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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉26話「美しい光弾が飛び交う夜」
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あ、よく見たらここの家アリスの家じゃん。どうやらずっと家の近くでのんびりしていたみたいだ。
「どうするの?戦うの?」
「う〜ん、ちょっと休ませて。」
これで「わかったわ」って笑顔で言ったらいい人確定だよな。でもここは幻想郷。すぐに戦うのがオチだよな〜。
「わかったわ、気が済むまで休みなさい。」
そうだよな〜、結局すぐに・・・え?
「・・・いいの?」
「当たり前じゃない。友達でしょ?」
ああ、なんていい人。もう少し俺がちょろかったら惚れてたかもしれない。
「・・・ひとつ聞きたいんだけど。」
アリスが少し小さい声で質問してきた。
「なに?ああ、お菓子持ってないかって?持ってないよ?」
「違うわよ!なんでこの状況でそんなこと聞かないといけないのよ!」
ツッコミのキレがいいな。けっこうおもしろい。
「その子たちは何?」
目線は、頭に乗っている人形たちに向けられた。
「俺のペットみたいなの。」
「・・・もしかして、自立・・・しているの?」
「ああ、そうだ。」
なるほど、それを聞きたかったのか。・・・お〜い、アリス?アリスさん?どうしてそんな魂が抜けたような顔をしてらっしゃるので?
「・・・ま、まあ、ゆうみの能力ぐすっ、からかんがえぐすっ、たらおかしくもぐすっ、ないわよねぐすっ」
涙を目にすごい溜めて言った。どうやら自立人形を先越されて作られたことを悔しく思っているらしい。
「・・・ところでさ。」
話を変えた。
「何よ。ぐすっ」
かわいすぎる。
「もしかして、戦闘に使う人形の中に、俺が作った人形もある?」
「あるわよ?それがどうかしたの?」
・・・ああ、やっぱり。よし、こうなったら使う手段は一つ。
「さよーなら!」
こんなこともあろうかと地面に仕掛けておいたスキマを開いて逃げる。逃げるが勝ち!
「ええっ!?逃げるの!?」
そりゃそうですよ。仮にも自分が丹精込めて作った人形を自分で攻撃するって罰ゲームか何かですよ。なんか敬語になっちゃったけど、そういうこと。
「じゃ〜ね〜、またいつかあいましょおぉぉぉぉぉぉぉ」
「・・・行っちゃった。あら?魔理沙。」
「よう、裕海は逃げたみたいだが、先にお前を倒すぜ!」
「まったく・・・かかってきなさい。」



そのころの霊夢

「覚悟、天狗!」

神技「八方鬼縛陣」

「えっちょっあやああああぁぁぁぁぁぁぁあああああ!」



スキマは人里につながった。ああ、疲れた。あ、結構人がいるな。
「あーっ!ゆーみくんだー!・・・と、お人形さん!?」
しばらく会っていなかった子の声が聞こえた。
「橙、久しぶり。ほら、2人とも。あいさつして。」
「きらちゃんだよ〜!」
「ほたるちゃんだよ〜!」
「「2人そろって!」」
「「・・・・・・
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