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NARUTO -もう一人のうちは-
第6話 天火明命(あまのほあかり)
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ているようである。その口ぶりは、一連の出来事は自分たちが関係していると感じさせるようなものであった。

「じゃぁ、こちらも一言言わせてもらおう。『やはり君たちの仕業だったか』」

「なんでこんなことするんです !」

「そーだそーだ ! 女の子がかわいそうだろ !」

「てめーはこんな時でも女のことしか頭にねーのかよ ! まぁ、それはいいとして、てめーらの目的は何だ ?」

四人は二人に問いかけるが、二人は急に印を結び始め、拳を振り上げる。
どうやら質問に答える気はない――――というよりも四人を倒してしまおうと考えているのか…。

「「土遁・土崩れ(つちなだれ) !」」

二人の目の前から大量の土が噴出し、五人に向かって降りかかる。

「皆 ! 高い所に移動するんだ !」

ヤマトがそう指示すると五人は一斉に建物の屋根の上に飛び乗り、二人もそれに合わせて屋根の上に移動。だが、状況は変わっていた。



今、ヤマトの目の前にいるのが金髪の大男であり、ダンテ、ラオ、マヤ、ミスナが対峙するのが茶髪の男であった。
「俺は、こいつを殺る。お前はその三人、否、四人を始末しろ」

「りょーかーい」

「そうか……、さっきの土遁の術は !」

ヤマトは眉間に皺を寄せ、しまったと今にも言いそうである。
先程の二人の術は五人を土の中に埋めるために使ったのではなく、上忍と下忍達を引き離すために行ったのだ。激流の様に迫りくる土から一刻も早く逃れる為には自分のいる位置から最短で飛び乗れる建物の高いところに移動しなければならない。そこを彼らは利用したのだ。

「皆 ! 気をつけろ ! こいつらは只者では、クッ !」

キン ! と甲高い金属音が響く。
金髪の大男はクナイを持ち、ヤマトの頸動脈を狙いに行き、それをヤマトは間一髪のところで右手で持っているクナイで食い止めている。ヤマトも実際只者ではない。暗部時代に数々の修羅場を乗り越えている。とっさの対応にも慣れていた。

「ほーぅ。幾らかはやってくれそうだな…。俺を楽しませてくれよ…… ?」

「楽しませる時間を与えてやるつもりはないけどね」








「んま、悪く思わないでくれよ。これも命令だからさ〜」

茶髪の男は懐から千本を取り出し、四人に向かって投げつける。だが、千本はダンテに全て弾かれる。ダンテの両眼は既に写輪眼となっていた。

「(どうしよう……、ミスナさんをこんな危ない戦場に居させる訳にもいかない……)」
「誰か、ミスナさんを安全な場所へ ! 」

「じゃぁ、僕が連れて行こう」

ダンテは戦闘に入る前にミスナのことを心配していたが、ヤマトはちゃんと手を打っていた。目の前に現れたのはヤマトであるが、ヤマトは
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