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Epos27虚無の自由という名の鎖〜The Round table of Authority〜
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†††Sideルシリオン†††

「はじめまして、パラディース・ヴェヒターのランサーもといルシリオン・セインテスト君。特別技能捜査課・課長、クー・ガアプ一等陸佐です」

「本局運用部・総部長、リアンシェルト・キオン・ヴァスィリーサ准将です」

八神家で唯一俺だけが本局へと呼ばれ、クロノと共に本局へと赴いた俺は、そこで捜索している“堕天使エグリゴリ”の1機、氷浪の鏡リアンシェルト・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリアと再会してしまった。

(ある種の予感はしていたんだ。キオン・ヴァスィリーサ。発音が少々違うが、ニヴルヘイム語で雪の女王という意味だ・・・)

ガアプ一佐に続いてリアンシェルトが1歩寄ってきたことで、「っ!」俺は思わず後ずさってしまう。クロノが「どうした?」と怪訝そうに訊ねて来たため、「いいや、なんでもない」と深呼吸1つ。クロノと同じような目を向けて来ているガアプ一佐に「はじめまして」とまずは挨拶して、頭を下げる。

「ルシリオン・セインテストです。俺に何か用があるとのことですが、なんでしょうか?」

「とりあえずは場所を変えましょう。セインテスト君。あぁそれとハラオウン執務官。あなたは近くの休憩所にでも残ってちょうだい」

勧められるままに廊下を歩こうとした途端、ガアプ一佐がクロノに居残りを命じた。上官命令だからと言って「出来ません。彼の身柄はまだアースラ預かりです」クロノは引き下がることは無かったが。クロノとガアプ一佐の視線がぶつかり合う中、「下がりなさい」とリアンシェルトが告げた。

「っ・・・。納得のいく理由を教えて頂けないでしょうか、キオン・ヴァスィリーサ准将」

リアンシェルトの桃色の瞳に見詰められたクロノは一瞬たじろいだが、それでもなお懸命に立ち向かう姿勢を崩さない。リアンシェルトは「伝えるのが遅くなりましたが」とクロノの面前に1枚のモニターを展開。表示されている何かを読んだらしいクロノの目が見開かれた。

「なぜ八神家の身柄が運用部預かりに変更されているのですか・・・!?」

「判りましたか? すでにパラディース・ヴェヒター・・・八神家の身柄は運用部預かりとなっています。今はまだ解決直後ということもあってアースラスタッフであるあなた達に八神家を預けていますが、セインテスト君だけは少々特別な立ち位置ですので、先に来てもらいました」

「そんな勝手が通るとでも――」

「通るでしょう。手続きは済み、承認も済んでいるのですから。では改めて命じましょう。ハラオウン執務官、あなたは残りなさい」

「くっ・・・! 了解しました。ルシリオン、すまないが僕はここまでのようだ」

悔しげに両手を強く握り拳にしたクロノ。確かに連中のやった事は横暴だな。しかし「ま、上官命令なら仕方ないだろ。ちょっ
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