叶わない夢、割れない氷
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「こんな奴って何だこんな奴って!」
「こんな奴はこんな奴だ」
グレイの言葉に適当に返し、パラゴーネはワンピースのポケットをゴソゴソ漁り始める。
首を傾げるグレイに、パラゴーネはポケットから取り出した『それ』を差し出した。
「・・・何だこれ」
「見れば解るだろう、鍵だ」
「いや、そりゃ解るけど・・・」
何の鍵かが解らない。
星霊の鍵ではないだろうし(金でも銀でもなく、アンティーク雑貨にありそうな感じの鍵だった)、家の鍵でもなさそうだ(家の鍵には古代文字なんて書かないだろう)。
頭に?を浮かべるグレイの手に無理矢理鍵を握らせ、パラゴーネはグレイを見上げた。
そして、言う。
「その時が来れば、この鍵の使用法は嫌でも解釈する事になる。絶対に失するな」
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