EPISODE13 日常〜鈴編2〜
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――――――ライさんは本当に折り紙がお上手ですね。
――――――ライさんの撫で心地、好きです。
――――――お兄様、折り紙教えてください!
――――――お兄様に撫でられると、私すごく幸せな気分になれるんです。
「!?」
急によぎった光景。しかしまたしてもおぼろげで肝心なことだけ見えない。この感覚は、以前にも感じたことがある。
記憶の断片。鈴と初めて会った時も感じた感覚は、やっぱり間違いじゃなかった。
「ちょっと、大丈夫?なんか顔色わるいけど・・・・」
「大丈夫だ。少し食べすぎただけだから、いずれよくなる」
心配させまいと鈴の頭を再び撫でる。不服そうにしながらも彼女はその行為を甘んじて受け入れた。
・・・・妹。記憶を失う以前の僕には、妹がいたのだろうか。
でも、見たビジョンは二つとも違っていし、人物もちがっていた。しかも片方は僕の名前を呼んでいた。
これはいったいなんなのか。手がかりが増えたと思ったら謎がもう一つふえてしまった・・・・。
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