暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第69話 残りの聖剣
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
シュ〜。
「ん〜、逃げましたか。彼が咄嗟に叫んだのが甲をなしたようですね。とは言え、無傷では無いでしょう。しかし、偶然、仕掛けた爆弾を斬ったからとは言え、彼らをすぐ人間爆弾だと判断する思考力はなかなかですね。流石はあの士騎冬夜の弟と言った所ですかね…」
「お前が終始、ニヤついてたからバレたんじゃねえのか?」
「おや、ベルさん」
「たく、せっかく久々に歯応えのある奴を斬り刻めると思ったのに!お前が手を出させねえんだもんな!」
「すみませんね。ですが、せっかくの良い素体をバラバラにされるのは勿体無いですからね」
「たく、悪趣味な奴だぜ」
「ベルさんも十分悪趣味ですよ?」
「かもな。って言うか、そんな事はどうでもいい!俺にも何人かよこせ!」
「でしたら、公平に分けましょうか?」
「しゃあねえな。じゃあ、あの十字具(クロス)使いを貰うぜ。ちょうど一緒だしな…」
「確か、お知り合いでしたね。本当に悪趣味ですね…」
「そう言う奴ほど、斬り刻んだ時の感触は格別だからな」
「まったく…あ、でしたら急いだ方がいいですよ。あの二人も動き出しましたからね。特に彼は同じ十字具(クロス)使いとしてあの二人と戦いたがっていましたからね」


「ハァ、ハァ、ハァ…」
「…ライ君、大丈夫?…」
「……ああ」
クソ、まさか爆弾を仕込んでいたとはな!
あの明日夏って奴の叫びを聞いて咄嗟に離れなかったら、今頃、爆発の餌食だった。
「……皆とはぐれちゃったね…」
ユウナの言う通り、さっきの爆発から逃れたのは良いが、他の連中とはぐれてしまった。
「……ッ…」
「ん?どうした?」
「……ごめん、あの爆発でちょっと足を…でも、このぐらいならすぐ治るよ…」
「……そうか」
ユウナの足に爆発による火傷があったが、ユウナの言う通り、俺達のあの体質ですぐ治るだろう。
「お、見〜っけた♪」
『ッ!』
突然、第三者の声が聞こえ、俺とユウナは声がした方を見る。
「チャオ♪」
木の枝に乗って、ふざけた挨拶をしてくるさっきの死人じゃない生きている神父がいた。
年は俺達とそう変わらないだろう。
「……はぐれ神父か?」
「ま、お前ら的にはそうなるのかな♪俺、クロト♪」
「……クロト?ッ!クロト・シャルガか!」
「ピンポ〜ン♪」
クロト・シャルガ、教会から追放された俺達と同じ十字具(クロス)使いの教会の戦士(エクソシスト)。
数少ない十字具(クロス)使いの中でも上クラスの使い手だった男だが、戦闘をゲーム感覚…いや、ゲームその物と思っている男で、ゲーム感覚でやってみようと言う軽い気持ちで仲間殺しを行った男。
「シシシ、同じ十字具(クロス)使いのお前らと戦ってみたかったんだよな♪」
奴はそう言うと十字架を取り出し、槍に変えた。
「……モデル・スピア
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ