「そうかい。じゃあ始めようぜ?」
「そうだな、行くぞ!!」
そう言って杖に何か力を込める男爵。させるかよ!
「タロット、大アルカナは7番『戦車』の暗示するスタンド、銀の戦車(シルバーチャリオッツ)!!」
俺の波紋で変化したナイフが戦車(チャリオッツ)になり、高速で男爵の眼前に迫りレイピアで連続突きを放つ。
「なっ!!?」
驚きながらも避ける男爵。チッ、素早いな・・・。
「さては錬金術師か奇術師の類だな、卑怯な!!」
「ご名答、俺は奇術師でもあるのさ。だが、あのナイフが無ければ戦車(チャリオッツ)は出せなかったぜ、ありがとうよ。」
てか、そもそも冒険者同士の戦闘で卑怯とか関係あるのか・・・?
「ふんっ、そんな甲冑の化け物、燃やしてしまえばいい!! 火球(ファイアーボール)!!」
そう言って杖から出してきた火の玉。かなりの熱量だから喰らったら一溜りもないな。
まぁ、戦車(チャリオッツ)には無意味だけど。
俺の思考に反応した戦車(チャリオッツ)が動き、炎を切裂き、レイピアに纏わせて壁に投げつけた。
男爵の顔型に壁に貼りつく炎、ギャラリーは唖然としてるな。
「な・・・・、炎を斬れるだと!? 何だその剣技は!!」
「企業秘密だな男爵。さぁ、早くしないと俺の戦車(チャリオッツ)に串刺しにされるぜ?」
そんな会話の間にも戦車(チャリオッツ)は攻撃を繰り返し、男爵は回避を繰り返す。
あのべムみたいな魔物も反応出来なかった戦車(チャリオッツ)の速度に反応して回避出来るって事は、男爵のランクは最低でもBはあるのかな?
「くっ、ならば切裂けない程に炎を薄く広げればいい!! 火球(ファイアーボ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ