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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第67話 出やがったな!
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「よお、悪魔君。……ん?何でだい?……なるほどねぇ。急用じゃ仕方ない。……いやいや、気にしなくて結構だ。また改めて指名させて貰うよ。じゃ…」
ピッ。
「はぁ、悪魔がドタキャンねぇ……よお…」
「………」
「一人寂しい俺に…付き合ってくるかい?」
「フッ……寂しがる様なタマか?あんたが?」
「フッ…」


俺達は今、町外れの教会(レイナーレ達が居着いていた)で神父服に着替えていた。
理由はフリードとベルって奴が神父狩りを楽しんでる節が見られた為、誘きだすのに最適だと判断した為だ。
「悪魔が神父の格好なんて…」
「抵抗はあると思うけど…」
「……目的の為なら何だってするさ…」
着替え終わった所で今後の行動と行動範囲の取り決めを行う。
「全員で動くのは非効率だ…」
「そこで二手に別れる…」
「じゃあ、俺達は町の東の方を…」
「私達は西側を担当するね」
「何かあったらそちらはイリナのケータイに…」
「そっちはイッセーのケータイに連絡すると」
決まった所でゼノヴィアがイッセーに話し掛ける。
「ああ、兵藤一誠、君に言い忘れていた事がある」
「俺に?」
「多少は世話になった礼だ、教えておこう。白い龍は目覚めているぞ」
「ッ!?」
……白い龍(バニシング・ドラゴン)…二天龍の片割れ…。
いずれイッセーが戦う宿命にある存在。
「……あ、ああ、ありがとう…」
イッセーは礼を言うなり、何かを思案し始めた。
……すでにドライグから聞かされている様だな。
「では…」
♪〜♪〜。
っと、行動を開始しようとした直後、俺のケータイが鳴る。
兄貴からであった。
「……すまない…」
……このタイミングで…嫌な予感がする…。
「……何の様だ、兄貴?…」
『うん、実は…』
俺は兄貴から聞かされた内容に思わず仰天してしまった。
「……マジかよ!…」
『……うん。だからもし、出会う事になったら気を付けてね…』
「……ああ、分かった。すまない…」
そこで通話を終える。
「冬夜さん、何て?…」
「……ある厄介な男がコカビエルに協力しているって言う情報をな…」
「え?」
「誰だね?…」
「……俺も資料でしか知らないが…カリス・パトゥーリア…はぐれ賞金稼ぎ(バウンティーハンター)だ…」
「え?賞金稼ぎ(バウンティーハンター)にもはぐれっているの?」
「……悪魔やエクソシストよりは少ないが、いるにはいる。他人の手柄を殺してまで奪ったり、手柄の為に不必要な殺しを行ったりした奴がはぐれに認定される。もっとも、本当に少ないけどな…」
「何でだ?」
「……単純にメリットが無いに等しく、デミリットしか無いからだ。賞金稼ぎ(バウンティーハンター)の連中のほとんどがメリットが多、デミリットが少を信条にしてるからな。そして、
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