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『曹徳の奮闘記』改訂版
第二十七話
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…分かった。その運命、見事に撃ち破ってみようじゃないか」

 俺は二人に笑う。

「頑張ってね」

「期待しておるぞ。おぉ、忘れていた。一つ、お主に頼みたい事があるのだ。入って参れ」

カチャ。

「もう話は終わったのですか卑弥呼様?」

「うむ。王双、紹介しよう。邪馬台国の女王である台与だ」

「邪馬台国女王の台与です。よろしくお願いします」

 彼女――台与はそう言って俺に頭を下げた。

「………マジか?」

「本気と書いてマジじゃ。彼女は我々と共に邪馬台国からついて来てきたのじゃが、我々はだぁりんのところに行くのでな。だぁりんの手助けをしてやらねばならぬのだ」

「……あんたらの関係者か?」

「違うわぁん。彼女はれっきとしたこの世界の住人なのよぉ」

「……明らかに世代が違うんだけどな……」

 まぁそこは外史か……。

「済まぬが……出来れば彼女を邪馬台国にまで戻してほしい。我々ではどうする事も出来ぬのでな」

 卑弥呼がそう言う。

「……分かったよ。出来るだけ早めに帰すよ」

「ありがとうございます王双様」

 台与が頭を下げる。

「王双じゃなくて長門でいいよ」

「それでは私も台与じゃなくて雪風と呼んで下さい」

 ほぅ、日本にも真名はあったのか……。

「それじゃあ私達は行くわねぇん」

「元気でな台与、王双よ」

「はい」

「あぁ」

「ブルウゥゥワアァァァァァーーーッ!!!」

「うわッ!!」

 急に貂蝉と卑弥呼が光りだして、光りが収まるといなくなっていた。

「……てか、何でバルバドス?」

『OVAで出たらしいからねぇby作者』

 まぁいいか。

「……七乃にどう説明しようか……」

「??」

 俺の言葉に雪風は首を傾げた。

 ……何気に雪風ってMC☆あくしずの九七式艦攻に似ているな……。







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