暁 〜小説投稿サイト〜
兵隊の集め方
第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
ですね」
「どうするのだ?」
「とりあえず大卒で職にあぶれている者に好条件を提示して誘います」
 これが首相の提案であった。
「そのうえで下士官に部内試験を受けさせて昇格させます」
「それですが」
 だがここで横から防衛大臣が言ってきた。彼もスーツである。文官であるということだ。
「下士官は将校の仕事を厄介なことだと考えている者が多く」
「そうなのか」
 それを聞いて驚いた顔になる王だった。
「そんな考えがあるのか」
「そうです。ですから部内から上がる者は少ないのです」
「では。彼等の条件もよくしよう」
 首相は彼等に対してもこう言うのだった。

[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ