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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
拠点フェイズ 公孫賛 荀ケ 賈駆 一刀 趙雲 劉備
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  ―― ??? ――




「……報告を聞こうか」

 ――――――――――

「……そうか。引き続き、頼む」




  ―― 公孫賛 side 洛陽 ――




 私は奮武将軍・薊侯、公孫賛伯珪である。

 ………………あああああああああ!
 恥ずかしすぎる!

 何だ、この身に余りまくる称号は!
 私が将軍位? しかも薊侯!?

 正直、自分自身が自分で信じられない……
 私には、それだけの実力があるわけでもないのに!
 昔から普通普通言われて、才能がある桃香に負けないように必死で仕事をしてきただけなのに!

 北の烏丸から民を守っていたら、それを認められて北平を任せられた。
 我が世の春だと思っていたら……桃香や盾二たちが訪ねてきて、よし任せろと請け負ったら、私より有名になるほど活躍して。

 星との兼ね合いが難しいなと思っていた矢先に、黄巾が蠢動。
 これを機に桃香たちを独り立ちさせたら、あっというまに刺史にまでなった。

 桃香や盾二達の実力を考えれば当然だから、それはいい。
 
 けど、黄巾でも大した活躍もできなかった私が。
 連合でも劉虞に騙されて参加した挙句、途中で離脱して劉虞と戦った私が。

 なんでこんな理不尽なほど過分な恩賞を受けているのだろうか。
 私は全く何も出来なかったはずなのに……

 連合で功があった曹操が、献帝陛下の後ろ盾になった。
 各諸侯も、功に見合った恩賞を受けた。
 それはいいんだ。

 けど、桃香たちが……ほとんどなにも恩賞を受けていないのはどういうことなんだ?
 水関を単独で落とした功績はどうなったんだ?
 私が連合を離れた後に、大失態をしたのだろうか……?

 私は今、献帝陛下への御礼と、朝敵とはいえ皇族の一人であった劉虞を討伐してしまった赦免の為に、洛陽に来ている。
 平原の城から見つかった多数の金品を、陛下に返上するためでもある。

 ちょうど私が洛陽に到着した頃、劉虞討伐軍は解散したようだ。
 諸将が、それぞれの領地に帰ろうとするのと入れ違いに洛陽に入った。

 その時、ちょうど麗羽の軍がいた為に挨拶しようとしたのだが……

「あ〜ら。これはこれは。今をときめく薊侯、公孫賛伯珪殿じゃございませんこと。幽州のみならず平原周辺まで領土を広げられたそうですわね。おめでとうございますわ! で・す。が! 冀州(きしゅう)は、元より私の領地! 精々、劉虞のような非道な真似をしないように、お気つけあそばせっ!」

 一方的に捲し立てられて、そのまま去っていった。

 私は、北平での窮地を救ってくれたことを感謝しようとしていたのだけど……一体どういうことなのか。
 
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