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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
024 翻意の≪閃光≫ その2
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「ウェールズ殿下、とりあえず──っ!?」

「……余計な事をしてくれる」

「ワルド子爵──いや、ワルド。お前は何をしていた?」

倒れているウェールズ背負おうと膝を曲げようとした瞬間。風の刃──恐らく“エア・カッター”が飛んで来た。だが、それは見聞色≠ノ依って判っていたので、当たる訳も無く普通に避ける。……ギリギリだったがウェールズ殿下にもワルド子爵の魔法は当たっていない。

顔を腫らし、最初の精悍な顔付きの面影は全く無く、ワルドは俺に怨嗟の声を投げ掛けながら立ち上がって来た。……そこらの破落戸なら武装色≠ナ殴られたら大体1発でノックアウトするが、そこは腐っても軍人。俺の拳が当たった瞬間に、意図的に後ろへと跳んだのだろう。

「見て判らなかったかい? アルビオンの王子を殺したんだよ」

「……それは残念だったな。ウェールズはまだ生きてるぞ」

表面上は取り繕っているが、俺の内面は絶対零度もかくやな温度で充たされていた。ワルドに対する認識がいけ好かないヤツ≠ゥら倒すべき敵≠ノシフトチェンジしていくのが判る。

(ああ、だからユーノは……)

ユーノがワルドの事をどことなく冷ややかな目で見ていた理由が判った。言ってくれれば≠ニは思わなくもないが、あの時は証拠も無かった事だし、ただ単にワルドは裏切り者だと言われたとしても、俺はそれを信じなかったかもしれない。……だから、それは仕方ないのかも──と云う事にしておく。これ以上考えても推測にしかならないし。

「こん…はずじゃ…かっ…」

「何を言っている」

「思えば君の所為だったんだ! ……ルイズに魔法を使えるようになんかするから、僕の計画に狂いが生まれたんだよ!」

ワルドは怨嗟の声をそのままに俺へと吠える。

「僕はトリステインの様な小国の隊長なんかで満足する気なんか更々無い。その為にレコン・キスタに入ったんだ! ……それに、君さえ居なければ、ルイズ──ルイズの虚無≠ヘ僕のものだったんだ!」

最早、ワルドのそれは子供の癇癪に等しかった。

「ご高説どうも。だが無意味だ。……仕事だデルフリンガー」

<応よっ!>

“剃”の速度でワルドに肉薄し、ワルドの首と胴体をザクン、と泣き別れにさせてやる。……が、ワルドの身体は霧散した。

「遍在≠セった──」

――バチィ

そうごちり切る前にいきなり現れる胸元の違和感と俺の血に染められていない°竦Fの刃。……そして、その傷口からスパークを漏らす俺の身体。

「何故だっ!? 何故血が出ない!?」

……模擬戦らしい模擬戦はドライグとしか行っていなくて、自身でもすっかり忘れていたのだが、“ゴロゴロの実”を食べて以来殆どの物
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