暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第十六話 Energy Mine Ruins
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のことはある…今度はこちらから行くぞ!!」

アルマージは丸まるとエックスに向けて突進してくる。
突進を回避するエックスだが、アルマージは壁にぶつかると反射し、縦横無尽に動き回る。
壁や地面、天井にぶつかる度に部屋が揺れ、エックスの動きを鈍らせる。
更にアルマージは転がりながら四方にバスター弾を撃つ。

エックス「ぐっ!!」

動きが鈍っていたエックスはバスター弾を受け、硬直する。
それを狙い、アルマージが体当たりをエックスに喰らわせる。

エックス「ガ…ッ!!」

体当たりをまともに受けたエックスは勢いよく壁に叩きつけられた。

アルマージ「我の突進を受けながらまだ生きているとはな…」

内心驚きながらも額のバスターをエックスに向ける。

アルマージ「だが、これで終わりだ。さらばだエックス!!」

バスターにエネルギーが充填されていく。
エックスに向けてバスターを放とうとした瞬間。
2つ漆黒と橙の影が乱入した。

ルイン「グラウンドブレイク!!」

ゼロ「アースクラッシュ!!」

ナックルバスターと拳が地面に叩きつけられ、火柱と衝撃波がアルマージを襲う。

エックス「ゼロ…ルイン…」

ルイン「セーフ、何とか間に合ったね!!」

ゼロ「どうしたエックス?随分と苦戦したようだな。ボロボロじゃないか」

エックス「君達だって…まさか、オクトパルドとクワンガーを倒した後、すぐにここに来たのか?」

傷だらけのアーマーを見れば、治療を受けていないのは明白。
それなのに助けに来てくれた2人に嬉しいと思う反面申し訳なく思う。

アルマージ「ゼロ…ルイン…お前達まで来るとはな」

グラウンドブレイクとアースクラッシュを同時に受けたにも関わらずアーマーが少々焦げている程度のアルマージが煙から出て来た。

ゼロ「相変わらず出鱈目なアーマーだな」

ゼロの最強の技であるアースクラッシュとパワー重視の形態であるFXアーマーの最大の技だというのにも関わらずアーマーに焦げ目がついた程度だ。

アルマージ「ゼロ、ルイン。お前達も倒すように命令されている」

ルイン「それはシグマの命令?」

アルマージ「無論」

ルイン「そう…なら言葉はいらないね!!」

チャージしたナックルバスターをアルマージに叩き込もうとするが、アルマージの盾に阻まれる。

アルマージ「温いぞ!!」

ルイン「くっ!!」

額からのバスターを受け、のけ反る。

ゼロ「離れろルイン!!」

牽制のためにバスターを連射するゼロ。

アルマージ「その程度…」

アルマージを球状のバリアが包み込み、ゼロの放ったバスターを防ぐ。
そして…。

ゼロ「!!?」

アルマー
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